18年にもなりますか

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まず、ミッションが最初

2006-08-04 23:16:13 | 
 ワタミフードサービスの社長である渡邊美樹氏の講演や著書あるいは雑誌インタビューはかなりチェックしてきたつもりだが、最近あるサイトで見つけたひと言があった。

 普段、この渡邊氏やその他多くの起業した人たちの、起業の原動力、あるいは意義の持ち方はどこにあるのかに関心があったが、そのサイトでは彼の言葉だけではなく彼の生い立ちまた人生観にも触れていたこともあり、彼の原点が分かったように思う。またなぜ起業するのか、そして起業して会社を大きくするのはなぜなのか?についての一つの答えが書かれてあった。

 簡単に紹介しよう。

 例えば、ボランティアで養護施設へ活動に行くとする。さてそこにはどんな意義があるのだろうか?ボランティアだからお金の為ではない、自己満足か?自己満足の為だけに大変なボランティア活動はできるものではない。

 そう、そこには、「使命感」が必要なのだ。その使命感はじっとしていても生まれてくるものではない。人が生まれて成長していく中で、人が生きるなかで、人はどんな使命を持っているのか?ということを少しずつ時間をかけて学んで行くものだ。

 特に欧米ではこの考え方は顕著で、もちろん背後に宗教(キリスト教)がしっかりと根付いているからなのだが、教会へ出かけたり、ボランティア活動をしたりなどかなり身近なところに、そういう”使命”を考える機会がころがっている。サッカーワールドカップ2006ドイツ大会決勝で頭突きをして退場になったジダンに科せられた罰にも、社会奉仕があった。


 この使命、つまりミッションをしっかり意識する。私たちはなぜこれに取り組まなければならないのか?と言うことをしっかり理解することが全てのはじまりであると渡邊氏は言っている。

 そして、ミッションが明確になると、今度はそれを”どんな形にする”のかがヴィジョンである。 つまりこうなりたい、こういうことが出来るようになりたいというのを描く。私たちは往々にして、この”こうなりたい”を最初に考えてしまうから、十分なパワーにならないのかも知れない。例えば「お金持ちになりたい」というのが一つの例。「お金持ちになって、どうするの?」という問いに、「自分の使命を果たすため。」と答える人は何人いるのだろう?殆どの人が、「一生遊んで暮らす、買い物をする、高級ホテルに泊まる、世界一周」だとかになる。別にそれを悪いと言っている訳ではない。ただ起業してちゃんと成功する人はそう考えない。

 そして最後にそれをどんな風に実現するのか?というのが戦略(ストラテジー)である。

 渡邊氏は、これを自分自身の原体験を通じて身につけたと言っている。だから大変簡潔でかつ説得力がある。

 さて、進路のことや就職のことで悩んでいる多くの若い人たち、あるいは、そろそろ転職を考えようとしている人たちにはこの3つの単語はどのように感じられるだろうか?

 改めてミッション、ヴィジョン、ストラテジーを考え直したい。そして本当に意義の感じられる人生としたい。人生の約半分を経過してから気づかされたが、しっかりと受け止めたいと思う。

 まずは、ミッションから。




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