インドネシア・パプア州ビアク島で福島県いわき市の水族館アクアマリンふくしまの調査隊が「生きた化石」と呼ばれる古代魚シーラカンスの撮影に成功した。同水族館が12日発表した。この海域での撮影は世界初という。
シーラカンスはこれまで、アフリカ東南部と、ビアク島の西約1500キロのスラウェシ島北部でだけ生息が確認されていた。同館は「東南アジアや(太平洋の)ミクロネシアの海域に広く生息している可能性が出てきた」と撮影成功の意義を強調している。
同館によると、11日午後、ビアク島南東岸の水深210メートル付近で発見。自走式水中カメラ(ROV)で岩の間に潜む、黒っぽい色の成魚2個体を撮影した。
ビアク島の調査は6日から21日までの予定。12月上旬からはスラウェシ島北部マナドに移動して調査を続ける。
調査隊に同行しているアクアマリンふくしまの安部義孝館長は、出発前に「ビアクでは、漁師がシーラカンスを捕獲し、食べたという情報がある」と指摘していた。
同館は、今回以前にインドネシアで延べ19匹、アフリカで延べ9匹のシーラカンスを撮影。2009年10月にはマナドで稚魚の撮影に世界で初めて成功した。
シーラカンスはこれまで、アフリカ東南部と、ビアク島の西約1500キロのスラウェシ島北部でだけ生息が確認されていた。同館は「東南アジアや(太平洋の)ミクロネシアの海域に広く生息している可能性が出てきた」と撮影成功の意義を強調している。
同館によると、11日午後、ビアク島南東岸の水深210メートル付近で発見。自走式水中カメラ(ROV)で岩の間に潜む、黒っぽい色の成魚2個体を撮影した。
ビアク島の調査は6日から21日までの予定。12月上旬からはスラウェシ島北部マナドに移動して調査を続ける。
調査隊に同行しているアクアマリンふくしまの安部義孝館長は、出発前に「ビアクでは、漁師がシーラカンスを捕獲し、食べたという情報がある」と指摘していた。
同館は、今回以前にインドネシアで延べ19匹、アフリカで延べ9匹のシーラカンスを撮影。2009年10月にはマナドで稚魚の撮影に世界で初めて成功した。