ピアノ教室のなにげない日常日記

ピアノの先生でおばさんな「若芽」の、なにげない日記

ピティナのコンペ

2010-06-28 10:22:48 | ピティナコンペティション
 土日にピティナコンペティションの地区予選があった。去年初めて生徒さん二人を参加させた時には、うろたえまくりのわかめだったが、今年は様子もわかってきて落ち着いて指導に臨めた。生徒さんは去年と同じ二人である。
 ピティナの地区予選は、参加人数のほぼ3分の1が予選を通過して地区本選に進める。わかめの生徒さんは二人とも基本的な部分はきちんとできているので、本番で大きなミスをしなければ大丈夫とは思っていた。でもね、ピティナって派手な子がいるんだよ。そういう中で客観的に聴くと、うちの生徒さんのなんと地味なことか。ミスもなく奇麗な音で弾けたのが、却って印象が薄いという気さえして、結果発表までなんとなく不安であった。
 だが、おかげさまで、結果は二人とも予選優秀賞(予選通過)。ホッとした。
 採点は非常に好意的で、去年より高得点だった。審査員が違うのだから同列に考えてはいけないとは思うが、良いに越したことはないよね。

 去年も感じた事だが、コンクールでは、やっぱり派手に演奏したほうが点がいいんだろうね(本当のところはわからんが)。うちの生徒さんは、わかめが大げさな表現が嫌いだから地味になってしまうんだろうか。もう少し派手に弾くべきかなあ。生徒さんの持っている音楽性を考慮しつつ、とにかく、地区本選に向けて新たな気持ちでがんばります!


伴奏は電子ピアノで

2010-06-21 10:49:51 | 楽器
 週末のマリンバコンサートは無事終わりました。わかめがマリンバの伴奏をするのは、体育館や公民館みたいなところが多いのだが、今回は個人経営のお店でのライブだった。ピアノが持ち込めないので、伴奏は電子ピアノである。
 わかめは今、デジピは持ってないんだよね。それで、知人に2週間ほど借りることにした。ただね、以前持っていたヤツは弾いていると指に負担がかかるような感じがして、長時間弾いていると指が痛くなったりしたんだよ。だから今回も、デジピで練習ということには不安があったし、他にも、ピアニッシモが表現できないんじゃないかとか、連打がうまく入らないんじゃないかとか、いろいろ心配だったわけよ。でも、デジピも進化してるんだね。強弱のコントロールには少し慣れが必要だったが、連打なんて生ピアノより反応いいし(笑)。

 ま、でも、久し振りにデジピを弾いて思ったけど、あれはピアノとは別の楽器だね。ピアノを弾くように弾くのじゃなくて、電子ピアノという楽器を電子ピアノの弾き方で弾くべきだよな。
 チェンバロとピアノの違いと似ているかもしれない。この2つの楽器は、形が似ていて鍵盤も同じだが、チェンバロはギターみたいに弦を弾(はじ)いているし、ピアノは弦を叩いて音を出す。発音の仕方が全く違うのだから、弾き方も当然違う。デジピにはデジピの音の鳴り方があるわけで、そういう特性を活かしたタッチが重要なんじゃないかと思ったわけ。今回わかめが借りたのは普通のデジピなので、うんと高級なデジタルピアノは様子が違うかもしれんが。

 あとね、運ぶのは自分たちでやらなきゃならなかったので、それがかなり大変だった。だいたいピアノは普段運ばないもんね。自分の楽器で弾きたいと思うことも多いけれど、やっぱり楽器を運ばなくていいというのは、ありがたいことなのかもしれない。
 ちなみに、マリンバは運ぶ時、一度分解してそれぞれのパーツを車に積み、会場で組み立てる。マリンバ奏者にとっては当り前のことだが、楽譜だけ持って歩けばいいピアニストから見たら、演奏以外のことにも気を遣わなきゃならないのはやっぱり大変だと思う。

 肝心の演奏のほうだが、本番だけに現れる怪しい現象―――たとえば、楽譜のどこを弾いているのか一瞬わからなくなって変な音を弾いてしまうとか―――が一つもなかったわけじゃないが、ノッて弾けたのでまずまずだったと思う。ポピュラーな曲を弾くのには、デジピのほうが弾きやすいね。特にバスの響かせ方とか。


手の調子がイマイチで

2010-06-14 08:30:22 | 肘部管症候群
 わかめの肘部管症候群は発症から8年掛けて、だんだんと症状が改善してきたのだが、ちょっとこの頃、なんとなく手の状態が嫌な感じなのである。
 まあ、今までも、急に右手の痺れ方が悪化して力が入らなくなったり、左手までもが痺れはじめたりなど、ヤバイこともあったから、それに比べたら、今回はまだマシなんだが。具体的には、背中の肩甲骨あたりに痛みを感じたのが、嫌な予感の始まりである。以前、かなり良くなっていた右手が再び麻痺状態に陥った時も、背中が痛かったんだよね。それで、少し神経質になっているのかもしれないが、いつもより手の皮膚がこわばる感じだし、時々、肘が痛いような感じもする。
 今週末、マリンバのコンサートがあって伴奏することになってるもんで、とにかくそれまでは、これ以上悪化しないようにできるだけ努力しようと思う。発症してから6年間も頼りにしてきた気功の先生が、体調を崩されて2年前に仕事を辞められたので、今は万が一の時に駆け込めるところがない。それが、ちと不安。
 発症当時から、気功の先生には、温泉に入って背中に溜まってしまった無駄な水分を出すように、と言われていたので、取りあえず土曜日に、久し振りに温泉に行って汗を絞ってきた。やっぱり温泉に行かなかったのがいけなかったのだろうか。このまま何回か通った方がいいかもしれない。でも、今週は忙しいんだよな。


バロックダンス

2010-06-01 11:15:02 | セミナーなど
 土日に、バロックダンスのセミナーとチェンバロリサイタルに行ってきた。バロック時代の曲を弾くにはバロックダンスを理解することが重要だ、という話はよく聞くが、本当に目からうろこというか、腑に落ちるというか、有意義な2日間だった。
 実は、わかめは若い頃、別の先生のバロックダンスセミナーを経験してあるはずなんだが、全然覚えてないんだよね。でも、今回の市瀬陽子先生(バロックダンス)のお話はおもしろかったし、ポイントが非常にわかりやすかった。
 バロックの曲は、1拍めの音の立ち上がりがはっきりしているが、ダンスでの拍の感じ方がわかると、どうして1拍めの音が立っているのかがよくわかる。バロックに限らず、ほかの曲にも共通する部分があるので、拍感がイマイチの人は、バロックダンスのセミナーが近くで行われる際には、一度経験してみてもいいと思うよ。
 あ、あとね、これもよく言われることだが、同じ3拍子でもメヌエットとワルツは全然違う、ということも一目瞭然だった。メヌエットは、ステップとか身体の上下動が、ワルツとは全く違ってるからね。わかめだって、メヌエットは2小節が1セットだ、ってことくらいは知ってましたがね。