晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

さて、これからが『正念場』 / 日本を正しい方向へ戻す為9月14日までに我々国民がやらねばならぬ事

2010-08-27 06:26:16 | 政治と社会
とうとう小沢氏が、代表選に立つ事を明らかにされました。

これからが、正念場になる筈です。


白状します。

実は、私は2年ちょっと前まで、小澤一郎なる政治家が嫌いでした。
彼こそが、旧弊なる『金権体質』の典型的政治家だと、思っていました。

裏取引や駆け引き。
不透明な政治資金。

国会対策と選挙の達人。
寝技を駆使する剛腕。

と、信じ込んでいました。


民主党結成時に、「小沢が癌だ」と思っていました。

鳩山さんは、旧自民党系の中ではリベラル。
しかし、所詮は自民党出身者。

やはり、期待の星は『菅直人』

だと、思っていました。


ウヘェ~、恥ずかしい。。。
今思い返すと、汗顔の至りデス。



その考えに、自分の中でストップがかかったのが、実に『西松事件』だったのです。

後は、一気呵成の「小沢ファン」への変貌ぶりに、家人もあきれておりました。

先の衆院選では、私の影響めでたく、家人も『民主党』に投票したものでした。
党員にまでなってしまった。


しかし、その後の成り行きの「目を覆うばかり」の拙行の連続に、いくら私が説得しようにも、家人の民主党への支持の気持ちは、ドンドン失われて行ったのでした。

しょっちゅう日本と当地を往復している家人が言うには。
「日本では、民主党への評価なんて全く無い」

「何にもしていない」
「景気は、増々悪くなってる」


私の反論は以下の通り。

半世紀以上の<悪政>の錆を落とすには時間がかかる。
短絡的に批判するべきではない。
もっと、時間を与えなければ。
小沢氏が居る。
小沢氏は、マスコミが喧伝している<悪人>では無い。

と、どれだけ説得しても、「聞く耳持たぬ家人」なのでした。
小沢氏への<疑念>も、はらしてやる事あたわず、と言う有様でした。
私には白状しませんが、参院選にはどこか他の党に入れた気配が濃厚でした。


その間、私の<ブログ>にも「対して興味を示さなかった」彼女は、マックの前に座り続ける私に、かなり苛ついていたようでした。

私としては、世間様に向かって「声を発信している」のに、家人一人すら説得で来なければ、意味がないと思い、時に触れては、「民主党の在り方」や、「小沢氏への罪をかぶせる」検察の不法な横暴、マスコミの恣意的な国民への洗脳作戦、などを語り、その度に、大した結果を得る事がなかったのが、正直なところです。


ところがその彼女に、最近また少し変化が見られる様になって来たのです。


私が、「何を書いたのか」とか、そのブログの順位などにも興味を示す様になりました。

そして、あれほど「うさん臭そうに」横目で見ていたブログの更新作業にも、余り批判がましい事を言わなくなって来たのです。

昨今は、私の事を「小沢命だね、まったく」と笑う程になり、そしてついに。

「一度小沢さんに首相をやってもらっても良いかも」

と言ったのです。



長々と、私事で恐縮でした。


言いたかった事は、ただ一つ。

周囲を見渡しましょう。
そして、未だに以下の様な人が近くに居たら、「どうすれば良いか」を、考えて欲しいのです。

「一年ちょっとの間に、三人も首相を換えるのは、いくら何でも良くない」
「そんなにコロコロ総理大臣を換えると、国際的にばかにされる」
「検察審査会に起訴を強制されるかもしれない人を、首相になどできない」
「政治とカネの問題に、説明が為されていない」
「金権体質だ」
「壊し屋だ」
「菅首相でがんばれば良い」
「小沢は末に過去の人」
「今の時代は、若返りが必要」

等と言う、マスコミが悪意を持ってねつ造した、小沢氏に対する「マイナス・イメージ」を、一つ一つ反論して、説明して、考えを改めさせる事が肝要である、という事なのです。


何人首相を換えようと、数は無意味です。
無能な首相、日本に取って「害をなす」首相である事が判明したら、即刻換えなければなりません。
無能であっても、「しょっちゅう代える事が良くない」と言う理由で続けさせる事は、国に取っての「取り返しのつかない損失」です。

「国際的にばかにされる」と言う様な、「井戸の底の発想」こそが、世界から馬鹿にされるのだ、と言う事を理解しなければなりません。
日本の、国際的立場など、はっきり言って「大して重きの有る」存在などではないのが、実情です。
「世界に馬鹿にされる」という理屈、つまり「世間体を気にする」事のみが行動原理である、そのような日本人気質こそが、馬鹿にされる所以なのです。
戦前戦後のフランスも、大統領がコロコロと代わりました。
代わる事には、必然性があるのです。
そんな事に、世間体は関係ありません。
癌細胞は、摘出しなければならないのです。

『検察審査会』なるシステムのイカガワシさを、知らしめなくてはなりません。
第一次募集だけ「くじ引きにして」、集められた候補者たちを、観察側が「面接して選ぶ」などと言う、詐欺にも等しい存在です。
しかも、陸山会事件の告発者が、『在特会』なるアンチ在日の右翼組織の頭目である事、など全く報じられない事を、知らしめなくてはなりません。
しかも、検察が起訴出来なかった「偽装献金」などの項目を飛ばして、罪にもならない「2ヶ月の記載づれ」ダケで、『不起訴不当』というお為ごかし。
それを報じず、「政治とカネ」と言い続けるマスコミ、などの異常さを、広く知らしめなければなりません。

