ボクの個人名刺や講師プロフィールなどに記載している野菜ソムリエ活動の1つに、
「農業」とありました。
ボクの野菜ソムリエのベースは、子どもの時からの野菜作り。
言うまでもなく「農業」がベースです。
でも、今春からはそのベースである「農業」という2文字がなくなりました。
入れ替わりに「農boy」と記しました。
自慢じゃないのですが、お名刺交換の度に
「農業してるのって素敵ですね」と、よくお声を頂きます。
野菜ソムリエとして活動させていただき、3年あまり。
こういうことをお話しするのもなんですが、
このお声を頂けるということは、
一見、アドバンテージのようにも思えるかもしれません。
でも、現実は全く逆。
ハンデになっているという気がしてきたのです。
しかも何となく自分自身を限定している気もしていました。
個人名刺やセミナー講師のプロフィールには、もうひとつ「セミナー講師」と記載しています。
ところが、
「セミナー講師」と「農業」と併記していると、これが曲者に・・・。
それだけで難しい内容を話す講師と敬遠されているのではと感じたのです。
また、お名刺交換のとき、
「農業やってはるのですね~」とおっしゃられると、
その次にどうもヘンな間を感じるようになったのです。
「農ギャル」という言葉。
最近よく耳にするようになりました。
じゃ「農boy(農ボーイ)」という言葉、あってもおかしくないんとちゃう?
そして、もっとフィールドを越えた活動が出来ればと思い、
「農業」から、「農boy」に変えたワケです。
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3月8日(土)、大阪ぐりぐりマルシェに出展させて頂きました。
この日は、大阪ぐりぐりマルシェの1周年記念の日。
まだ肌寒かったのですが、お天気に恵まれました。
ボクは今回は前回に続いて、大阪でもなかなか買えない幻の「難波ネギ」の
販売をさせて頂きました。
お陰様でお昼には完売!
難波ネギを入手された先輩野菜ソムリエの方が告知して頂いたお陰で、
野菜ソムリエつながりの方々も多くいらっしゃいました♪
で、難波ネギを販売しながらもう1つさせて頂いたのが、こちらです。
1周年記念の「ベジ花輪」づくりです。
マルシェの出展者である寺田農園さんから、
商品に出来ない数種類の大根(無農薬無化学肥料栽培です)、
そして竹の子族で販売している奈良県桜井市産の無農薬の金柑を使わせていただきました。
ぜーんぶ野菜と果物で出来ています。
会場である難波神社の正面入り口に展示させて頂きました。
商品に出来ない大根とはいえ、見てください。このみずみずしさ。
そして、この写真はだいぶ時間が経ってから撮影したものですが、
いつまでも鮮やかな色を奏でています。
午後には、約1年半ぶりの知人との再会も・・・。
夜はマルシェ1周年記念の懇親会♪
たくさんのスタッフ、参画者、出展者さんがご参加されました。
懇親会では、大阪ぐりぐりマルシェのコンセプトを、
この1年間の総集編も兼ねて振り返りました。
大阪ぐりぐりマルシェには、7月からほぼスタッフのような感じで出展させて頂いておりますが、
ボクも農家さんを初めとする出展者さんから色々と勉強させて頂きましたし、
今まで触れたことのなかった野菜にも出会えることが出来ました。
大阪ぐりぐりマルシェが、ライフワークとしてのマルシェとして生活者の皆さんに
認知していただけるように努めて生きたいと思いました。
その中でのボクの役割は、
自分自身の存在がライフワークに欠かせない存在になる必要があることだと感じました。
その最大のキーポイントが、生活者視点です。
まず、生活者(都会の人々)の立場に立ち返る。
それを心がけて、出展者さんのお野菜・果物が1つでも多く売れるようにして行きたいと思います。
今回もスタッフの皆さん、
お越しくださった皆さん、
ありがとうございました。
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この日は、大阪ぐりぐりマルシェの1周年記念の日。
まだ肌寒かったのですが、お天気に恵まれました。
ボクは今回は前回に続いて、大阪でもなかなか買えない幻の「難波ネギ」の
販売をさせて頂きました。
お陰様でお昼には完売!
