Lucky☆Sardonyx

ばるご☆の戯言ブログです(^^)

不逮捕へ

2010-11-15 23:53:00 | コメント
尖閣諸島付近の中国漁船衝突の映像流出事件で、警視庁と検察当局は15日、衝突映像を動画サイトに投稿したとして、国家公務員法(守秘義務)違反容疑で事情聴取していた神戸海上保安部の海上保安官(43)を逮捕しないことを決めた。今後も任意捜査を続け書類送検する。年内に捜査を終結させ、刑事処分を決める方針。

 警視庁や東京地検などは、「職務上知り得た秘密」の漏えいに当たるかさらに慎重に捜査する必要があると判断したとみられる。

 保安官がこれまで4日間に及ぶ任意の聴取に応じているほか、神戸海保が入る合同庁舎内への宿泊を続けていることなどから、証拠隠滅や逃亡の恐れはなく逮捕の必要まではないと判断したもようだ。

 警視庁によると、保安官は、巡視艇うらなみに乗船中の10日午前9時ごろ、上司の船長に「自分が流出させた」と告白。帰港後の警視庁の事情聴取にも事件への関与を認めた。

 漁船衝突事件は9月7日に発生。保安官は、海上保安庁のネットワーク内にある海上保安大学校(広島県呉市)の共有フォルダーから同僚が入手した映像を巡視艇内のパソコンで取り込んだ。11月4日午後に神戸市のインターネットカフェから「ユーチューブ」に投稿、5日午前に削除した。

 当初、海保が内部調査したが、8日に警視庁と東京地検に被疑者不詳の国家公務員法違反などの容疑で刑事告発していた。

 保安官は任意聴取が始まった10日以降、神戸市内の合同庁舎に宿泊する状態が続いている。

岩村復帰

2010-11-14 23:22:21 | コメント
 前米大リーグ、アスレチックスの岩村明憲内野手(31)が楽天入りすることが13日、明らかになった。大筋で契約に合意し、近日中にも正式発表される。

 楽天は、新たに星野仙一氏(63)が新監督に就任。得点力不足を補うため今オフの“目玉”として獲得に動いていたが、球界関係者がこの日までに「岩村はパ・リーグに行く。楽天に決まったようだ」と証言した。

 最下位に沈んだ今季は山崎、中村紀らベテラン中心の中軸が機能せず、総得点はリーグワーストの576。本塁打数も12球団ワースト2位の95と決定力に欠けた。中村紀は戦力外となり、ポジションの空いた三塁に岩村が入ることで、打線に厚みが増すことは確実だ。

 岩村はポスティング(入札制度)を利用して米大リーグに挑戦。1年目の2007年からデビルレイズ(現レイズ)でレギュラーとなり、2年目には二塁にコンバートされたが、攻守に活躍しワールドシリーズに出場。昨年3月にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表として世界一連覇に貢献した。

 だが昨年5月、試合中の守備で激しいスライディングを受け左ひざ十字じん帯を部分断裂。パイレーツに移籍した今季は開幕から打撃不振に陥り、6月にマイナー落ち。シーズン終盤に移籍したア軍でも結果を残せず、解雇通告を受けた。

 シーズンを終え「日本であっても、アメリカであっても『お前が必要』って言ってくれることが唯一の励みになる」と話していた岩村は、10月下旬に帰国。オファーを待ちながら、自主トレに励んでいた。

 星野楽天の大型補強第1弾となる岩村。闘将の元で“何苦楚魂”のスラッガーが復活を目指す。

81%

2010-11-13 23:07:05 | コメント
 共同通信社が12、13日に全国の千人に実施した電話意識調査で、88・4%が尖閣諸島付近の中国漁船衝突事件の映像を政府が「公開すべきだ」と答えた。「公開の必要はない」としたのは7・8%で「分からない・無回答」は3・8%だった。

 事件の映像が国家の秘密に当たるかどうかでは、81・1%が「秘密には当たらない」とし、「秘密に当たる」としたのは13・2%だった。「分からない・無回答」は5・7%だった。