検察が、あらかじめ「起訴を前提に」徹底的に捜査して、何処にも不正を見つけられず、「起訴出来なかった」彼は、『推定無罪』どころか、最初から『無罪』なのです。
「推定無罪」とは、起訴されていて、いまだ判決が下りていない状態を指して、言う筈です。
(法的詳細は素人故、間違っていれば申し訳有りません)
「金権体質と言う思い込み」にこだわりたいのなら、一体何処に疑惑が有って、どのような事実が具体的に有るのかを、示さなくてはなりません。
マスコミに造り出された「虚像としてのイメージ」を、実態だと思い込む事の危険性を、指摘しなくてはなりません。

「壊し屋だと言う思い込み」にこだわる人は、彼の政治思想を理解せず、彼の行動を把握していないからである事を、知らしめなければなりません。
彼は、常に「公正な二大政党制」を求めて来ました。
つまり、戦後延々と続いた『自民党一党独裁』型の政治による腐敗を起こさない為に、有権者が政権を選択し、交代させ得るシステムを、構築しようとしたのです。
その為に「自民党」を離れました。
そして、官僚による政策立案を廃止し、政治主導での立法を求めたのです。
当然「官僚達に酷く嫌われる」存在となりました。
その後は、自らの描く「新しい政治環境」を形作るには<権力>が必要であり、その都度、離合集散を繰り返して来たが、あくまで自らの理想を追い求めた結果であり、その彼の理想とする「政治環境」が、一般的には先進的に過ぎ、理解出来ずついて来られない「同志達にとっては」壊し屋としか見えない、先端的すぎた行動であった。
しかし、彼自身は、他の政治家と違って「自らの栄達」や「地位に対する拘り」は全く無いことを、広く知らしめなければいけません。

菅直人でがんばりたい人達には、一体どのようにがんばるつもりか、冷静に良く考えて貰うべきです。
民主党に国民が政権を付託した当時の公約を、党議にも計らず総て捨て有り、完全に官僚に操作された「操り人形」と化した彼に、一体何を期待すれば良いのかを、改めて考えるべきです。

そして、小沢氏は、「過去の人どころか」過去において「未来的過ぎた」政治家であった故に、理解されにくかったのです。
彼の政治哲学は、勿論時代の流れに沿って、練り直されての変化は有る物の、『新生党』時代からぶれておらず、その思想は、今、この時代にこそ達成しうる「現代の思想」なのです。

確かに、若返りは必要です。
おもだった『先進国』を見てみると、日本程に「老人政治家が国政を牛耳っている」国は、見当たらない気がします。
しかし、では原口氏に勤まると考えますか?
ましてや前原某や、枝野某に?
若手が育っていない以上、他にかけがえのない人材は、多少歳は喰っていても「利用しない手はない」では有りませんか。
いや、それどころか、小沢氏程の政治理念と、行動力と、ノウハウとを兼ね備えた人材が、他に居ますか?


このような事柄を、周囲の「反小沢」らしき人々に、アピールしなくてはなりません。


具体的には、もし周囲に『党員』や『サポーター』が居るようであれば、ぜひとも以上の点を確認しなくれはならないでしょう。
そして、「小沢へ一票を投じる様に」説得する事が肝要です。

マスコミのネガティヴ・キャンペーンは、増々酷く、ドンドン悪質になって来ました。
ニュースの「タイトルだけ見ても」明らかに、小沢の落選を誘導したい事が有り有りと解る様な物ばかり。

しかし、そのような「世論の誘導に簡単に影響を受ける」人が、残念ながらまだまだ多いのが実情です。


マスコミは、はっきり言って日本社会にとっての『敵』です。


小沢氏は、『新生党』時代から、『記者クラブ』による独占を廃し、会見をオープンにする努力を行った結果、大手マスコミにきらわれてしまったのでした。
それ以来の「嫌悪感を引きずっている」大手マスコミは、省益を優先する官僚主導を廃止したい小沢氏は官僚達の敵となり、マスコミのクロス・オーナーシップの禁止を伺わせる「小沢を仇敵と見なす彼ら大手マスコミ」は、官僚との利害の一致によって、官僚の御用マスコミと成り果てて、恥も外聞もない国民への恣意的報道を続けています。

それらの毒牙から、周囲の近しい人々を守らなくてはなりません。


そして、皆が夫々自分の選挙区の「地方議員」さん達の『立ち位置』を見極めなければなりません。
そして、彼らに菅直人への支持をさせない様に、運動の輪を広げて行かなければなりません。

勿論、地元選出の国会議員サン達にも、同じ運動を展開する必要が有ります。

メールを送り続けるなり、ファックスを使うなり、電話攻勢をかけるなり、やれる事はあれこれ有る筈です。

そのような「運動の輪」を、皆さん夫々の周囲の人達に協力していただいて、大きなウネリにしなければなりません。


さらに、これからの20日間程の間に「最も懸念される事は」、党員とサポーターとの票の開票に際して「不正がない様に」監視しなくてはなりません。
とくに、菅政権支持派が県連を握っている選挙区は、要注意だと思われます。

彼らは、何をしでかすか、信用ならない連中です。


そして、各人それぞれが、自分のやれる事をなしたならば。
後は『天命』を待つのみです。


正義は勝つ!

日本の為に、勝たなければなりません。


コメント (16)
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