難波ネギを入手された先輩野菜ソムリエの方が告知して頂いたお陰で、
野菜ソムリエつながりの方々も多くいらっしゃいました♪
で、難波ネギを販売しながらもう1つさせて頂いたのが、こちらです。
1周年記念の「ベジ花輪」づくりです。
マルシェの出展者である寺田農園さんから、
商品に出来ない数種類の大根(無農薬無化学肥料栽培です)、
そして竹の子族で販売している奈良県桜井市産の無農薬の金柑を使わせていただきました。
ぜーんぶ野菜と果物で出来ています。
会場である難波神社の正面入り口に展示させて頂きました。
商品に出来ない大根とはいえ、見てください。このみずみずしさ。
そして、この写真はだいぶ時間が経ってから撮影したものですが、
いつまでも鮮やかな色を奏でています。
午後には、約1年半ぶりの知人との再会も・・・。
夜はマルシェ1周年記念の懇親会♪
たくさんのスタッフ、参画者、出展者さんがご参加されました。
懇親会では、大阪ぐりぐりマルシェのコンセプトを、
この1年間の総集編も兼ねて振り返りました。
大阪ぐりぐりマルシェには、7月からほぼスタッフのような感じで出展させて頂いておりますが、
ボクも農家さんを初めとする出展者さんから色々と勉強させて頂きましたし、
今まで触れたことのなかった野菜にも出会えることが出来ました。
大阪ぐりぐりマルシェが、ライフワークとしてのマルシェとして生活者の皆さんに
認知していただけるように努めて生きたいと思いました。
その中でのボクの役割は、
自分自身の存在がライフワークに欠かせない存在になる必要があることだと感じました。
その最大のキーポイントが、生活者視点です。
まず、生活者(都会の人々)の立場に立ち返る。
それを心がけて、出展者さんのお野菜・果物が1つでも多く売れるようにして行きたいと思います。
今回もスタッフの皆さん、
お越しくださった皆さん、
ありがとうございました。
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写真は、先日川上村で頂きました「菜めし」。
菜っ葉のお漬物の炊き込みご飯です。
川上村の郷土料理の1つです。
菜めしに使う菜っ葉のお漬物は、郷土料理の本では白菜と書かれていますが、
こちらを使うのが本家といわれているそうです。
「小菜(こな)」というそうです。
で、生かじってみました。
独特の山菜に似た苦味がありますが、食べにくいわけでもありません。
見た感じ、しろ菜みたいですね。
帰宅後、自宅で栽培している、しろ菜を生でかじってみました。
味が全然違いました。
栽培条件にもよりますが、しろ菜の方が苦味が強く、食べにくいのです。
根元の姿も、しろ菜となんか違う気が・・・
葉っぱも、しろ菜にしては鮮やかな気が・・・。
形もなんか違うような・・・。
白菜の一種で、山東菜という、巻かない白菜があるのですが、
そちらはもうちょっと茎が白菜に近く、太いので、それではなさそうです。
白菜は早生で8月末に種まきして11月末。
3ヶ月かかります。
しかも、この「小菜」
この日ご一緒させて頂きました、80歳のおばあちゃんしか作っていない野菜だそうです。
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さて、こちらの写真は「メンパ」です。
川上村に御邪魔させて頂いた際に、見せていただきました。
簡単に申しますと、山仕事の人専用のお弁当箱です。
どちらも深さ10cmくらいあり、普通のお弁当箱よりも深いです。
で、右側のちょっと大きく見えるほうがフタになります。
この弁当箱、両方ともご飯を詰めることが出来ます。
両方ともご飯を詰めると、朝食と昼食の2食分を山にもって行くことが出来ます。
2食分を山にもって行く場合、写真を交えながら説明すると・・・
まず左側の器にご飯を詰めた後、のり弁当の要領でおかずを直接のせます。
おもに魚の味噌漬けや焼き魚、それ以外には野菜や山菜の佃煮をのせます。
右側の器にもご飯を詰めます。
で、ご飯を詰めた右側の器で左側の器をフタします。
このとき、右側の器に詰めるご飯の量は、満タン詰めるとフタが出来ないため、
ご飯を詰める量はあと1~2cmのところまでにします。
こうなると、左側の最後に入れたおかずと、右側のご飯がペタッと密着します。
そして、右側のご飯、左側のご飯の両方ともおかずの味がつきます。
で、山仕事で朝食、昼食を山でとる場合をお話しますと、
明け方、山に登り、山仕事をします。
そして朝食。
まずはどちらか片方の器のご飯と、おかずを平らげます。
そして、昼食は、残りの器のご飯とおかずを平らげます。
場合によってはお味噌とそれの適当な具材を持っていく場合があります。
お味噌汁を山で作る為です。
どうやって作るの?
