淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

村上春樹が翻訳したミステリー作家ジョン・グリシャムの「グレート・ギャツビーを追え」を読む。絶賛の嵐だけど、うーん・・・そうかなあ。

2021年01月16日 | Weblog
 今日と明日の土日は朝から仕事。
 今日も終わって、ドッと疲れた。
 夜の7時過ぎ、ツルツルの道路を滑りながらそーっと走って家に帰る。途中、凄まじいまでの轍(わだち)がずーっと続いていて、「ああ。車、埋まっちゃうかも・・・」と肝を潰した。
なんちゅう道路やねん!

 家に帰って遅めの夕食を摂り、残り数ページだったミステリー小説を読み終えた。
 村上春樹が訳した、ミステリー作家ジョン・グリシャムの「グレート・ギャツビーを追え」だ。
 それも、やっと読み終えたという感じ。日本で出版されたのが去年の10月だったから、約3か月も掛ったのだ、「グレート・ギャツビーを追え」一冊読み切るのに。もちろん、途中だいぶ中断しながら、少しずつ読んでいったからだけど。
 
 それにしても、最近、本を読む速度がかなり遅くなった。
 一冊完読するのに何日も費やしてしまうのである。それに、読み始めるとすぐに眠くなる。困ったもんだ。もう少し本をちゃんと読まないと・・・。

 村上春樹はこのジョン・グリシャムのミステリー小説「グレート・ギャツビーを追え」を、いったん読み始めたら最後まで止められなくなって、一気に最後まで読んでしまったと書いていたけれど、うーん・・・そこまでかなあ。

 ある日、アメリカはプリンストン大学の図書館で、厳重な警備を掻い潜り、フィッツジェラルドの直筆原稿が盗まれるという事件が発生する。
 複数犯のうち数名だけはすぐに捕まるのだが、その捜査線上に浮かんだのが、大きな書店を経営しながら、有名・無名を問わず作家たちのサポートにも積極的に取り組んでいるイケメン男性だった。
 フィッツジェラルドの直筆原稿の行方と事件の真相を探るべく、当局から白羽の矢が立った女性新進小説家は、その書店経営者に近づいて秘密の核心に迫ろうとするが・・・。

 ジョン・グリシャムの小説を読んだのは今回が初めてだ。
 でも、ジョン・グリシャム原作の映画だけはこれまでほとんど観てきた。
 「評決」に「ザ・ファーム」に「ペリカン文書」に「依頼人」に「チェンバー/凍った絆」に「レインメーカー」に「ニューオリンズ・トライアル」と、これまでたくさん映画化され、そのほとんどが面白い映画だった。

 でもなあ。
 今回の小説「グレート・ギャツビーを追え」、お得意の敏腕弁護士が活躍しない分だけ、主人公である若手女流作家が、潜入捜査に加わっての、ハラハラドキドキの大活躍を期待したのだが、そういうミステリー小説ではまったくなかった。

 確かに、村上春樹テイストっぽい恋愛描写だとか、ヘミングウェイや現代アメリカの作家たちに関するフレーズがたくさん出て来たりして、興味を惹く部分もなくはなかったけれど、その大半は、疑惑の書店主の周りに集う作家たちの他愛のない会話だったり、小説に関する互いのやり取りだったりと、本筋から離れたものばかりなのだ(まあ、それらも含めて面白い小説じゃないかと言われたら何も言えませんが)。

 ちょっと期待外れでした。






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