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将来を考える政治の筈が~ばらまき民主党~

2007-10-08 01:26:25 | 
 民主党が、マニフェストで発表していた、0才から中学卒業までの子ども一人月額26000円を支給するという政策。

 耳にいいマニフェストだが本当にそれを実施してもよいか?


 うちにも子どもがいる。しかも三人。いまこの法案が成立しすぐに至急されれば78000円もの手当が支給される。嬉しい話だ。正直言ってありがたいし助かる。

 でも、そんな問題よりももっと切実な話がある。たとえば保育所にこどもを預けて働きたい家庭、幼稚園と保育所の統括省庁の違いによる矛盾。親子のふれあいが極端に減ってしまっている単身赴任という問題。よい教員が増えず、性犯罪さえ犯してしまう教職員の問題。

 26000円ものお金を支給するのもいいのかも知れないが、個人が解決できない問題にさっさと手を付けて、住みやすい環境を作るのが本来の政治の役割ではないか?


 甘い公約を掲げた民主党。住みやすい、安心して生活できる日本にするための政策が、26000円の支給か?

 日本人の貯蓄率がおそろしいほど高いのは、みんな老後に不安があるからだ。だれも今の年金制度が維持できるとは思っていない。いまも大事だが、働けなくなったとき、動けなくなったときにちゃんと助けてくれるシステム作りが必要なのではないか?

 将来に本当に安心できるというのを分かりやすく、定年になっても、収入を得る方法がなくなっても、生活をしっかり保障するというのがもっとも重要なことではないか?


 動ける人は動く、働ける人は働く。働く事、社会の中でだれかの役に立つことで自分自身の存在価値を実感できることを人は色んな事を通じて理解する。そういう場面を増やしてゆくのも政治。

 また、働けなくなった人をちゃんと受け止めて、しっかりと支える制度や仕組み作りも政治の役割の筈である。


 もっと大局観をもって望めば、いま何をすべきか、何を削り、何を支えるべきか分かるはずである。

 民主党は、ここぞとばかり、耳によい公約や演説を繰り返した。財源もあるというその公約。そんなことをしている場合なのだろうか?

 冷静に見てみれば、民主党の政策で注目されているものは、その時の都合に合わせた「ばらまき」政策だ。つまり、民主党そのものは何も出来ないと認めたに等しい。26000円の支給、農家保護としてのばらまき。

 そんなことをしていると、あちこちから「うちにも!」と言われ「はいはい」と答えばらまき続けなければならくなる。

ちなみに、この政策には5兆円もの財源が必要なのだそうだ。5兆円の使い道、もっと他にあるはずだ。


 自分に甘く囁く人ほど、自分にとって為にならない存在である。特に政治については注意すべきだ。故にわたしは民主党を警戒する。もちろん彼らが下らない、幼稚な連中であったという事実もまだ消えてはいないからなおさらである。