とある有名弁護士が、都知事選挙に立候補している。
彼は、先の選挙にも立候補して、当選した猪瀬直樹にカドリプル・スコアーで敗れ去った。
私は、熱心に支持していたのだが。
その猪瀬が金銭トラブルで失脚しそうになっていた頃、やがて避けられない都知事選挙に、彼が再び立候補してくれれば良いと、ツイッター上でも呟いたものだった。
従って、今回彼が再度立候補を表明した時は、当然の様に支持する気になっていた。
「彼では勝てない。降りろ。」という有名ブロガーやツイッターに対して、始める前から負けると判断するな、と違和感を表明しても居た。
細川護煕が出馬するまでは。。。
そこから始まったゴタゴタは、いまさら記するつもりは無い。
しかし、双方の陣営が罵声を浴びせ合う修羅場を見せられながら、自分なりに細川を側面援助する様なツイートを繰り返して来たが、いかんせん両陣営の溝は深まるばかり。
結果として、この選挙戦で修復不可能な亀裂を生んでしまった様な気がする。
以下の議員諸氏の共通点はなにか。
横路孝弘
谷垣禎一
山口那津男
福島瑞穂
漆原良夫
枝野幸男
細川律夫
仙谷由人
平岡秀夫
筒井信隆
高村正彦
山田正彦
江田五月
(順不同)
ざっと拾ってみた、主立った「弁護士出身議員」一覧である。
そして、彼等が何か日本にとって有意義な事を為したか?
本質的な点での功績は、何も見当たらない。
それどころか、国に仇なすろくでもない議員達ではなかったか、という気がする。
頭はきっと良いのかもしれない。
確かに、弁は立つのだろう。
コーディネート能力に秀でた場合も有るかもしれない。
そして、「相手」を論破する傾向が強いのではないか。
逆に言うと、「自分」を擁護する事に長けているようだ。
つまり逆に言えば、大所高所から俯瞰的に事を把握して、全体的なアウトラインを示す力には、かけているのでは無いか。
自己顕示欲は相当なものだ。
微に入り細に穿って、問題を突き詰めて行く。
結果として、私は「弁護士」は政治家には向いていないのでは無いか、とすら疑う様になってしまった。
ところで。
件の弁護士候補者であるが。
どうやら人品骨柄一点の曇りも無い、完璧にして望み得る最高の候補者らしい。
そして、その謳う所の政権構想は、完璧にして分り易く、一部の遺漏もないものなのだそうだ。
えてして、弁護士の作成する文書は、完璧な物である事が普通なのだと思う。
それの出来不出来で、戦いに勝てるか負けるかが、大きく左右されるわけであるからして、万に一つも不備が有ってはまかりならぬ。
討論会をやれば、他の全ての候補者を論破し、一人勝ちだったそうだ。
当然だろう。
有名弁護士なのだから。
敵のオウンゴールによって政権を取り返すや、野党暮らしで発酵した自由民主党がひりだした、安倍晋三なる狂気の宰相が、前人未到の暴走の極みにある。
国民は警察権力の監視下に置かれ、自由な表現も奪われ、何が起こっているかの情報を全く遮断された閉塞した環境の中で労働機械の如くに働かされて、爪に灯を点す如くにして産み出される生産の大半を血税として上納させられた挙げ句に、湯水の如くに浪費される経済構造にギリギリで生かされて行く。
放射能被曝は防御されず、正しい検査も無いままに放置され、蝕まれて行く肉体の変化にも気がつかされないまま、ぼろ雑巾の如くに打ち捨てられるまで、生かされて行く。
狂気の宰相の趣味で戦争に駆り出され、何処にも抵抗する余地を与えられないまま、消耗品として「永遠のゼロ」になるまでの間、ギリギリで生かされて行く。
そんな日本社会になりかかっている。
ふざけんなよ!
