18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

和歌山毒物カレー事件

2009-04-21 20:10:00 | ニュース
 最高裁の判断が下された。内容は、上告棄却。



 それに対して弁護士は「再審請求」をと考えているらしい。





 はっきりいって、この事件。林被告の写真すら見たくない事件である。





 善良な主婦の顔をして、犯罪者としての表情など、かけらほども見せないが、保険外交員としての知識と経験を駆使して保険金詐欺を働いた。


 



 人を欺くということは、“にんげん”としての品位を落とすものである。本来なら品位が落ちた人間は、顔や表情にそれが出るものだが、林被告は出ていない。







 それほど、“犯罪”というものや反社会的な行為について、全く意に介さない独特の便法を持っているのだろうか。もしそうならこれはとてつもなく恐ろしいことだ。 これが写真すら見たくないという理由である。









 ところで裁判では、「被告はうそを言うもの」と見られている。

 つまり弁護士と被告は、“うそを言っていない”ということを証明しなければならない。しかし、亜ヒ酸の組成が林被告の自宅にあるものと同じだったことで、「だれか別の人が持ち込んだ亜ヒ酸」という言葉が“うそ”と判断された。また、林被告の毛髪からも亜ヒ酸が検出されたことから、「まったく触っていない」という言葉も“うそ”と判断された。他のだれかという物語も、荒唐無稽で“うそ”だと判断された。

 
 林被告は、“自分が言っていることが事実である”、“うそではない”ことを立証しなければならなかった。しかし、それが出来なかった。

 それが出来ない為かどうか分からないが、一貫して“証拠が無い”といい続けていただけである。

 
 
 
 どれだけ声高に叫んでも、“うそをいう”人のことは信用してもらえない。裁判を10年以上やってきたのに、このことは最後まで理解できなかったのだろう。




 林眞須美被告の死刑が確定した。