映画はやはり映画館に行って観るのが一番いい。
巨大スクリーンの前に陣取り、上映を告げるアナウンスとともに場内が暗くなり、何本かの予告編が映し出され(この映画の予告編ってやつが大好きで、最近はYouTubeで「予告編」だけを片っ端から観たりしている)、徐に本編が映し出されてゆくその瞬間が堪らない。
だから本来映画は暗闇に包まれた映画館の中で観るということが最も正しい。
ところがこの映画館というある意味神聖な場所は、一部のマナーの悪い輩のために、折角の映画そのものが台無しになってしまうことがあったりする。
どうにかならないんだろうか? あのガサガサと音を立て続ける人間やスマホの明かりを漏らし続ける人間たちのこと・・・。
だから、ストレスのない自分の部屋で、「ネットフリックス」や「Disney+」や「Amazonプライム」なんかで観てしまうことが多くなる。
しかし本来、映画は映画館に行って観たい。いや、観るべきなのだ。心からそう思う。
で、遂に観ました、トム・クルーズの「ミッション:インポッシブル」シリーズ第7弾、「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」。パートワンということだから前後編に分かれているということで、今作は続きがある。つまりシリーズ初の2部作だ。
冒頭シーンで、タイトルの「デッドレコニング(Dead Reckoning)」とは、「推測航法」という意味で、航行した経路や進んだ距離、起点、偏流などから過去や現在の位置を推定し、その位置情報をもとにして行う航法のことだということが分かる。
映画は、IMFのエージェント、我らがイーサン・ハント(トム・クルーズ)に、新たなミッションが課さられ、全人類を脅かす新兵器に関する二つの鍵の大争奪戦が繰り広げられてゆく・・・。
約3時間弱、アクションにつぐアクションが展開される。
お決まりのハラハラドキドキの凄まじいカー・アクションに、猛スピードで疾走するオリエント急行内での二転三転する壮絶バトルに・・・とにかく息もつかせぬ面白さが最後の最後まで続いてゆくのである。
これはメチャクチャ、面白いっ!
あっという間の3時間だ!
映画「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」、もしかしたらシリーズにおける最高傑作かもしれないっ!
観ないと損です。