最近、珍しくピアノを真面目に練習しているので、指がイイ感じになってますよ。やっぱ、練習してると指さばきのキレが違うね。
ショパンのソナタ第3番第1楽章の暗譜はかなり安定してきたのだが、調子に乗ってうっかりテンポを上げてしまうと、音をつかみきれなくなった指が浮いてしまい、迷子になるのだな。とにかく、片手練習とかゆっくり練習とかリズム練習などを地道にやります。
自分の解釈が世の中と大きく隔たっていたりするとマズイので、ほぼ一年ぶりにCDを聴いてみた。以前は何を弾いているかさえ把握できなかったアルゲリッチの演奏も、細部までちゃんと聴きとれて感動(笑)。それにしても、繰り返しありで11分を切るというスピードは尋常ではないね。さすがに少しせわしい感じである。
あと、ダン・タイ・ソンのCDがどうしても見つからないので、仲道郁代の演奏も聴いてみた。こちらは繰り返しありで13分20秒くらいなので、普通のテンポという印象。
テンポがまったく違うのだが、それぞれ勉強になりました。強弱とかアゴーギクとかね。
レッスンで生徒さんたちには、音が飛んでいるところは指をそこまで移動させるのに時間が掛かるのだから慌てないで弾きなさい、と言っているのだが、自分はテンポ通りに弾こうとしていたことに気付いたり。フォルテを際立たせるためには、やっぱりピアノ(弱く)をきれいに弾かないとダメだと改めて認識したり。これも、レッスンではよく言っていることなんだが。
少しイメージが固まって来たので、余裕の感じられる演奏を目指してがんばります。