 インターネットやテレビで映像が出たことについては、83・2%が「よかった」と答えた。

 調査は、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけた。千人の内訳は男性464人、女性536人。

パプア・シーラカンス 

2010-11-12 23:18:40 | コメント
 インドネシア・パプア州ビアク島で福島県いわき市の水族館アクアマリンふくしまの調査隊が「生きた化石」と呼ばれる古代魚シーラカンスの撮影に成功した。同水族館が12日発表した。この海域での撮影は世界初という。

 シーラカンスはこれまで、アフリカ東南部と、ビアク島の西約1500キロのスラウェシ島北部でだけ生息が確認されていた。同館は「東南アジアや(太平洋の)ミクロネシアの海域に広く生息している可能性が出てきた」と撮影成功の意義を強調している。

 同館によると、11日午後、ビアク島南東岸の水深210メートル付近で発見。自走式水中カメラ(ROV)で岩の間に潜む、黒っぽい色の成魚2個体を撮影した。

 ビアク島の調査は6日から21日までの予定。12月上旬からはスラウェシ島北部マナドに移動して調査を続ける。

 調査隊に同行しているアクアマリンふくしまの安部義孝館長は、出発前に「ビアクでは、漁師がシーラカンスを捕獲し、食べたという情報がある」と指摘していた。

 同館は、今回以前にインドネシアで延べ19匹、アフリカで延べ9匹のシーラカンスを撮影。2009年10月にはマナドで稚魚の撮影に世界で初めて成功した。

500円ボジョレ

2010-11-11 23:30:25 | コメント
 2010年のフランス産の新酒赤ワイン「ボジョレ・ヌーボー」の解禁を控え、イオンは11日、ハーフボトル(375ミリリットル)を500円で売り出す、と発表した。円高や業者を通さない直輸入方式で低価格を実現した。節約志向を強める消費者のニーズに応える。解禁日は18日午前0時。

 ペットボトル入りで軽量化し、物流コストを抑えていることも安さの理由。今年の特徴は「7、8月に気温が上昇したため、糖分、酸味とも強すぎず正統派の味わいだ」という。

 イオンは通常の750ミリリットルサイズのボジョレ商品も発売。価格は980円と1280円。このほかロゼワインも売り出す。10年度は全体で、前年度比65%増の90万本(1本は750ミリリットル)を販売する計画だ。

またまた駆け込み??

2010-11-10 23:15:45 | コメント
 調査会社BCN(東京)が10日に発表した10月の薄型テレビの国内販売台数は、前年同月の約3・2倍と急増し、集計を始めた2004年10月以降で最大の伸びを記録した。家電エコポイント制度の付与ポイントが12月から半減するため、駆け込み需要が殺到した。11月は一段と増加し、前年同月の4・6倍程度になると予想している。

 11月第1週(1~7日)は前年同期の約4・9倍だった。ただ一部の量販店などでは品切れになる商品も出ており、BCNは「今後の売り上げが頭打ちになる可能性もある」と指摘している。

 例年は年末商戦の12月が最大の書き入れ時だが、今年は11月よりも1~2割下回る見通し。それでも前年同月に比べると2・5倍程度の高水準となる見込みだ。エコポイント終了後の来年4月以降は減少が目立つようになると予想している。

 年間販売台数は、10年は2千万台に達するが、11年は1千万~1500万台に落ち込むという。

ミイラ解析

2010-11-09 23:42:08 | コメント
 「カラス 天狗 ( てんぐ ) のミイラ」として知られる和歌山県御坊市所蔵の「 生身迦樓羅王尊像 ( しょうじんかるらおうそんぞう ) 」(江戸時代)の正体が、同県によるコンピューター断層撮影(CT)で、2羽の鳥の骨や粘土で作った造作物と分かった。

 像は高さ39・3センチ。木製の岩座に立った姿で、 厨子 ( ずし ) の中に納まっている。

 県が3年前、エックス線CTで解析。粘土を材料にした頭に鳥の頭部を納め、くちばしを外に出し、手足も鳥の足と粘土で作ってあることが分かった。骨格からトンビとみられる。