昼食をとるときは、片方の器がカラですので、これでお味噌汁を作るのです。
実はこの器、熱に強いのです。
適当な具材を入れて、お味噌を入れて、沢の水を入れておきます。
具材は生えている山菜を使うこともあります。
そして、焚き火で予め熱しておいた石をお味噌と具材、沢の水が入った器に入れます。
これであったかいお味噌汁の出来上がり。
で、お味噌汁を作るときは、沢や小川の近くで昼食をとる必要があります。
まぁ、水場から遠いところから山仕事をして、お昼になると水場に近いところを手がけるようにすれば、
お味噌汁が作れます。
山であったかお味噌汁を口にしたいときは、計画的な山仕事が求められるってことですね♪
また、山仕事では汗をかきます。
塩分も流れていきます。
そのためにもお味噌汁が力を発揮してくれるのでしょうね。
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さて、つづいて向かいましたのが、
「北和田」地区。
こちらでも、郷土食のことについてお母さん方といろいろお話をお伺いすることになりました。
御案内していただいたのが、ある方のお宅へ。
で、お邪魔すると・・・。
!!!
たくさんの郷土料理が出迎えてくれました!
では、その郷土料理の数々をご紹介しましょう!
切干大根と五目豆のいとこ煮。
さつまいものつるの佃煮。
「きゃらぶき」というふきの佃煮がありますが、
そのサツマイモのつるのバージョンです。
おなかのお掃除になりそうです♪
山椒味噌
アマゴの味噌漬け。
清流にしかいない魚です。
しかも、とにかくでかく、身が肉厚~
ここまで大きいものを口にしたのは生まれて初めてです。
たけのこの煮物
昨年収穫したたけのこを保存し、それを煮物にしたものですが、
食感がビックリするほど旬の筍を食べているような感じでした。
わらびの煮物
こちらも昨年収穫したわらびを塩漬けにして保存したものを、
少しの調味料で味付けした一品。
すごく食べやすく美味しかったです。
ぜんまいの白和え
イタドリの漬物。
吉野では「スカンポ」といわれています。
原っぱに生えている、生でかじると酸っぱいものです。
以前、下北山村でもイタドリのお漬物を頂きました。
煮てから外側の皮をはいで塩漬けし保存。
煮るときの火加減がコツだそうです。
食べるときは塩出しして食べます。
コリコリとした食感がたまりません♪
イタドリの酢味噌和え
イタドリの漬物を酢味噌和えにしたもの。
酢味噌との相性と、イタドリの食感がたまりません。
お酒のあてにもなりそうです。
高菜の漬物。
こちらは2年もの。
まろやかな塩味を楽しむなら、こちらがオススメですね。
こちらは1年もの。
ピリッとした辛さ&菜っ葉独特の風味がお好きな方は、こちらがオススメかもしれません。
菜めし。
菜っ葉の漬物と油揚げの炊き込みご飯。
お漬物の塩味がなんともいえません~
このお漬物に使う菜っ葉、主に白菜やしろ菜などが使われるそうですが、
「小菜(こな)」と呼ばれる川上村の在来野菜を使うのが本家だそうです。
こちらはまたご紹介します。
まだあります。
ミョウガを冷凍にしたもの。
ミョウガを収穫して冷凍庫に保存したシンプルなもの。
使いたいときに凍ったまま刻んで、醤油を掛けるだけでいただけます。
もちろん、香りも残っています~
ひしもちまで頂いてしまいました♪
お陰様でおなかがいっぱいになりました~♪
で、話もすごい盛り上がり、野菜の話となると昔懐かしい野菜の話や果物の話で盛り上がりました。
また、お母さん方から「昔のことを思い出させてくれてありがとう!」とおっしゃって下さり、
驚きました。
また、川上村は郷土食の取り組みが実は盛んなのです。
25年前に、川上村の郷土食についてまとめられた本が作られました。
そこには郷土食の誕生秘話やレシピ、どういう時期に食べられているかについて書かれています。
でも、集落ごとで微妙に違いがあるそうです。
そこも面白いところですね。
お母さん方は異口同音で、
「うちらはお店に食料がなくなっても最低4~5日は暮らせる!」
とおっしゃってました。
折りしもこの日、大寒波が日本を襲い、関東地方では記録的な大雪。
そのため交通が寸断されスーパーの食料品売り場などから食料が殆どなくなり、
一時期「食料難」に陥りました。
こういうことをお話しすると被災された方に失礼かもしれませんが、
こうなったときに、こうした保存食や郷土食の知恵は必要と感じましたね。
ご一緒させて頂きました80歳のおばあちゃんが、
足を手術したてにも関わらず石段を軽やかに登っていく姿が印象的でした。
で、気がつけば、夕方。
川上村の郷土食について、もっと学んでいきたいと思います。
北和田地区のお母さん方、ありがとうございました。
ご馳走様でした!
