下手の横好き日記

色々な趣味や興味に関する雑記を書いていきます。
ミステリ・競馬・ピアノ・スポーツなどがメイン記事です。

降臨の時間

2007-07-08 23:58:15 | ピアノ
ピアノを練習していると、ふと何かが訪れる瞬間があります。
たぶん、ピアノだけでなく、色んな時にそれは起こるんでしょうけど。

今回は、中間部のやっかいな左右合わせ。
右だけを練習し、左だけを練習し、暗譜さえもそこそこに完成した区域。
両手合わせに手こずっていたのですが・・・

今日、意を決して再度両手合わせに挑戦することにしました。
耳と楽譜を頼りに、どんな音楽が楽譜から出てくるのかを確認しながら。

一回目、相変わらず合わない旋律に煩悶しつつ、
もう1度、左右を弾いてみたとき、スポッとハマる感じがしました。
何というか、ジグソーパズルのような感じ。
「あ~、これか」という納得の瞬間です。
もちろん今まで、あ~でもない、こ~でもないと苦戦していた結果なのですが、
この瞬間があるから、ピアノも続けていける感じです。
今日は掴んだその「感じ」を忘れない様、一生懸命練習してました。

ただ、次は8連符&3連符・・・つまり、小節をまたいだ11連符ですから、
覚悟して、取り組まないといけませんね。
でも、あとちょっとで譜読みが終わると思うことは、精神の救いです(^^)

篠田真由美『翡翠の城』

2007-07-07 19:59:39 | 
建築探偵シリーズの第3弾です。

神代教授が帰国し、京介の修士論文も進み始める。
そんな中、『未明の家』の関係者から日光の建築物についての情報が持ち込まれる。
依頼の建物は老舗ホテルの所有する別邸で、京介の論文のテーマにも関係があるらしい。
京介たちは調査に向かうが、待っていたのは欲望と権力と謎に縛られた巨椋一族だった・・・
京介は、異様な建物「碧水閣」にまつわる謎を解き明かすことができるのか!?

今作は『未明の家』同様に「建物」が主役となっていて、
その分「事件」の方は、ちょっと小粒というより些細なことになってます(^^;
何だか、殺された人の影の薄さが気の毒になってくる位に・・・
『未明の家』の明音と娘たちもかなり強いキャラでしたが、
今回の巨椋(おぐら)家の女性たちもかなりの個性派たちです。
その存在感が大きすぎて、事件が思わず霞んでしまうわけで。

だから正直、事件の犯人は?というのも「どうでもいい」ことになってきて、
とにかく、巨椋家の内紛はどう決着が付くのか、とか、
「碧水閣」の謎や当主・真理亜を苦しめる積年の思いは晴れるのか、という興味が主でした。
これはそういうミステリです。まさしく、建物のミステリ。

京介の「憑き物落とし」風、建物と人の心の解明が見事でした。
彼のおかげで、無事に「碧水館」を覆っていた黒雲は晴らされたのですが、
最後の蒼のフォローが心にしみましたね。あれで真理亜は救われたのですよね。

さて、今回は作中に主人公チームの事情の一部がパラパラと登場していました。
蒼って・・・やっぱり・・・たぶん・・・・なんだろうな。
しかし来春からは高校に行くと言っている蒼。彼の成長も気になりますね~。

手ごわい中間部

2007-07-06 23:59:59 | ピアノ
ショパンのワルツ7番も中間部に入っているのですが、
ここがかなりの難関であることが判明。

今までCD等で聴いていたものは、この辺かなりテンポを揺らして弾いてます。
しかし、やっぱりちゃんと弾けてこそ、自由に「たゆたう」ことができるわけで、
今は必死で楽譜とメトロノームと格闘しています。

中間部の最初のフレーズの左右はそれぞれ暗譜したんですが、
どうしても左右がずれながら展開していく部分が・・・合わない!(涙)
右手だけ録音して左と合わせたり、左だけ録音して右と合わせたり、
とにかく音の流れを頭に、いや耳にしみこませないといけませんね。

実はこの曲、中間部を過ぎるとまた繰り返しなので、
はっきり言って、中間部さえ済めば譜読みは終了したも同然になるわけです。
もちろん、その後にさらなるスピードアップやらペダルつけも残ってますが。

しか~し! その中間部がここまで難敵とは!!
しかもこのラスボス(笑)、この上さらに連符モードに進化するらしい!
この第2形態で、玉砕と言うことにならないように頑張らないと。
なんか、ゲームネタばっかですね、昨日から(^^;