 その後、「夢がなくなる」などと公表を控えていたが、県立紀伊風土記の丘(和歌山市)での展覧会で、結果を公開することにした。


2割断念

2010-11-08 23:56:04 | コメント
 10月の値上げをきっかけにたばこをやめた人のうち、2割の人がすでに禁煙をあきらめたとの調査結果を、インターネット調査会社マクロミルが8日、発表した。

 調査は、値上げから約1カ月後の11月1~2日に実施。10月1日のたばこ値上げをきっかけに禁煙を始めた20歳以上の男女500人が回答した。

 禁煙について「1本も吸わずに続いている」と答えたのは62%で、「何度か吸ってしまったが続いている」が18%。一方、「あきらめた」は20%に達した。年齢上がるほど断念する割合が高く、50代以上では24%がすでにあきらめたという。

 あきらめた人や何度か吸った人に、禁煙後に初めてたばこに手を出した時期を聞くと、「3日目」が24%と最も多く、1週間以内に吸った人は66%に達した。

 調査会社の担当者は「今回は、値上げを機会に徹底的に禁煙を行っている人も多いようだ」と分析している。

「和」結実

2010-11-07 23:40:29 | コメント
 西村監督が言い続けた「和」が結実した瞬間だった。粘って、つないで、点を奪っていく。一つになったロッテが、レギュラーシーズン3位から日本一に上り詰めた。

 3―6の五回だった。今江の適時打で2点差とし、さらに満塁からの里崎の中前打で追い付いた。里崎の言葉にすべてが凝縮される。「つなぐことしか考えていなかった。今年一年の原点とも言える攻撃だった」

 七回に金泰均の適時打で勝ち越すも、九回に小林宏が同点とされる。迎えた延長十二回2死二塁。指揮官が我慢強く起用し、成長を続けた岡田が決勝の三塁打。逆境を何度もはね返す強さが、大一番でも発揮された。

 昨年は、バレンタイン前監督の解任をめぐっての騒動など、ごたごたの方が目立った。「個々の力はすごいけど、一つになっていない」と振り返った当時のヘッドコーチ、西村監督の頭にあったのは、自身の高校時代だった。市内に一つしかない田舎の公立高校で甲子園にまで出場した。「個人の力はない。中学からやってきた仲間で、チームワークならどこにも負けなかった。一つになって戦うのが団体競技」

 プロとしては青臭くても、とにかく「和」と言い続けた。「選手を信頼している。みんな一つになった」。西村監督の描く理想が今、かなった。


スーパー・ドロー!!

2010-11-06 23:58:25 | コメント
 プロ野球の日本シリーズは6日、名古屋市のナゴヤドームに再び舞台を移して中日―ロッテの第6戦が行われ、延長15回、シリーズ史上最長の5時間43分の死闘の末に2―2で引き分けた。対戦成績はロッテの3勝2敗1分け。第7戦は7日に行われる。

 ロッテは初回、先頭の西岡が左翼線二塁打で出塁。清田の送りバントは捕飛となり、失敗に終わったが、井口の右飛で西岡が三進、4番サブローの中前適時打で1点を先制した。サブローは「打ったのはチェンジアップ。大事な試合の初回に先制点となるタイムリーを打てたのは嬉しい。きょう、なんとしても勝つのだという強い気持ちを持って、打席に入っている」と話した。

 その裏、中日は先頭の荒木が右前打で出塁、井端が送って1死二塁とし、森野の左中間への適時二塁打で同点に追いついた。森野はシリーズ新の4試合連続二塁打。

 2、3回は両チームともに3者凡退。初回に1点を取り合ったが、両エースの投げ合いの様相に。ロッテは4回1死からサブローが四球で出塁したものの、後続が倒れた。その裏、成瀬は森野、和田を連続三振、ブランコを中飛と、中日のクリーンアップをピシャリと抑えた。