◯違いのたわ言に付き合わされてたまるか。
で。
どうすれば、そのような偏向した強権政治の奔流に立ち向かえるのか。
狂気の宰相安倍晋三の独裁強権を止めるのに、どうすれば良いのか。
くだんの弁護士候補が、唯一の反自民公明の候補者であったら、恐らく止める事は不可能であると考える。
何故なら、「共産社民民主推薦・反原連支持」などという候補者に、若年層が投票すると思うか。
無党派層を掘り起こせると思うか。
自民党の基礎票が300万票だそうだ。
公明党の基礎票が60万票だそうだ。
前回90万票の弁護士は、今回は以前より覚醒した市民層の票を上積み出来たとして、その分自民から50万票差し引いて、320万票取れると思うか。
どう考えても無理だろう。
よしんば勝てたとしよう。
都議会で自民公明80議席強に対して、共産民主(社民は議席無し)で、一体何が出来るか。
都議会解散して選挙をやったとして、与党を形成出来るか。
確かに、細川陣営にもそれは同じ事が言える。
しかし。
弁護士が当選したときの安倍政権に与えるインパクトと、細川が当選した時ンインパクトでは、その差が違いすぎる位に違う筈だ。
何しろ「自由民主党員小泉純一郎」が、党の総裁に逆らって選挙戦に臨んだのだから。
弁護士陣営からの批判で多いのは。
「元総理という肩書きだけに頼って」
「有名人の人気投票」
「有名人を担ぎ出しての中身の無い選挙」
「日本を破壊した小泉を支持する何て信じられない」
とんでもない!
小泉純一郎は、死んでも許せない。
考えても見て欲しい。
都知事に立候補しているのは、小泉純一郎では無い。
細川護煕なんだ。
「毒をもって毒を制すというが、一つの毒を制した後に使った毒が残る」
と言う攻撃もある。
原発を無くす、という最重要事項の後に残る毒なんて、少しも致命的では無い。
「結果に責任を負わなくて済む有名人を引っ張り出して」
とんでもない。
彼等は、原発マフィアに絡めとられている社会で、多くの犠牲を払う可能性を押して、細川支持を表明している。
待った無しで、原発を止める社会にしたいから。
切羽詰まって、これ以上後が無いから。
弁護士では、実現出来る可能性が低いから。
必死で出て来てるのだ。
政策論争を言う。
確かに、細川の政策にはアヤフヤな所がある。
しかし、初期のまだ政策決定が為される前のリストを使って、先出しジャンケンの相手と比べても、意味は無い。
リストで「無回答」となっていても。
秘密法に反対を明言した。
カジノに反対も明言した。
そんな事より、とにかく「反原発再稼働」のワンイシューで充分だ。
何故なら、安倍晋三に決定的一撃を加える事で、後の流れは大きく変わって行く筈だから。
弁護士では、そうはいかない。
第一、彼には「国家権力」に立ち向かう気配は感じない。
暴力団の闇金の非道な取り立ての被害者の弁護をした。
オームの時も活躍した。
宜しかろう。
多いにリスペクトします。
しかし、それは弁護士としての「お仕事」ではなかったか。
問題は、彼の資質である。
陸山会事件の秘書裁判で、『推認有罪』等と言う法体系を踏みにじる判決を出した際に、「日本弁護士会」は一言の抗議声明も出さなかった。
これは日本の弁護士として、法曹人としての義務違反である。
その弁護士会の会長であった彼には、「民間の悪」と闘う正義の弁護士では有っても、法の精神を守る立場の弁護士として「国家権力」に立ち向かう気はなかったと、判断する。
これは、非常に重要な彼の資質である。
幾ら「反原発」を言っても、そのほか実に立派な政策を並べ立てても、あの邪悪な強権政治の政府と、それを支配する闇のマフィアである「原発ムラ」と、更にはマスコミ財界あらゆる強力な抵抗に、彼が何を実現出来るかを考えれば、自ずと結果は知れていようと言う物だ。
せいぜい、ちまちまと努力して、三年後の総選挙での勢力固めに向けて邁進する、のが関の山。
その間に、日本の50基の原発は全て再稼働しているだろう。
自由民主党の元総理大臣、政界の大御所、新自由主義の旗艦である小泉純一郎が反旗を翻したから、細川の選挙に意味が有るのだ。