部門別研修会

2007-07-05 23:59:59 | 日常
今日は部門別の研修会でした。
結局、たいした準備はできなかったのですが、実りある会になったと信じたい!
今回はなりゆきで私が司会進行になってしまったのですが、
人に話をふったり、その後をフォローしたり、適度に場を和ませたりと、
まあ持ち前のサービス精神を発揮してしまったせいで、ちょっと疲れました(^^;

この研修は、仕事内容に関するある種の技術発表(?)というようなものなのですが、
まだ新人で日の浅い職員もいるので、参考になって良かったかもしれません。
私自身も、「その手があったか!」という発見をさせていただきましたし。
私も、とっておきのスペシャル技(自分だけがそう思ってるのかもw)を発表。
誰かの参考になるといいな~という気持ちです。

もともと私たち職員は皆、かなり独立して仕事をしているんですよね。
共同作業も無くは無いけど、基本的には各自の資質を問われる専門職といった感じ。
その一人一人の頑張りが結実して、一つの成果を出すというのが素敵なところです。
ちょっとRPG風かな(笑)
彼は戦士、彼女は魔法使い、あなたは武道家、私は僧侶、みたいな(爆)
そして、中ボスをクリアしつつ、ラスボス打倒を目指すという世界ですね。
もちろん、私たちのお客様は主人公・勇者です(^^)
な~んか、そんなこと考えると楽しく仕事できるかも♪←不謹慎(^^;

で、まあ今日は、その僧侶の会だったわけですけれども(笑)
同じ術の使い方でも、タイミングやかけ方によって効果が違うから、
ちょっと参考になる色んな僧侶の意見を聞いてみる、という趣旨だったわけで。
まあ、同じ僧侶でもライバルではあるので、その兼ね合いが大変でしたが(^^;

ストーリーはまだ半ばで、中ボスもたくさん残ってますが、
来るべきラスボスとの戦いにそなえて、この夏はレベル上げの仕事です。

篠田真由美『玄い女神』

2007-07-04 23:59:59 | 
引き続き読んでしまった建築探偵シリーズ第2弾!

京介のもとに、ある招待状が届く。
それは10年間消息不明だった元女優・都からのもので、
群馬の山中に古い西洋建築を改築してインド風のプティ・ホテルを建てたという。
招待に応じ、せがんだ蒼を連れて京介はその「恒河館」に赴くが、
そこで彼は10年前にインドで起こった殺人事件の犯人を見つけるよう、都から頼まれる。
常に無くその依頼を引き受けた京介は、蒼が見ても普段とは様子が違っていて・・・
やがて発生する新たな殺人。京介は謎を解き明かすのか!?

今回は、なんと密室殺人なのですね。しかも、過去の。それもインドでの。
じわじわと書き綴られる伏線に導かれて、だいたいの謎は解決シーンの前にはわかりました。
大きな仕掛けについては初期から疑ってて、「あ~、やっぱり」と思いました、
そういう面では、今回は「解ける」ミステリだったな~。

ま。実はちょっと事情がありまして。
つい先週読んでた薀蓄本が「『世界の神々』がよくわかる本」(PHP文庫)
まんまなタイトルの本ですが(笑)、その中でインドの神話も大まかに把握してたので、
登場した神様を見て、あれ?もしかして?と思っていた次第なのです。
この本を読んでたのは偶然なんですけど、すごくタイムリー!で、びっくり(^^;

今作は篠田氏があとがきで述べるには、シリーズとしては異色作なのだとか。
「建築」に重きを置いていないということですもんね。
たしかに『未明の家』に比べると、建築に込められた意味は希薄でした。
京介自身が、ある意味当事者であるということも影響していたのかもしれません。
今回は「憑き物落とし」風な場面は無かったですね~。落とされたのは蒼と言えるのかな。

今回は深春はちょっとしか出てこなかったので残念でしたが、
そのかわり蒼の魅力がほとばしっていました。
なんて真っ直ぐで、優しい少年なんだ!!(涙)
京介の性格がひねくれているだけに、蒼の存在は爽やかな潤いになってます。
「幸せ」でない蒼のことも垣間見られ、気になりますね~。

にしても・・・京介、今回はミラーのサングラスですか(^^;
あんまり似合って無さそうなところが、彼らしいと言うか・・・

篠田真由美『未明の家』

2007-07-03 23:59:59 | 
あかねさんのレビューを見てから、かなり気になっていた建築探偵シリーズ。
読み始めてみると非常に読みやすい文体で、思わずピッチが上がってしまいました。

伊豆の崖上に建つスペイン風様式の洋館・黎明荘には取り壊しの話が出ていた。
それを阻止したい理緒は、建築史を学ぶ京介たちに協力を求める。
館の持ち主は彼女の祖父・歴で、昨年、その館で不審な事故死を遂げたという。
京介たちが調査に赴いてみると、その館は実に奇妙な構造を持った建築物だった。
さらに、その館で理緒の父も自殺未遂を図ったというのだが・・・
館をめぐる謎が理緒の家族に大きな影を落として、事態は悲劇の様相を示す。
京介は謎を解き、その影を払うことができるのか!?

