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晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

基本的概念を外して政権批判を続けるマスコミへの 「何処までやるの?」

2010-05-19 05:37:37 | 政治と社会
依然旅先の事とて、ブログの更新もままならず。。。


日本の衛星テレビも見る事能わず、情報不足と時間のなさとで、やや苛ついております。

少しずつネットでニュースに触れる限りにおいて、あいも変わらず「何処まで続くぬかるみゾ」といった具合のマスコミの報道姿勢に、イライラはますますつのるばかりの日々ではあります。



▶仕分けは経営介入か? 尾立氏「社内対立に入っちゃった」と困惑(産経見出し)

>支持率低迷にあえぐ鳩山政権の“切り札”と言える政府の事業仕分けで、18日、思わぬ騒動が持ち上がった。仕分け作業の中枢メンバーである尾立源幸(もとゆき)参院議員(民主党)が4月末、西日本高速道路(大阪市)を訪れて現地調査し、批判したことが「圧力ではないか」と問題視された。

>今回の騒動で見えてきたのは、法的権限がはっきりしない仕分け人が、国家予算そのものや国家予算に基づく事業に大ナタをふるうことの危うさだ。



と言うか、今回の政権交代で見えて来たのは、政治の<プロ>だけが密かに連綿と続けて来た、自らの利益(=権限、地位、名声? 錬金術のシステム 等など)を維持する事だけが目的と化した<政治>の危険さであった、のでは無いか。


官僚のお手盛りの法体系の成立。
それに則っての、官僚のお手盛りの事業構築。
それを(スムーズ)に成す為の、官僚のお手盛りの予算配分。

そして、極めつけが、それらを<政治的>に見せる為の<大臣折衝>と<国会審議>に寄る追認。

結果としての、高級官僚と、政治家(自民党の)と、それらと金銭的に癒着していた大企業とダケが潤う、矛盾だらけの日本社会の形成。


特権階級は、増すます富み栄え、持たざる物達の、いよいよの貧困化。
それを庶民に気づかせない、巧みなマスコミによる世論形成。


60有余年の錆が、今やっと表面化して来た。

知らされていなかった<一般大衆>に芽生えて来た、「何か変だ」という意識。


そのような、(未だ緩やかではあるが)社会の変化、国民の意識の芽生え。


これらは、一体誰のおかげだ。


政権交代を成し遂げた、民主党である。
政権交代を可能ならしめた、日本の選挙民である。


★「歴代総理大臣の中で、沖縄の基地の県外移設を言い出したのは、鳩山さんがはじめてです」
という沖縄県民の声を、本土のマスコミは伝えたか。


★「沖縄の基地の問題を、初めて日本全体が話題にしてくれた」
と言う沖縄の反応を、本土のマスコミは伝えたか。


>にもかかわらず、政府が仕分け作業に入るのは、夏の参院選を見据え、「少しでも世論の評価を得たい」(政府関係者)という打算がある。特に米軍普天間飛行場移設問題や「政治とカネ」問題で窮地が続く政権にとって、唯一の光明だ。
【産經新聞/5月19日0時3分配信】


にもかかわらず、本土のマスコミはこのような記事しか書かない。



▶<陸山会事件>小沢氏再び不起訴へ 新証言は得られず(毎日見出し)

>再捜査で新供述が得られなかったとみられることから、特捜部が不起訴処分を見直す可能性は極めて低く、月内にも結論を出すとみられる。

>東京第5検察審査会は、石川議員や池田元秘書の供述などに基づき、小沢氏と元秘書の共謀認定を可能としていた


法律の素人が、たった11人で、自民党に関係の深い法律事務所の弁護士がたった一人で<立ち会って>行う、非公開の『検察審査会』なる制度のもと、専門家集団である『検察』が起訴出来なかった事を、簡単に翻す様な判断をする事に、<危うさ>は感じないらしい。