細川が勝った時に、自民党内部には鳴動が起こるであろう。
地割れが始まるであろう。
激震が走り、その流れは安倍晋三等に止めるべくも無く、戦後続いて来た日本政治の舞台が、大きく回り始める筈だ。
その先は、自民党の更なる結束かもしれない。
極右異端分子を排除しての、新生自民党かもしれない。
そこから、原発以外のエコ・エネルギーによる新しい経済システムが構築され、更なる利権が産まれ、彼等は更に肥え太るかもしれない。
それがどうした。
このまま座して、被曝を続け、再稼働を許して更なる極悪なるつけを子孫に残すか。
原発を棄て、汚染にもそれなりの対策を立て、その後の経済支配制度へのつけを子孫に残すか。
どちらが、日本の将来に取って有益で有るか。
理想論に走って、新自由主義復活を阻止すると言う名目で、細川を追い落とせば、原発と経済搾取と、更には従前の巨大な悪のシステムとの、全てを子孫に残してしまうハメにも、なりかねないのだ。
万一細川が勝てれば、流れが出来よう。
全国の首長選に「反原発運動」を継続させる、と小泉は言っている。
それは、地方からの政治風土の再編成をもたらす動きになる。
その流れの中で、「国民の生活」を第一に考える勢力も、力を回復して行けるであろう。
幾つもの新しい精神が誕生し、幾つもの有効な選択肢が現れる可能性もある。
そうすれば、小泉が「目論んでいる」新たな搾取構造も、食い止める事が出来るかも知れないではないか。
あの弁護士では、そこまでの激震は起こせない。
せいぜい地方の首長の一人の交代で、終わってしまう。
彼の陣営が喧伝している、東京都知事発の全国首長の提携は、絵に描いた餅のたとえ通りでおわると思う。
共産党が仕切って、それに乗っかっての登場では、そこまでの新たな潮流は産み出せない。
幾ら、彼は共産党員ではないと言っても、運動母体がそうなら致し方ないのだ。
この点は、どれだけ彼の支持者が反論しようと、譲れない。
これまで長きに渡って、代々木の邪魔立てを見て来た身として、断言する。
細川小泉連合は、無血革命と呼んでも差し支えない程の、エネルギーとベクトルとを含んでいるのだ。
それを、嗅覚で感じたからこそ、「小泉純一朗が支持する細川護煕」を支持する。
敢えて言うが、小泉純一郎は、大っ嫌いだ。
戦後、最も許せない政治家の一人である。
岸信介。
佐藤栄作。
中曽根康弘。
小泉純一朗。
菅直人。
この五人は、許されるものなら自分の手で首を絞めてやりたい程である。
しかし。
今回の選挙戦では、小泉の「毒」を利用して大義をなすを、良しとする。
政策だ、カネのスキャンダルだ、政権を放り出しただ、そんな細かい事は「敢えて」どうでも良い。
安倍晋三に必殺の一撃を加え、「反原発」を絵に描いた餅に終わらせずきちんと実現し、新たな政治風土を作る事。
その結果としての日本を、子孫に残すのだ。
文句有るか。
彼は、先の選挙にも立候補して、当選した猪瀬直樹にカドリプル・スコアーで敗れ去った。
私は、熱心に支持していたのだが。
その猪瀬が金銭トラブルで失脚しそうになっていた頃、やがて避けられない都知事選挙に、彼が再び立候補してくれれば良いと、ツイッター上でも呟いたものだった。
従って、今回彼が再度立候補を表明した時は、当然の様に支持する気になっていた。
「彼では勝てない。降りろ。」という有名ブロガーやツイッターに対して、始める前から負けると判断するな、と違和感を表明しても居た。
細川護煕が出馬するまでは。。。
そこから始まったゴタゴタは、いまさら記するつもりは無い。
しかし、双方の陣営が罵声を浴びせ合う修羅場を見せられながら、自分なりに細川を側面援助する様なツイートを繰り返して来たが、いかんせん両陣営の溝は深まるばかり。
結果として、この選挙戦で修復不可能な亀裂を生んでしまった様な気がする。
以下の議員諸氏の共通点はなにか。
横路孝弘
谷垣禎一
山口那津男
福島瑞穂
漆原良夫
枝野幸男
細川律夫
仙谷由人
平岡秀夫
筒井信隆
高村正彦
山田正彦
江田五月
(順不同)
ざっと拾ってみた、主立った「弁護士出身議員」一覧である。
そして、彼等が何か日本にとって有意義な事を為したか?
