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日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

『幸せになるためのイタリア語講座』

2006年08月22日 | 映画・ドラマ
先日も言いましたが、ずっと映画を見ていませんでした。「映画ファン」と自認するには映画好きの人に申し訳ないぐらいしか映画はこれまでも見ていなかったのですが、レンタルのお店に行くのは習慣づいていたので、ながーく映画を見ていないとさすがに「最近はみていないなぁ」という感慨に耽っていました。

と言っても要するに映画ではなくアメリカのドラマ『ER 緊急救命室』のDVDを見ていただけなのですが。

レンタルに行くとなぜついつい『ER』に手が伸びたかと言うと、『ER』が面白いだけではなく、ドラマなのでとりあえず一話45分で終るから、2時間見なくてもいいという心理的な抵抗感のなさが大きかったように思う。気持ちに余裕があれば、二話見ればいい。だけど映画なら2時間ぶっ通しで見なきゃならない。それに比べればドラマは疲れたら、そのときの話でやめて次の日に見ればいい。そういう気軽さがよかった。と言いながら、借りたその日に一枚のDVDに入っている四話分を見ることも多かったのだが(四話で190分なので、見終わった後にぐったりしている)。

ということで、映画を見る忍耐力を忘れるのも悲しいので、久しぶりに映画を借りてみてみました。映画は『幸せになるためのイタリア語講座』。2000年に北欧のデンマークで製作されたものです。たぶん、世界的にヒットした、正確には世界各国でそこそこ話題になった映画だと思います。

主な登場人物は男三人に女三人プラス何人かの人たち。それぞれが夢の挫折を背負っていたり、面倒を見ている親が問題を抱えていたり、配偶者を失ったばかりだったりと、悲しさ一杯の人生を送っているのですが、そんな彼らが初心者のためのイタリア語講座での出会いを通して仲良くなるというもの。その過程で痛みと喜びみたいなものに直面したりします。

「大人のラブストーリー」というより「不幸でビンボーな人たちのラブストーリー」という感じ。この映画のよさは、そんな悲しい境遇をやさしく見つめて、見ている人をちょっとほっとさせてくれるようなところだと思います。

物語の進行がゆっくりで、それを退屈と見るか、独特の間合いと見るかは人によると思います。僕は18のチャぷターを三日ぐらいに分けて見ました。最初ちょっと退屈しちゃったのですが、それでも全部見終わった後には小さな満足感がありました。


涼風


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