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あたらしい視聴率

2009-04-09 00:51:00 | テレビ
この4月というのは、テレビの番組がいろいろと入れ替わる時期。しかも視聴者側も異動や入学、入社と生活習慣が切り替わる時期なのでテレビの視聴時間が変わったりするので、普段よりもさらに視聴率予測がままならない時期だと聞く。


さらに、最近ではいわゆるテレビ離れや、裏番組録画が出来るレコーダの登場、ワンセグによる視聴などテレビは生で見るものから、撮り置いてみるものに変わってきている傾向が、機器類の充実と多様化によって顕著になってきているから厄介だ。


なので、どうせなら、視聴者プレゼントを兼ねて携帯電話を使った直接的な視聴率調査でもやればいいのにと思う。





現在のテレビの視聴率はビデオリサーチ社が調査しているが、その視聴率は分刻みで刻々と変化する様子が分かるようになっている。明石家さんまが、その視聴率グラフをみて、誰とのどんなトークで視聴率が上がったのかどうかを見ているという話にもあるように、そういう場面場面での視聴率が分かるほど詳細な情報が取れる。




そういう見方も必要だが、それだけではもはや本来の視聴率を把握しているとはいえないという現実もある。




そのため、ビデオ録画された番組を見ても、パソコンでテレビ番組を見ても視聴率が取れるようにする仕組みも考えられているらしい。当たり前であるが、ビデオリサーチ社は、「視聴率を操作してやろう」とった行為が混じらないように調査データを収集したい。データになんの疑義がはさまれることの無いようにしなければすべてのリサーチが意味を成さなくなるうえに、事業自体が成り立たなくなるからだ。それはビデオリサーチ社の背負った責任だし果たすべき役割だが、そういうことを気にしないでいいのならもっと簡単に視聴率調査ができる。


それが、携帯電話によるアンケート式の視聴率調査だ。機械的で精緻なデータ収集方式、つまりプル式ではなく、視聴者からの直接的申告による、精度や粒度のそれほど高くないプッシュ式による調査だ。



もともと視聴者はそのときの感情でテレビ番組を選択する要素を持っているのだから、このプッシュ式が100%悪いというわけではない。どちらかといえば、ビデオリサーチ社として踏み込めない、グレーゾーンデータを扱うことになるからいままでこういう調査が出来なかったのだと考えるのが妥当だろう。



ならば、テレビ局が自主的にやれば問題ない。ビデオリサーチ社の数字ももちろん必要だが、それだけでは拾いきれないデータを収集するのだ。




テレビ局は大変なコストダウンを強いられている。単純にスポンサーの広告料削減だけではなく、地上デジタル放送のための設備投資もあるからだ。だから、ビデオリサーチ社が新たな視聴率収集をしてもそれをそのまま買うというほどコストが掛けられるのかどうか、難しいところのはず。



ならば、自前での視聴率調査をするのが一番いいんじゃないか?




話はそれるが、以前、ネット犯罪予告があったらそれを警察などへ告知できる仕組みの為に総務省あたりが予算を2億円付けるとかいうニュースがあったが、そのすぐ後に、ほんの2日ほどで、予告.inなるサイトを個人が立ち上げたことがある。

専門家がとやかく言い、膨大なコストと、無駄な時間を掛けて仕様を議論するよりも、さっさと動くものを作ってそこから議論するというほうがよほど成果があがるという好例を見せてくれたが、この視聴率調査だって、四の五の言っている間にやってしまえばいいと思う。




今の時代、なぜか疲弊感が強い。なのにそこから脱出するパワーが不足している。


ご立派な会社に勤めて、高給を取っているからこそ仕事に失敗や、おかしなことが許されず。過度に慎重に、また誰からも責任を問われないようにするための根回しに奔走し。本来やるべきことが遅くなっているのに、それに気づかない人たちが仕事の中心にいるからではないか?

そんな人たちに仕事を任せるよりも、そんな足かせの無いスピード感のある人たちに仕事を任せれば、もっと時代は早くよくなるように思うのだがどうだろう。



テレビ局のお偉いさん、大企業のお偉いさんも、自社の社員よりも社外にすごいパワーとスピードで仕事する人たちが沢山いることを知らないと駄目ですよ。そしてそういう人たちを上手く活用しないと生き残れないことを本当に認識しないと大変なことになりますよ。


どれほど優秀でパワーがあって、スピードがある優秀な人材でも、沈みかかった船は再浮上させられません。そうなってからでは遅いし、そういったパワーがある人たちは、そんな無駄な努力を避けて、さっさと沈めてから改めて船をつくるものですからね。


話を戻して・・・



そんなスピード感のある連中と、さっさと新しい独自の視聴率調査をやってみて、旧来の視聴率調査方法だけに浮かないかおするのをやめたほうがいいのではないかい。

さて、どの放送局が、こういったレベルの決断を“スピード感”をもってやれるのか見ものですな。







コメント
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