見事なまでの、ご都合主義に寄る報道ぶり。

極めつけがこれである。


>特捜部が改めて不起訴とした場合、同じ審査会が第2段階の審査を行う。審査会が再び起訴すべきだと判断して「起訴議決」をすると、小沢氏は裁判所指定の弁護士により強制的に起訴される。
【毎日新聞/5月19日2時31分配信】


『検察審査会』は、「必ず再度<不起訴不当>の意見でまとまる事が決まっている」、との前提にたっての結論付け。


つくずく都合のいい論調である。


普天間問題といい、子供手当ての件といい、口蹄疫の事と言い、<事実を正確に伝える>という本来の<報道機関>の役割を完全に放棄して、ただただ<民主党政権>を潰す事だけがその<存在目的>と化してしまった<中央マスコミ>は、<××新聞社>やら<○○テレビ>の看板を外し、『旧体制利権保護共同戦線機関誌』と名称変更すべき時が来ている。



▶口蹄疫 普天間に次ぐ「失政」に自民、攻勢へ(産経見出し)

何が<失政>なのかさっぱり解らない。

普天間の移設問題は、『自民公明政権』が生み出した問題である。
口蹄疫は、自然発生の現象である。


対応が遅いって?
日米関係が破綻するって?


バカ言っちゃいけませんです。


今までの<自民公明政府>で、対応が素早かった事が、果たしてあったか。

唯一素早かったのは、イラクに(国際法を無視して)攻め込んだブッシュを、開戦と同時に支持を表明して、『参戦国』の仲間入りを果たした時だけ。


自民公明と言う<クロウト集団>が怪しげなやり方で造り上げた、瀕死の状態にあった日本を、21世紀のバベルの塔の如き状態で、民主党と言う<素人集団>が引き継いで、いくら気張ってみた所で、半年や一年で一体何が出来ると言いたいのか。


マスコミ諸君。


あなた方が、片棒を担いで来た政府が残した、<問題だらけの日本>を引き継いだ新政権に、あなた方は、偉そうな口で批判する権利など、毫も無いと言う事を自覚しなさい。


官房機密費でたっぷり甘い蜜をなめて来たあなた方には、報道機関を名乗る資格など無いのです。



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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (shirayuki)
2010-05-19 15:05:43
もっと言ってやってください。

>官房機密費でたっぷり甘い蜜をなめて来たあなた方には、報道機関を名乗る資格など無いのです。

本当に腹が立ちます。
返信する
Unknown (おのま@カナダ)
2010-05-19 16:54:06
ソ連国民の多くはプラウダの報道を信じていなかったそうですが、日本国民の多くはNHKの報道を丸呑みしているみたいですね。

収容所群島・日本はこのまま滅ぶ?

返信する
shirayukiさま。 (時々パリ)
2010-05-19 23:22:18
コメントありがとう御座います。
igabinさんのツイッターで「今、この国では、小沢は4億円を西松からもらって、その金で世田谷の土地を買ったんだ、と思って 居るおばちゃんが大勢居る」と言う様なつぶやきがありました。
全く、マスコミのやり口のあくどさは、日本の将来を決定的に破壊してしまいそうな勢いですね。
許せないです。
(もしかして「地上げ屋さん」の常連のshitayukiさんですか?)
今後とも、宜しくお願い致します。
返信する
おのま@カナダ先生。 (時々パリ)
2010-05-19 23:30:59
コメントありがとう御座います。
「寄らば大樹のかげ」とか「長い物には巻かれろ」な等と言う表現は、日本以外には無いのでは、と思います。
我が日本人は、自分の頭で考えて、自分で判断する、と言う資質が完全に欠如していますね。
hanasakababaさんのツイッターに、「おばちゃん仲間に事実を伝えようとしてもその洗脳程度はかなりひどく、まるで新興宗教の勧誘扱いです」と言うのがありました。
正に<活字>と<映像>とが絶対不可侵の正しき事、と言う認識の人が大勢居ます。
マスコミを一旦『最後の審判』に引きずり出す必要を感じております。
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