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東芝優勝!マイクロソフトカップ

2009-02-08 18:58:35 | スポーツ
 ラグビートップリーグのプレーオフトーナメントであるマイクロソフトカップは、東芝の優勝で幕を閉じた。

 東芝おめでとう!

 既に報道されている通り、今年に入って2度の選手の不祥事で監督が活動自粛する中開催されたこの決勝戦。さてどうなるかと観ていたが、結果は17対6で三洋電機を下し東芝が優勝した。

 快晴の中での試合だったが風が強く、特にグランドでは不規則な強風がプレーの選択肢を狭めた。

 試合全体は東芝のペースだった。途中で東芝が息切れするか、集中力を切らすかして三洋電機に攻め込まれるかなぁと思ってみていたが、今日の東芝は不祥事に関係なく集中力はとぎれなかった。

 常に相手陣内でのプレーは東芝らしいFWが強いラグビーだったし、三洋電機のディフェンスを押し切りスピードとパワーが溢れるプレーがたくさんの見所を作ってくれた。

 一方、三洋電機は“受けて”しまった感がある。攻められたから受ける、だから基本は防戦。しかもこの試合5回以上はあっただろうターンオーバーを生かし切れていなかった。もちろん東芝のしっかりしたディフェンスがあったからだろうが、ターンオーバーからの切り返しのスピードがあまりにも遅かった。

 リーグ戦では相手のプレーを観ながら勝てていたのかも知れないが、今日の三洋電機は意思疎通が上手くいっていない感じがした。強いもの同士が戦うとロースコアになるが、今日もその通りだった。しかし三洋電機には野武士のような強さはなく、受けて守るだけで、ゲインする為のがむしゃらさが見えなかったのが残念。日本選手権ではまた違うプレーを見せて欲しい。




 このような“受けて”しまうプレーが出るのは、常勝するチームに良くある。ひいきの神戸製鋼が強かったときも、前半は受けてしまいリードされ、いつもエンジンのかかりが遅いのが気になっていた。


 今日の三洋電機も同じなのかも知れない。


 ラグビーでは“負ける気がしない”という意識を選手が持つことが良くあるらしい。たとえ試合でリードされていても、なんとなく負けないなという感覚。

 ただこの感覚を持っただけではやっぱり負けてしまう。持ったことをプラスに発想して積極プレーに出ないとやっぱり勝てない。

 
 今日の三洋電機もこの感覚に陥ったのかもしれない。簡単に勝てるとは思っていなかっただろうけども、でも何となく攻め手がやらしくない。ラグビーというスポーツが持つ独特の巧妙な攻め方ができていなかったと思う。


 
 今シーズンのトップリーグ開幕の試合でサントリーと三洋電機が戦って、三洋電機が勝利したがこの時はトニーブラウンのキックを上手くつかったやらしい攻め方だった。

 しかし、今日は違っていた。





 敗因分析は監督と選手にまかせるにしても、“野武士”と呼ばれていたハズの選手が今日は、とてもエリートでスマートなプレーだけをやっているような気がする。




 いずれにしても試合は面白かった。プレーが継続していたし、ミスも少なかったし、風が強くてキックの場面も制限されていたし、ターンオーバーも多かったし。


 
 あと心配なのは東芝が日本選手権に出場するかどうか。既に辞退することを表明してはいるが・・・


 
コメント
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