『三上文法から寺村文法へ―日本語記述文法の世界』を買って読んだのだけど、半分ぐらいで読むのをやめました。
ちょっとこれはなぁ・・・
専門の概説書でもなければ、初心者への入門書でもない。
これは研究史に関する学者の研究ノートみたいなもので、論文にも著作にもならない、大学の紀要に載せるようなものじゃないだろうか?
わずか150ページほどのこの本が1600円というのはないんじゃないのかなぁ・・・
殆どの文章で専門的語彙(ジャーゴン)が使われているが、著者自身が言葉をかみ砕いて何かを説明している部分というものがないので、わずかなページ数のなかで著者自身が言いたいことというものが何もない印象がする。
これは同じ専門分野の研究者にメールか手紙で知らせるようなもので、とても一般の人に読まんでもらうレベルではないと思うのだけれど。
私は、この本の内容が高度で理解できないと嘆いているのではない。
そうではなくて、この本は、結局何も言っていないのではないかと思えてきて、そういう本のために時間とお金を使ってしまった自分にうんざりしているのです。
きっとこの本の言っていることで目が啓かれる人もいるにちがいない。しかし、それはごくごく狭い領域の人でしかない。
どんなに薄い新書でも、何かを言おうとはしている。でも、この本は、この本だけで何かを伝えようとせず、専門領域の研究者の共通理解に乗っかって、雑談をしているだけのように思える。
著者に罪はないが、とても時間を悔いてしまう。
こういう本を一般書のような装いで流通させるのはやめてほしい。
ちょっとこれはなぁ・・・
専門の概説書でもなければ、初心者への入門書でもない。
これは研究史に関する学者の研究ノートみたいなもので、論文にも著作にもならない、大学の紀要に載せるようなものじゃないだろうか?
わずか150ページほどのこの本が1600円というのはないんじゃないのかなぁ・・・
殆どの文章で専門的語彙(ジャーゴン)が使われているが、著者自身が言葉をかみ砕いて何かを説明している部分というものがないので、わずかなページ数のなかで著者自身が言いたいことというものが何もない印象がする。
これは同じ専門分野の研究者にメールか手紙で知らせるようなもので、とても一般の人に読まんでもらうレベルではないと思うのだけれど。
私は、この本の内容が高度で理解できないと嘆いているのではない。
そうではなくて、この本は、結局何も言っていないのではないかと思えてきて、そういう本のために時間とお金を使ってしまった自分にうんざりしているのです。
きっとこの本の言っていることで目が啓かれる人もいるにちがいない。しかし、それはごくごく狭い領域の人でしかない。
どんなに薄い新書でも、何かを言おうとはしている。でも、この本は、この本だけで何かを伝えようとせず、専門領域の研究者の共通理解に乗っかって、雑談をしているだけのように思える。
著者に罪はないが、とても時間を悔いてしまう。
こういう本を一般書のような装いで流通させるのはやめてほしい。
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