「館もの」だからと、凝ったトリックやプロットを予想して読むと肩透かしを食らいます。
うん。これはそういうところに重点を置いたミステリではないのですね。
このミステリの主眼は人の行動や舞台の配置ではなく、人の心にあるのです。
犯罪の方法ではなく、人の心に秘めたもの(それが建築に現れているのですが)を読み解くことで、
そこに起こったことの本当の意味を京介が開示するわけです。

もちろん、バッチリと構成されたトリックやロジックをこよなく愛する私ではありますが、
一方でこの「人の心」というものには、それはもう、ものすごい興味を持ってしまうわけで。
そっち方面のおいしい思いを堪能させていただきました(^^)

篠田氏は「建築」と「人の心」を描くためにミステリという形を用いているのでしょう。
あれ? この図式、最近どっかで語った気が・・・そう、京極作品。
私見では、京極氏は「世間vs個人」と「妖怪」を書くためにミステリを使っているのでした。
なんだか、建築探偵シリーズは現在が舞台の京極堂シリーズかなという気もします。
さらに考えると、京介のキャラは中禅寺とかぶる。言葉を武器に人の心を揺さぶるのですから。
そう。事件の解決で京介が行ったことは、まさに「憑き物落とし」でした。
彼は効果的な舞台で、効果的に情報を開示し、意味づけを行うことで、暗雲を晴らしたのですね。
な~んて、まだ第1作しか読んでいないくせに、大げさなことを書いてしまった(^^;
2作目以降で、この仮説(?)を検証していきたいと思います。

さて、篠田氏は魅力的な登場人物を創造していますね。
メインキャラの京介、深春(みはる)、蒼(あお)の男3人は言わずもがな、
今回の4姉妹も、強烈な母親も、存在感のある生き生きしたキャラですし。
京介。どんな髪型なんだ!(笑) それで視力が落ちて眼鏡なんだろうか??
長身、痩躯、超美麗顔なんてすごい設定ですが、イメージ的には中禅寺&榎木津かな。
深春。名前と顔のギャップがいいですね。彼は木場&益田(鳥ちゃんも)かな~。
蒼。今回、読者視点キャラですけど。彼は、敦子(&益田)かな~。
なんて、初読キャラをつい既知のキャラクターになぞらえてみるのが、私の癖です(^^;

続けて、シリーズ第2弾『玄い女神』を読んでみる予定です。

にんまり

2007-07-02 23:59:59 | 日常
数週間前はブルーマンデーだったんですけど。今日はハッピーマンデーです。
同じように仕事は山積で、色んな締め切りも近くてふうふう言ってるんですけど、
今日は何故か、ふとした拍子に口元が「にんまり」している自分に気がつきます(笑)
え? デート?→No  莫大なボーナスが出たって?→No
すべての原因は、私の前に手付かずで待ってくれているミステリの数々♪
そう、今日は本をた~んまり買いこんできたのです(^^)

「そんなこと」と言うなかれ。人間、そんなことで幸せになれるのですよ。お手軽ですね~。
特に燦然と輝くのは有栖川有栖著『迷宮逍遥』です♪
これは有栖川氏が書いた書評・解説の類をまとめたもので、いきなりミステリじゃないけど(^^;
もったいないからすぐには読めないというありがたい本です。(あくまで私にとってですが)
でも、さっきちょっと、この本自体の解説だけ読んじゃいました。
なんと解説は上原正英氏。知ってる人は知ってると思いますけど、素敵な人です(笑)

他にもミステリアンソロジーの『誘拐』『密室』『五十円玉二十枚の謎』をゲット!
これらには有栖川氏の江神&アリスシリーズの短編が入っています。
冬には学生シリーズの第4長編が出版されると信じて、
出版が決まったら、ちょっとずつ読んでいこうかな~、すぐ読むともったいない!!

