18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

ラグビー

2004-12-06 02:01:17 | スポーツ
 今年で2年目になったラグビーのトップリーグだが、去年の覇者である神戸製鋼はこの週末のクボタ戦を終えて4勝3敗の位置にいる。安定した強さを示すNECやトヨタ自動車に遅れをとっており、トップリーグ2連覇というわけには行かない様子である。

 このラグビーというスポーツ。知らない人からすれば、いったいなにやってんだか良くわからないはずである。前にボールをパスしてはいけないが、蹴るのはOKだとか。押し合いへし合いしていたり、相手がいるところへ敢えて突っ込んでいったりと、、、。ルールのわかり難さからいえば、1位か2位にのぼること間違いないはずである。

 さて、このラグビーのジュニアの指導に、オーストラリアのラグビーの得点王のデビッド・キャンピージ氏が来日したときに、次のような指摘をしていた。「日本の子供はミスをしたとき、そこで動きを止めてしまい、チームのメンバーに謝ったりしている。オーストラリアでは、ミスはラグビーに含まれるもので、ミスは罪ではなくプレーの一要素であると理解されていて、みなそう理解しているので反省を求めたりしない。その代わりに次どうするか、次どうすればいいかを考える。ミスをするとコーチや親の顔色を伺う子供たちが日本には多い。」

 ミスをするな、間違えるな、間違うと、お前はだめな子だ、脱落者だと一方的に責め立てる。「なにくそっ!」と闘志を奮い立たせるための演出なのだろうが、子供はすっごくデリケートな存在である。そんな都合よく理解してくれるものではない。親心が空回りするケースがこれである。まさに過保護。当の両親はそうは理解していないだろうが、大変間違った形の親の介入である。親がやるべきことは、挨拶ができること、感謝できること、何でも簡単にあきらめたりしないこと、それと弱いものいじめしないことである。

 それをどんな風に教えるかはまた後日にするとして、たとえば「弱いものいじめしない」ということを教えるのは難しいものだ。なぜならば今の親の考え方は、「きちんとできないと駄目」という発想でいるから。つまり、ひとつひとつの個を大事に扱わないという考えでいるからである。
たとえばだれもが試験などで100点満点が優秀で、65点が平凡という風に思うだろう。でもそれはあくまでも試験の話であって、その個々の人格まで言っているわけではないし、まして人格なってそんな簡単に評価されるものではないものだ。

 そんな個を評価できない、世間のものさしでしか自分の子供を評価できない親が増えているのではないかと不安である。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