70才。役に立つ話が次々現われる。

世界で最低の日本人の声を改善する方法を95%まで独自に確立しました。

老人ホームは殺人の館か?

2010年02月09日 12時00分43秒 | Weblog

 94才の妻の父をある有料老人ホームに入居させた。

 3年前に300万円以上支払い、月額17万円強の支払いだ。水道、電気は入居者払いで、エアコンなどをかなり使うので、合計月額2万円なんてこともある。要するに最低でも月20万円は必要だ。

 義父は不思議なことを私に述べた。80部屋ぐらいの入居者がいるが殆ど救急車が来ない。しかし死ぬ老人はいる。どこに運ばれて火葬場送りになるのか。

 医療契約している「さ・・病院」に運ばれるらしい。ここから毎週複数の医者がこの老人ホームに出張診療している。様態が悪くなるとこの契約病院に普通の車で運ばれ、死ぬまで隔離されているらしい。ある時、義父がその病院を訪ねると患者はゼロ、看護士は日雇のアルバイトだと言う。しかしなぜかベッドは沢山並んでいた。

 親族の中には毎月20万円以上も老人ホームの費用を負担している家族もある。中には「早く死んでくれ」と心の底で願う人もいるだろう。日本国も老人医療費の増大に頭を痛めている。「早く死んでくれれば助かる」と言う本音もあるだろう。救急車で大病院に運ばれ最終医療で莫大な負担が国・地方自治体・家族にかかる。ある意味で3者両得がこの、さ・・病院だ。

 ある時、老人ホームの職員から「延命処置不要の念書」を本人から取るように言われた。義父に告げると「医者に殺される」と拒否された。老人ホームから、さ・・病院に送りこまれ、殺される恐怖を感じるからだ。現実を見ている義父は、さ・・病院に送りこまれれば生きて帰れないを実感しているからだ。

 老人ホームにも苦しい事情がある。入所金を300万円から500万円取り、死亡して早く部屋を開けて、次のうん百万円がほしい。特に義父のように要支援1では月額十七万円が上限だ。車いすの介護レベルの高い人を入れると30万円を超える。どんどん車いすの老人が増えていると言う。しかも1入居者紹介成立で20万円の謝礼を渡すらしい。どんどん回転率を上げたいのだ。それには現在入居している老人に早く死んでもらうことだ。

 さ・・病院と老人ホーム、ある場合家族の利害が完全に一致している。国も地方自治体も感謝だ。だからメスを入れない。

 他にホームの食事が極端に悪くなっていて、老人と言えども生きていくだけの栄養、カロリーが疑わしい。だから私は、プロテーン、青汁、ビタミン剤、たまには親子丼・卵焼きを差し入れている。訪問医師(さ・・病院)は義父が点滴を希望しても応じない。だからトボトボと歩き近くの医院で治療を受けている。ホームは食事が食べられない老人だけに点滴を施していると拒否された。その食事を100%食しても不足・・・寿命を縮めているのだ。

 仕方なく我々はその老人ホームを退所して一緒に住むことにした。「刑務所のようなところで死ぬよりも家族の下で死にたい」と義父が涙ながらに願うからだ。

 何かおかしい、どう見てもおかしいと私には思える。