ピアノ教室のなにげない日常日記

ピアノの先生でおばさんな「若芽」の、なにげない日記

ディヌ・リパッティ

2012-07-02 23:48:26 | 楽譜・CD
 先日、たまたま図書館で、夭折の天才ディヌ・リパッティの「ショパンワルツ集」を借りた。ディヌ・リパッティの名前くらいはわかめも知っていた。だけど、借りたのは特別目的があってのことじゃなかった。たまたま目に付いたから、という程度だったわけだ。
 「華麗なる大円舞曲」とか「子犬のワルツ」などは超有名な曲だし、わかめもよく弾く。けれど、今まではリサイタルやCDなどで、自分の感覚とぴったり合った演奏を聴いたことがなかった。
 聴きはじめてしばらくは、かなり好みかも、とか思っていた。しかし「子犬」が始まって、驚いた。なんと、わかめならこう弾きたい(自分のテクニックが及ばない部分は無視)という理想の演奏が聴こえてくるじゃないか。
 それ以来、すっかりリパッティの虜(とりこ)である。
 で、早速、借りてきたCDは図書館に返し、リパッティの主要な録音のほとんどが収録されているという7枚組のCDを買ってしまった。

<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&nou=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=wakamemedaka-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&ref=tf_til&asins=B00166QKJW" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>

 古い録音(1950年前後らしい)なので、ノイズがはいったり、ピアノコンチェルトの中には、オーケストラの音が歪んでいるものもあるのだが、ピアノはかなりクリアに聴こえるし、音質など気にならないほど素晴らしい演奏なのである。
 聴いているうちに、優しさに包まれている、という気がした。



エキエル版のノクターン集

2011-01-19 23:40:33 | 楽譜・CD
 ノクターン13番にどっぷりハマっているという話は、以前も書いた。で、いまだに熱が醒めず、思わずエキエル版のノクターン集(英語版)を買ってしまった。
 そのエキエル版が今日届いたので、まず13番をざっと弾いてみたのだが、今までどう弾こうか迷っていた箇所が、一発で解決だよ。やっぱり、楽譜は大事だね。
 もちろん、好き嫌いはあるだろうが、わかめはエキエル版は結構好きだな。
 これで、一層、この曲に嵌りそうなわかめである。発表会の講師演奏の曲を練習しなきゃならないんだけど(笑)。


ダン・ダイ・ソンのCD

2010-07-20 14:28:57 | 楽譜・CD
 普段、CDはあまり聞かないのだが、勉強のために聴くことはもちろんある。ショパンのソナタ第3番のCDはアルゲリッチのを持っているのだが、あまりに情熱的で自由奔放すぎて、まったく勉強にならない。演奏としてはすごく好きなのだが。
 というわけで、このたび、ダン・タイ・ソンのCDを買ってみた。全体としては、正統派で端正なショパンという印象。アルゲリッチを聴いているせいか、もう少し情熱的でもいいんじゃないかと思う楽章は、確かにある。
 しかし、ソナタ第3番の第1楽章は、文句なく素晴らしい。楽譜に忠実なので、音の処理の仕方が非常によくわかる。テンポも程良い。音のバランスもスローな部分の歌い方も、わかめの好みにピッタリ。どうでもいいことだが、わかめが音を間違えて練習していたことも発覚(笑)。
 で、以前からゴチャゴチャと書いていた演奏時間だが、ダン・タイ・ソンは繰り返しありで13分。1カッコまでが4分なので、繰り返しなしだと9分ということになる。わかめの目標タイムは9分30秒くらいというところかな。
 イメージも膨らんできたし、がんばって練習しなくては……。と思っているのだが、レッスンで、ショパンのエチュードを2曲、教えることになったので、先生としては弾けるようにしておかねばならず、先週からそっちを練習中。というわけで、ソナタまで辿りつかない日々である。


月刊CHOPINを買ってみた

2010-05-07 20:13:49 | 楽譜・CD
 月刊CHOPIN4月号にナショナルエディションの特集があるというので、買ってみた。そしたら、5月号にソナタ第3番の記事が載るというので、それもついでに買ってみた。
 わかめはね、ナショナルエディションはショパンコンクールの推奨楽譜だと聞いてたので、なんとなく、誰もがエキエル版を絶対視してると思っていたんだが、読んでビックリ。エキエル版は、今まで出版されている楽譜(パデレフスキ版とかさ)とは、音や譜表の書き方がかなり違っているようで、プロのピアニストや教育者の方々からは、あんまり重要視されてない、という印象である(もちろん、エキエル版を重要視しているピアニストの方もいると思うけど)。
 わかめの練習しているソナタ第3番は、エディションの違いが目立たないらしく、だからなのか、エキエル版が他の版とは音が違う、なんてことには全く気付きませんでしたよ。前に、別の楽譜で練習してた時にはどうやって弾くのかさっぱりわからなかったところも、エキエル版を見るとよくわかるので、非常にいい楽譜だと思うんだけどなあ。まあ、前に使ってたのは春秋社版だから、比較にならんかもしれんが(笑)。
 慣れ親しんでいた曲の場合、音が違っていたら、違和感があるかもしれんね。でも、ソナタ第3番に関しては違和感はないので、このままエキエル版で練習を続けます。



エキエル版

2010-03-10 10:38:01 | 楽譜・CD
 ここのところ忙しくてちっともピアノの練習ができないのだが、今年こそ、ショパンのソナタを真面目に練習するべきじゃないかと思って、気分を盛り上げるために、思いきってエキエル編ナショナル・エディションの楽譜を購入した。ソナタと一緒にエチュードも買ったので、2冊で1万円弱である。これだけ散財したのだから、がんばって練習しなければならないのだが、昨日今日の春の大雪の雪かきのせいで、疲れちゃってとてもショパンのソナタという気分ではないのだった。発表会も近づいてきて、講師演奏の練習もいよいよ真面目にやらなければならないし、ショパンは4月からかな。
 いや、しかし、ちらっと見ただけだが、さすがな感じが滲み出ている楽譜であった。わくわくするね。