 ロッテは5回1死から岡田が右前打で出塁、成瀬の送りバントで2死二塁としたが、このピンチに中日・チェンは西岡を空振り三振に仕留めた。その裏、中日は先頭の谷繁が左前打で出塁、送りバントで1死二塁としたが、英智が三振、チェンが遊ゴロで無得点。ここはロッテ成瀬が踏ん張った。

 中日は6回1死から井端がシリーズ20打席目で初安打となる中前打で出塁。2死後、盗塁を決めると、ロッテは和田を歩かせ、ブランコと勝負。そのブランコが右翼フェンス直撃の適時二塁打を放ち、中日が1点を勝ち越した。

 ロッテは7回、先頭の金泰均が右前打で出塁、送りバントで1死二塁としたが、代打・今岡が右飛、同じく代打の青野が遊ゴロに倒れた。

 その裏、中日は2死からチェンの代打で登場した中田亮がロッテの2番手・内から中越え二塁打を放ったが、荒木が投ゴロに倒れ、追加点はならなかった。

 中日は8回から浅尾をマウンドへ。ロッテは1死から清田が右中間二塁打で出塁し、2死後、サブローが中前適時打で同点に追い付いた。

 延長10回、両チームともに先頭打者は出塁したものの、ともに送りバントの失敗もあって得点には結び付けられなかった。

 ロッテは11回2死一、二塁のチャンスも里崎のセンターへの飛球を中日・大島に好捕され、得点ならず。その裏、中日も2死満塁としたが、無得点。中日は続く12回も先頭打者の出塁を生かせず、13、14、15回と走者を出しながら、あと1本が出なかった。

「アイ・ミーブ」提携へ

2010-11-05 23:52:21 | コメント
 三菱自動車が家電量販店を通じて電気自動車(EV)「アイ・ミーブ」の販売に乗り出すことが4日、分かった。家電量販大手ビックカメラとは合意しており、9日に両社の社長が記者会見して発表する。最大手ヤマダ電機とも交渉を進めている。三菱は集客力の高い家電量販店に販路を広げてEVの普及を目指す。

 ビックカメラでは店舗で、4日に発売したアイ・ミーブの一部改良車を展示し、販売促進キャンペーンを展開。購入を検討している顧客を三菱の正規ディーラーに紹介する。

 ヤマダ電機とは展示や紹介だけでなく、販売まで行う方向で交渉を進めているとみられる。ただ実際の納車や整備、修理は三菱のディーラーが担当する可能性が高い。

 三菱は今年4月から個人向けにアイ・ミーブの発売を始めており、家電量販店との提携で、販売に弾みをつけたい考えだ。三菱は2010年度に国内でアイ・ミーブを4000台販売する計画だ。

 一部改良車は、歩行者に接近を知らせる音を発生する「車両接近通報装置」を新たに装備。EVやハイブリッド車は走行音が静か過ぎ、歩行者に危険という指摘が出ていることに対応した。

30秒完売

2010-11-04 23:19:16 | コメント
 JR東日本は4日、12月4日に全線開業する東北新幹線の指定席の前売りを開始、午前6時31分に新青森駅を発車する上り一番列車の「はやて12号」が、発売から約30秒で満席となり、売り切れたと発表した。

 同社によると、午前6時28分東京発の下り一番列車「はやて11号」も発売から約45秒で完売した。はやて11、12号はともに10両編成で814席。

 同社青森支店は「即完売というところに、新幹線への期待の高さが表れていると思う」としている。

オバマ敗北

2010-11-03 23:36:28 | コメント
 今後2年間のオバマ大統領の政権運営に大きな影響を与える米中間選挙は2日夜(日本時間3日午前)全米各地で開票が始まり、野党共和党が順調に議席を伸ばした。同党は2006年以来4年ぶりに下院(定数435、全議席改選)多数派の座を奪還、上院(同100、37議席改選)でも議席を増やし、1994年以来の歴史的大勝となる公算。民主党は上院で多数派を維持した。「小さな政府」を唱える草の根保守派運動「ティーパーティー(茶会)」系の同党候補の当選確実も相次いだ。

