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品位はやっぱり大事

2005-04-26 20:14:25 | 社会・経済
 YAHOOのニュースでライブドアの堀江社長が講演で、我流の経営方法論を展開していたと報道されているが、物事もあまり過ぎると、「品位」を問われないこともない。

 個人間でも付き合う相手を選ぶのとおなじで、それなりの品位を備えていないとやはり付合いきれないし、本腰を入れてビジネスを一緒にやりましょうなんていう気にはなれないのではないかとおもう。

 品位について分り易く例えると、「お金持ちの彼」と付き合っている「彼女」がいるとする。彼は彼女の為にいろいろとしてくれるし、お金持ちだから、結構高級な店にも食事に連れて行ってくれる。高級な店で食事をするとなると彼女はそれなりの店だと考えて身だしなみをしっかりして出かける。しかし出迎えた彼はTシャツ姿。彼は「これが楽だから」と意に介さない。 高級な店にはそれなりのマナーがお客にも求められるモノであるはずだが、彼は「お金持ちのお客」だから自分が一番エライと考えて、我がもの顔で店員をあごで使い、周りからは完全に浮いている状態だったとする。彼女は本気で彼と付き合いつづけられるだろうか?楽しく食事できるだろうか?その時の彼女の気持ちはどんなだろうか?物事にはTPOがあるとおり、その場、その時にふさわしい言動、同伴者への気遣いが求められるものである。

 いくら彼がお金持ちだからといって、あるいは「ルールは自分で作って、自分はそこで神様」となるといっても、品位がついてこないとやはり世間からはうさんくさい奴と扱われるし、付き合おうとするのは、彼本人と付き合うのではなくて、彼の持っているお金と付き合うのである。

 講演での言動が報道されているが、その内容からすれば、どうも堀江社長は、野球の件、今回の件を含めて自らを省みていないようだ。そのような人にしばらくは品位を求めるのはムリだろうし、品位を伴わないで我流でビジネスを進めるのも限界があると気づくまでは誰も本気で相手にしないだろう。普通に考えれば分かる話だが、おそらく彼には分からないままだろう。

 有名になれば「勝ち」だとか、時価総額が高ければ「勝ち」だとか、高校生ではあるまいし、社会の中で「勝つ」ことを分かっていないままでは、孤立するのも時間の問題である。知名度でヤフーを抜くかどうかを、マネーゲームを通じて気にしているというのは、どうかと思う。




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