本質的な点での功績は、何も見当たらない。
それどころか、国に仇なすろくでもない議員達ではなかったか、という気がする。
頭はきっと良いのかもしれない。
確かに、弁は立つのだろう。
コーディネート能力に秀でた場合も有るかもしれない。
そして、「相手」を論破する傾向が強いのではないか。
逆に言うと、「自分」を擁護する事に長けているようだ。
つまり逆に言えば、大所高所から俯瞰的に事を把握して、全体的なアウトラインを示す力には、かけているのでは無いか。
自己顕示欲は相当なものだ。
微に入り細に穿って、問題を突き詰めて行く。
結果として、私は「弁護士」は政治家には向いていないのでは無いか、とすら疑う様になってしまった。
ところで。
件の弁護士候補者であるが。
どうやら人品骨柄一点の曇りも無い、完璧にして望み得る最高の候補者らしい。
そして、その謳う所の政権構想は、完璧にして分り易く、一部の遺漏もないものなのだそうだ。
えてして、弁護士の作成する文書は、完璧な物である事が普通なのだと思う。
それの出来不出来で、戦いに勝てるか負けるかが、大きく左右されるわけであるからして、万に一つも不備が有ってはまかりならぬ。
討論会をやれば、他の全ての候補者を論破し、一人勝ちだったそうだ。
当然だろう。
有名弁護士なのだから。
敵のオウンゴールによって政権を取り返すや、野党暮らしで発酵した自由民主党がひりだした、安倍晋三なる狂気の宰相が、前人未到の暴走の極みにある。
国民は警察権力の監視下に置かれ、自由な表現も奪われ、何が起こっているかの情報を全く遮断された閉塞した環境の中で労働機械の如くに働かされて、爪に灯を点す如くにして産み出される生産の大半を血税として上納させられた挙げ句に、湯水の如くに浪費される経済構造にギリギリで生かされて行く。
放射能被曝は防御されず、正しい検査も無いままに放置され、蝕まれて行く肉体の変化にも気がつかされないまま、ぼろ雑巾の如くに打ち捨てられるまで、生かされて行く。
狂気の宰相の趣味で戦争に駆り出され、何処にも抵抗する余地を与えられないまま、消耗品として「永遠のゼロ」になるまでの間、ギリギリで生かされて行く。
そんな日本社会になりかかっている。
ふざけんなよ!
◯違いのたわ言に付き合わされてたまるか。
で。
どうすれば、そのような偏向した強権政治の奔流に立ち向かえるのか。
狂気の宰相安倍晋三の独裁強権を止めるのに、どうすれば良いのか。
くだんの弁護士候補が、唯一の反自民公明の候補者であったら、恐らく止める事は不可能であると考える。
何故なら、「共産社民民主推薦・反原連支持」などという候補者に、若年層が投票すると思うか。
無党派層を掘り起こせると思うか。
自民党の基礎票が300万票だそうだ。
公明党の基礎票が60万票だそうだ。
前回90万票の弁護士は、今回は以前より覚醒した市民層の票を上積み出来たとして、その分自民から50万票差し引いて、320万票取れると思うか。
どう考えても無理だろう。
よしんば勝てたとしよう。
都議会で自民公明80議席強に対して、共産民主(社民は議席無し)で、一体何が出来るか。
都議会解散して選挙をやったとして、与党を形成出来るか。
確かに、細川陣営にもそれは同じ事が言える。
しかし。
弁護士が当選したときの安倍政権に与えるインパクトと、細川が当選した時ンインパクトでは、その差が違いすぎる位に違う筈だ。
何しろ「自由民主党員小泉純一郎」が、党の総裁に逆らって選挙戦に臨んだのだから。
弁護士陣営からの批判で多いのは。
「元総理という肩書きだけに頼って」
「有名人の人気投票」
「有名人を担ぎ出しての中身の無い選挙」
「日本を破壊した小泉を支持する何て信じられない」
とんでもない!