 高失業率と史上最悪規模に膨らんだ財政赤字が与党民主党への逆風となった。オバマ氏への事実上の信任投票で、12年次期大統領選の前哨戦とも位置付けられるだけに、民主党敗北はオバマ氏の再選戦略に影を落とすことになる。

 上院は、民主党系無所属を含め現有議席59の民主党が、かろうじて多数派を維持。鍵を握る選挙区の一つウェストバージニア州で、現職の同州知事から上院選に出馬した民主党候補が党の議席を死守。ネバダ州上院選で、民主党上院トップのリード院内総務が苦戦の末、共和党の茶会系候補に勝利した。

 しかし米主要メディアによると、共和党はアーカンソー、インディアナ、ノースダコタの3州で民主党から議席を奪取。ケンタッキー、フロリダ両州でも、茶会の支持を受けた注目の共和党候補が勝利。オバマ氏の地元イリノイ州での上院選でも、共和党候補が民主党候補を下した。

 一方デラウェア州では、過去に「魔術をかじった」などの「魔女発言」で話題を集めた茶会系女性候補が敗退した。

 共和党は下院で50議席以上を上積みし、上院で6~8議席を新たに獲得しそうな情勢。クリントン政権1期目の94年中間選挙で民主党は改選前と比べ、下院で52議席を減らし、上院でも8議席を失った。

 全50州のうち37州で実施された知事選では、ニューヨークで民主党のクオモ氏が勝利したものの、共和党候補が着実に勝利を重ねている。マリフアナ合法化の是非を問うカリフォルニア州の住民投票なども注目されている。

一時帰国

2010-11-02 23:40:47 | コメント
 国際社会では2国間関係でトラブルが起きた際、相手国に駐在する大使を自国に呼び戻す「召還」が対抗措置として行われている。外交関係の断絶に直結するわけでない「一時帰国」と国際慣習上は同様の扱いだが、抗議の意思を表す象徴的な手段として用いられる。

 前原誠司外相は2日、河野雅治駐ロシア大使を「一時帰国させる」理由として、ロシアのメドベージェフ大統領の北方領土訪問について事情を聴くためと説明。最後まで「召還」という表現を使うことを控えた。

 外務省関係者は「抗議の意思を込めて大使を召還したと公言すれば、復帰させる際の理由付けが必要となる」と指摘する。事態が好転しないまま、大使を復帰させるタイミングを見いだせなくなる可能性が否定できないというわけだ。

 事態が長期化すれば経済を含む日ロ関係全般へ影響が拡大する恐れもある。今回、「一時帰国」という表現にとどめた背景にはこうした外交上の計算もありそうだ。

 政府は1998年にも、相次いで核実験を実施したインドとパキスタンの大使をそれぞれ約1週間、日本に呼び戻した。関係者は「抗議の意思が込められていた」として事実上の召還だったと説明するが、この際も対外的には「一時帰国」との表現が使われた。


強行訪問

2010-11-01 23:27:19 | コメント
 タス通信などによると、ロシアのメドベージェフ大統領は1日、極東サハリン州の事実上の管轄下にある北方領土の国後島を訪問した。ロシア国家元首の北方領土訪問はソ連時代を含めて初めて。

 大統領はロシアによる北方四島の実効支配を直接誇示することで、日本の領土返還要求に対抗する姿勢を鮮明にした。

 帰属問題で対立する地域への大統領の訪問に、日本側が強く反発するのは必至だ。沖縄県・尖閣諸島をめぐり中国との関係が険悪化する中、ロシアとの平和条約締結を含む領土交渉も大幅な後退が避けられない見通しとなった。

 北方領土をめぐっては、ロシアによる「不法占拠」が続いているとした昨年の麻生太郎首相(当時)や前原誠司国土交通相(現外相)の発言をロシア側が強く批判。

 ロシアは今年7月、択捉島で大規模軍事演習を実施したほか、日本が1945年に第2次大戦の降伏文書に調印した9月2日を事実上の「対日戦勝記念日」に制定して極東各地で祝賀行事を実施するなど、日本側へのけん制を強めてきた。