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「北和田」地区。
こちらでも、郷土食のことについてお母さん方といろいろお話をお伺いすることになりました。
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で、お邪魔すると・・・。
!!!
たくさんの郷土料理が出迎えてくれました!
では、その郷土料理の数々をご紹介しましょう!
切干大根と五目豆のいとこ煮。
さつまいものつるの佃煮。
「きゃらぶき」というふきの佃煮がありますが、
そのサツマイモのつるのバージョンです。
おなかのお掃除になりそうです♪
山椒味噌
アマゴの味噌漬け。
清流にしかいない魚です。
しかも、とにかくでかく、身が肉厚~
ここまで大きいものを口にしたのは生まれて初めてです。
たけのこの煮物
昨年収穫したたけのこを保存し、それを煮物にしたものですが、
食感がビックリするほど旬の筍を食べているような感じでした。
わらびの煮物
こちらも昨年収穫したわらびを塩漬けにして保存したものを、
少しの調味料で味付けした一品。
すごく食べやすく美味しかったです。
ぜんまいの白和え
イタドリの漬物。
吉野では「スカンポ」といわれています。
原っぱに生えている、生でかじると酸っぱいものです。
以前、下北山村でもイタドリのお漬物を頂きました。
煮てから外側の皮をはいで塩漬けし保存。
煮るときの火加減がコツだそうです。
食べるときは塩出しして食べます。
コリコリとした食感がたまりません♪
イタドリの酢味噌和え
イタドリの漬物を酢味噌和えにしたもの。
酢味噌との相性と、イタドリの食感がたまりません。
お酒のあてにもなりそうです。
高菜の漬物。
こちらは2年もの。
まろやかな塩味を楽しむなら、こちらがオススメですね。
こちらは1年もの。
ピリッとした辛さ&菜っ葉独特の風味がお好きな方は、こちらがオススメかもしれません。
菜めし。
菜っ葉の漬物と油揚げの炊き込みご飯。
お漬物の塩味がなんともいえません~
このお漬物に使う菜っ葉、主に白菜やしろ菜などが使われるそうですが、
「小菜(こな)」と呼ばれる川上村の在来野菜を使うのが本家だそうです。
こちらはまたご紹介します。
まだあります。
ミョウガを冷凍にしたもの。
ミョウガを収穫して冷凍庫に保存したシンプルなもの。
使いたいときに凍ったまま刻んで、醤油を掛けるだけでいただけます。
もちろん、香りも残っています~
ひしもちまで頂いてしまいました♪
お陰様でおなかがいっぱいになりました~♪
で、話もすごい盛り上がり、野菜の話となると昔懐かしい野菜の話や果物の話で盛り上がりました。
また、お母さん方から「昔のことを思い出させてくれてありがとう!」とおっしゃって下さり、
驚きました。
また、川上村は郷土食の取り組みが実は盛んなのです。
25年前に、川上村の郷土食についてまとめられた本が作られました。
そこには郷土食の誕生秘話やレシピ、どういう時期に食べられているかについて書かれています。
でも、集落ごとで微妙に違いがあるそうです。
そこも面白いところですね。
お母さん方は異口同音で、
「うちらはお店に食料がなくなっても最低4~5日は暮らせる!」
とおっしゃってました。
折りしもこの日、大寒波が日本を襲い、関東地方では記録的な大雪。
そのため交通が寸断されスーパーの食料品売り場などから食料が殆どなくなり、
一時期「食料難」に陥りました。
こういうことをお話しすると被災された方に失礼かもしれませんが、
こうなったときに、こうした保存食や郷土食の知恵は必要と感じましたね。
ご一緒させて頂きました80歳のおばあちゃんが、
足を手術したてにも関わらず石段を軽やかに登っていく姿が印象的でした。
で、気がつけば、夕方。
川上村の郷土食について、もっと学んでいきたいと思います。
北和田地区のお母さん方、ありがとうございました。
ご馳走様でした!
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