Lucky☆Sardonyx

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オバマ敗北

2010-11-03 23:36:28 | コメント
 今後2年間のオバマ大統領の政権運営に大きな影響を与える米中間選挙は2日夜(日本時間3日午前)全米各地で開票が始まり、野党共和党が順調に議席を伸ばした。同党は2006年以来4年ぶりに下院(定数435、全議席改選)多数派の座を奪還、上院(同100、37議席改選)でも議席を増やし、1994年以来の歴史的大勝となる公算。民主党は上院で多数派を維持した。「小さな政府」を唱える草の根保守派運動「ティーパーティー(茶会)」系の同党候補の当選確実も相次いだ。

 高失業率と史上最悪規模に膨らんだ財政赤字が与党民主党への逆風となった。オバマ氏への事実上の信任投票で、12年次期大統領選の前哨戦とも位置付けられるだけに、民主党敗北はオバマ氏の再選戦略に影を落とすことになる。

 上院は、民主党系無所属を含め現有議席59の民主党が、かろうじて多数派を維持。鍵を握る選挙区の一つウェストバージニア州で、現職の同州知事から上院選に出馬した民主党候補が党の議席を死守。ネバダ州上院選で、民主党上院トップのリード院内総務が苦戦の末、共和党の茶会系候補に勝利した。

 しかし米主要メディアによると、共和党はアーカンソー、インディアナ、ノースダコタの3州で民主党から議席を奪取。ケンタッキー、フロリダ両州でも、茶会の支持を受けた注目の共和党候補が勝利。オバマ氏の地元イリノイ州での上院選でも、共和党候補が民主党候補を下した。

 一方デラウェア州では、過去に「魔術をかじった」などの「魔女発言」で話題を集めた茶会系女性候補が敗退した。

 共和党は下院で50議席以上を上積みし、上院で6~8議席を新たに獲得しそうな情勢。クリントン政権1期目の94年中間選挙で民主党は改選前と比べ、下院で52議席を減らし、上院でも8議席を失った。

 全50州のうち37州で実施された知事選では、ニューヨークで民主党のクオモ氏が勝利したものの、共和党候補が着実に勝利を重ねている。マリフアナ合法化の是非を問うカリフォルニア州の住民投票なども注目されている。