小泉純一郎は、死んでも許せない。
考えても見て欲しい。
都知事に立候補しているのは、小泉純一郎では無い。
細川護煕なんだ。
「毒をもって毒を制すというが、一つの毒を制した後に使った毒が残る」
と言う攻撃もある。
原発を無くす、という最重要事項の後に残る毒なんて、少しも致命的では無い。
「結果に責任を負わなくて済む有名人を引っ張り出して」
とんでもない。
彼等は、原発マフィアに絡めとられている社会で、多くの犠牲を払う可能性を押して、細川支持を表明している。
待った無しで、原発を止める社会にしたいから。
切羽詰まって、これ以上後が無いから。
弁護士では、実現出来る可能性が低いから。
必死で出て来てるのだ。
政策論争を言う。
確かに、細川の政策にはアヤフヤな所がある。
しかし、初期のまだ政策決定が為される前のリストを使って、先出しジャンケンの相手と比べても、意味は無い。
リストで「無回答」となっていても。
秘密法に反対を明言した。
カジノに反対も明言した。
そんな事より、とにかく「反原発再稼働」のワンイシューで充分だ。
何故なら、安倍晋三に決定的一撃を加える事で、後の流れは大きく変わって行く筈だから。
弁護士では、そうはいかない。
第一、彼には「国家権力」に立ち向かう気配は感じない。
暴力団の闇金の非道な取り立ての被害者の弁護をした。
オームの時も活躍した。
宜しかろう。
多いにリスペクトします。
しかし、それは弁護士としての「お仕事」ではなかったか。
問題は、彼の資質である。
陸山会事件の秘書裁判で、『推認有罪』等と言う法体系を踏みにじる判決を出した際に、「日本弁護士会」は一言の抗議声明も出さなかった。
これは日本の弁護士として、法曹人としての義務違反である。
その弁護士会の会長であった彼には、「民間の悪」と闘う正義の弁護士では有っても、法の精神を守る立場の弁護士として「国家権力」に立ち向かう気はなかったと、判断する。
これは、非常に重要な彼の資質である。
幾ら「反原発」を言っても、そのほか実に立派な政策を並べ立てても、あの邪悪な強権政治の政府と、それを支配する闇のマフィアである「原発ムラ」と、更にはマスコミ財界あらゆる強力な抵抗に、彼が何を実現出来るかを考えれば、自ずと結果は知れていようと言う物だ。
せいぜい、ちまちまと努力して、三年後の総選挙での勢力固めに向けて邁進する、のが関の山。
その間に、日本の50基の原発は全て再稼働しているだろう。
自由民主党の元総理大臣、政界の大御所、新自由主義の旗艦である小泉純一郎が反旗を翻したから、細川の選挙に意味が有るのだ。
細川が勝った時に、自民党内部には鳴動が起こるであろう。
地割れが始まるであろう。
激震が走り、その流れは安倍晋三等に止めるべくも無く、戦後続いて来た日本政治の舞台が、大きく回り始める筈だ。
その先は、自民党の更なる結束かもしれない。
極右異端分子を排除しての、新生自民党かもしれない。
そこから、原発以外のエコ・エネルギーによる新しい経済システムが構築され、更なる利権が産まれ、彼等は更に肥え太るかもしれない。
それがどうした。
このまま座して、被曝を続け、再稼働を許して更なる極悪なるつけを子孫に残すか。
原発を棄て、汚染にもそれなりの対策を立て、その後の経済支配制度へのつけを子孫に残すか。
どちらが、日本の将来に取って有益で有るか。
理想論に走って、新自由主義復活を阻止すると言う名目で、細川を追い落とせば、原発と経済搾取と、更には従前の巨大な悪のシステムとの、全てを子孫に残してしまうハメにも、なりかねないのだ。
万一細川が勝てれば、流れが出来よう。
全国の首長選に「反原発運動」を継続させる、と小泉は言っている。
それは、地方からの政治風土の再編成をもたらす動きになる。
その流れの中で、「国民の生活」を第一に考える勢力も、力を回復して行けるであろう。
幾つもの新しい精神が誕生し、幾つもの有効な選択肢が現れる可能性もある。