その他の魅力的な作品群としては・・・
島田荘司『水晶のピラミッド』他
我孫子武丸『人形は眠らない』他
歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』他
篠田真由美『未明の家』他
他にも手に取る機会のなかった作家の作品を買ってみました。

有栖川作品は本当に貴重なので、ぐっと我慢して読まないことにして、
まずはあかねさんもお勧めの篠田氏の建築探偵シリーズに手を染めてみたいと思います♪
ほらね? にんまりする気持ちわかっていただけるでしょ(^^)

F1 フランスGP

2007-07-02 23:59:59 | スポーツ
再び舞台はヨーロッパに。フランスGPの結果は次のとおり。(  )内は累積ポイント

1位 K.ライコネン(42)
2位 F.マッサ(47)
3位 L.ハミルトン(64)
4位 R.クビサ(17)
5位 N.ハイドフェルド(30)
6位 G.フィジケラ(16)
7位 F.アロンソ(50)
8位 J.バトン(1)

今回は何と言っても、予選10番手からのスタートを余儀なくされたアロンソ。
TVの中継もハミルトンとのチーム内バトルをあおるように、アロンソに注目してましたが、
そんなことされなくても、前回のGPでのアロンソが心配だったので気になってました。
正直、今シーズンのチャンピオンシップは、もうかなり厳しいとは思うのですが、
それだけじゃなく、F1ドライバーとしてのアロンソの未来が見えそうで。

前回書いたように、ミハエルという大きな壁を乗り越えたアロンソに訪れた凪が今シーズン。
言葉ではモチベーションが下がったなんてことはないと言ってる本人ですが、
前回の様子を見ると、なんだか車が強かりし頃のミハエル化してるような感じでした。
つまり強いチームに無条件でNO.1ドライバー扱いされている人間としてふるまってる。
でも、ハミルトンはバリチェロじゃなく、マクラーレンの秘蔵っ子だったのです。

アロンソは、自分が特別扱いされないということに前回のレースで気がついたんじゃないかな。
だから前回のGPの終了直後は意気消沈というか、呆然としていたと思います。
そこから立ち上がって、持ち前のファイティングスピリットが蘇えるかどうか・・・
なんだかそういう漫画チックなストーリーが頭の中で構成されて、私は盛り上がってました。

で。予選10番手ですよ。これぞ神がアロンソに与えた試練!?
結果だけ見れば・・・7位なんですけど、私はレース中どきどきしっぱなしでした。
ハイドフェルドやフィジケラとのバトル。これぞ最高のF1ドライバー達というレベル。
フランスのサーキットは、非常にオーバーテイクしにくいコースです。
なので予選の順位以外では給油作戦などのピットワークで決まるのが普通なんですが、
あんな素晴らしいコース上のバトルを見せてもらえるとは・・・

アロンソは、特に応援してるドライバーではないけど、個性的で才能ある選手です。
彼は心が熱くなればなるほど、ものすごくクールで神がかり的なドライヴィングができる。
その研ぎ澄まされたコース取りやブレーキングを久しぶりに見て、感動しました。
そして、それを凌いだハイドフェルドやフィジケラのフェアで高度なドライヴィングにも。
いや~、本当にいいレースでした(^^)

そして。やっと、やっと! ホンダに1ポイントが(涙) よかった~。
次はイギリスGP、ホンダのドライバー、ジェンソン=バトンの母国GPです。
と同時に、チャンピオンシップでトップをひた走るルーキー・ハミルトンの母国GPでもあり。
ライコネンも復調したみたいだし、アロンソも切れてきたし、次回も楽しみです♪

馬ゲーの日々

2007-07-01 23:59:59 | ゲーム
しばらく夜が読書タイムになっていたので、PS2も埃をかぶったままでしたが(比喩ですよw)
数ヶ月前に白毛馬ホワイトベッセルの活躍を知ってから、
白毛の最強馬を作るという野望に取り組んでいます。

使ってるソフトは「ダービー馬をつくろう3」(古!)
最近のゲームは買ってないんですよね。
グラフィックがどうとか言われても、そんなに変化はないと思うし・・・

白毛馬は、基本的に突然生まれたりするんですが、
ゲームの中でもその確率は極めて低いものなのです。
しかし、片方の親が白毛だとその確率は非常に高まります。
ただ白毛の種牡馬はハクタイユウが1頭で、しかも能力はいまいち。
これを付け続けると白毛も生まれますが、効率は悪いです。

一方、繁殖牝馬の方で白毛を確保すると、毎年幅広く交配できます。
なので、ハクタイユウを付けつつ、ある馬の登場を待ちました。
シラユキヒメ。実在馬で、ホワイトベッセルやシロクンのお母さんです。
これがゲーム内にも出てくるので、何とか手に入れたいわけですね。
で。登場した彼女を、大枚をはたいて何とかゲット。

彼女を基礎にして、数頭の白毛牝馬を自家生産することができました。
あとは、それらにハクタイユウを絡めて強い牡馬を作り、
活躍させて種牡馬にできればもっと交配の幅は広がるのですが、
なかなか・・・(^^;

でも、そろそろしんどくなってきたので中断するかも(^^;
どうも、昔ほどゲームなんかの根気が続かなくなってきたな~。
やっぱり本物のホワイトベッセルがもっと活躍すると面白いんですけど。