そうすれば、小泉が「目論んでいる」新たな搾取構造も、食い止める事が出来るかも知れないではないか。
あの弁護士では、そこまでの激震は起こせない。
せいぜい地方の首長の一人の交代で、終わってしまう。
彼の陣営が喧伝している、東京都知事発の全国首長の提携は、絵に描いた餅のたとえ通りでおわると思う。
共産党が仕切って、それに乗っかっての登場では、そこまでの新たな潮流は産み出せない。
幾ら、彼は共産党員ではないと言っても、運動母体がそうなら致し方ないのだ。
この点は、どれだけ彼の支持者が反論しようと、譲れない。
これまで長きに渡って、代々木の邪魔立てを見て来た身として、断言する。
細川小泉連合は、無血革命と呼んでも差し支えない程の、エネルギーとベクトルとを含んでいるのだ。
それを、嗅覚で感じたからこそ、「小泉純一朗が支持する細川護煕」を支持する。
敢えて言うが、小泉純一郎は、大っ嫌いだ。
戦後、最も許せない政治家の一人である。
岸信介。
佐藤栄作。
中曽根康弘。
小泉純一朗。
菅直人。
この五人は、許されるものなら自分の手で首を絞めてやりたい程である。
しかし。
今回の選挙戦では、小泉の「毒」を利用して大義をなすを、良しとする。
政策だ、カネのスキャンダルだ、政権を放り出しただ、そんな細かい事は「敢えて」どうでも良い。
安倍晋三に必殺の一撃を加え、「反原発」を絵に描いた餅に終わらせずきちんと実現し、新たな政治風土を作る事。
その結果としての日本を、子孫に残すのだ。
文句有るか。
存亡の危機、寒風吹きすさぶ中、不条理に一命を賭けるのか。
老いるとは、生きるとは何かと、自らに問う選挙にもなった。
子、孫に、生まれてよかったと思える日本という国を残したい。
敵を騙すにはまず味方から。
脱原発の新しいエネルギー開発は、脱石油でもあり、脱米国でもある。千代田化工の水素貯蔵技術はそれを現実のものとしてくれるだろう。
今忙しいので、この記事にもう一回コメさせてくださいね。
すでにご覧になっているかもしれませんがご参考まで:
http://www.ustream.tv/recorded/43257886
無理やり出した結論について、自分を納得させるために一方を力任せにこき下ろし、一方を推すことの言い訳に読めたのだけれど...。
あくまで個人的な感想とお断りして書きますが、宇都宮氏のインタビュー、心打つ物がない、響かない。
そつのない語り口にあるのかなぁ・・・・。
東京は日本の一都市だがその予算規模は中規模の国家予算に相当する。
そこが変われば大きな変化を生み出すと思っている。
宇都宮氏はその器ではないと感じた。
隣県の出馬であれば応援も可・・・・。
法曹界のトップにいて一連の小沢冤罪事件に物申さぬ態度は体制べったり、官僚のしもべと揶揄されても反論出来まい。
宇都宮氏がこれまでにやってきた業績は、たとえ弁護士だからと言って、仕事だからと言って、わざわざ選んでそれをしなくてもやっていける中での仕事だったと思います。それゆえ支持信奉している人も少なくありません。私は都民ではありませんが、前回の選挙で応援していました。これまでにマガ9や週刊金曜日、IWJなどで、彼や彼にかかわる発信を今まで見聞きしてきました。応援している人たちも私が信頼している人が多いです。ですから、彼が当選してくれたらいいなと思っていました。
しかし、閻魔さまも力説されていますが、脱原発こそ第一。そして、細川小泉で自公に勝つことが大事。その影響力はパリさまの書かれた通りですね。
私は都民でもないのに双方の候補者の間で行ったり来たり。あの人の話を聞いてこっちへ、この人の話を聞いてこっちへ。そんな日々でした。さらに、お互いの陣営がやりあう姿に辟易ともしていました。そんなことやってる場合じゃないだろう。敵は誰なのかよく考えろ!そんな意見があちこちから聞こえます。私もそう思います。
そして、いま私も細川さんが小泉さんと一緒に安倍事項に打ち勝ってくれたらいいと思うようになりました。