夏のTV新番組が一斉にスタートした。
個人的に期待していたドラマが、フジテレビ系の「山おんな 壁おんな」と、TBS系「肩ごしの恋人」だった。
「山おんな 壁おんな」「肩ごしの恋人」、両方ともに原作があるけれど、過去の例からみても、やはり小説の原作よりコミックの原作に基づいたTVドラマ化のほうが圧倒的に面白かった。
ただし今回のTVドラマ「山おんな 壁おんな」と「肩ごしの恋人」、期待が大きかった分、今のところその失望も大きい。
勿論、両番組とも、それなりのアヴェレージはキープしているし、まだまだ3回だけのオンエアなので現時点で即断は出来ないけれど、第1話はそれなりに興味を惹かれたものの、どちらも、これまで過去に放映された輝かしき傑作TVドラマの一本とまでは至っていない気がする。
その中にあって、ちょっと意外に面白かったドラマが、日本テレビ系列で水曜日夜10時から放送されている「ホタルノヒカリ」だ。
主演の綾瀬はるかにとっても、単独での連続ドラマ初主演となる。
日本テレビの水曜夜10時台は、これまでも中々良質なドラマがオンエアされていた。
前回が「バンビーノ」(これも面白かった)。その前が大ヒットした「ハケンの品格」(これもまた面白かった)。それから「anego」もあった。
調べてみたら、この新番組ドラマのスタッフの一部は、「anego」、「ハケンの品格」のプロデューサーや演出者たちによって構成されているらしい。
例えば、北海道でブレイクしている俳優の安田顕。
彼は「ハケンの品格」においては一ツ木という苗字の役だったのに対し、このドラマでは「二ツ木」という苗字で出演している。
それから、二ツ木の名である「昭司」も、「ハケンの品格」の登場人物である「東海林」にかけているらしく、「anego」、「ハケンの品格」に続く、女子のリアルストーリー第3弾という触れ込みなのだとか。
で、今回の新番組「ホタルノヒカリ」の第1回視聴率は、なんと17.3%! 大健闘している。
綾瀬はるかの演じる雨宮蛍というOL、仕事はバリバリこなすくせに家に帰ると全くの正反対。ジャージに着替え、長い髪は適当に束ね、缶ビールを呷りながら乾き物を齧る。
そして、部屋は散らかし放題、服は脱いだら脱ぎ放題。恋愛にも無頓着で、休みの日はただグダーっと寝転がっているだけ・・・名付けて「干物女(ひものおんな)」。
渇き切っているのである。
少し「のだめカンタービレ」と似てなくもない。
雨宮蛍と、ひょんなことから同居する羽目に陥る、会社の上司である高野誠一(藤木直人)との関係が笑わせる。
まあ、この凸凹コンビの笑いってこれまでも数限りなくあったパターンだけれど、カッコよくて几帳面で清潔好きである上司の高野誠一と、雨宮蛍との掛け合いが抜群に面白い。
少女漫画コミックが原作なので、早速本屋に駆け込んでコミックを探したけれど、第9巻だけは平積みにしてあったものの、そのほかの巻は全て売れ切れ状態。それだけ人気のある漫画なのだろう。
物語のメインは、「干物女」綾瀬はるかがイケメン同僚に恋をして、それに、会社の上司で秘密にしたまま同居を余儀なくされている藤木直人が絡んでゆくもので、ラブコメの一種なんだろうけど、そのドタバタ劇が笑いを誘う仕立て。
そしてこのドラマで特筆すべきは、安田顕だろう。
藤木直人と会社の同僚という設定なのだが、お互い妻に去られて現在は男やもめということで慰めあっていて、どこか藤木直人に対してホモ的な愛情を感じているという、結構難しい役柄を演じている。
これがまた笑いを呼ぶのだ。
マスクは二枚目半で、主役をはる役者ではないけれど、この男優、映画やテレビでいい役を貰えさえすれば、性格俳優としても中々伸びそうな予感がする。
安田顕、いいかも。
夏のTV新作ドラマの中では「ホタルノヒカリ」、最後まで上位に食い込むかもしれない。ただし、「ホタルノヒカリ」というタイトル、漫画が原作なので仕方ないとはいうものの、「電車男」のブレイクもあったのだから、ズバリ「干物女」でよかったのでは。
いずれにしても、水曜の10時台のドラマについては、「ホタルノヒカリ」で決まりである。
個人的に期待していたドラマが、フジテレビ系の「山おんな 壁おんな」と、TBS系「肩ごしの恋人」だった。
「山おんな 壁おんな」「肩ごしの恋人」、両方ともに原作があるけれど、過去の例からみても、やはり小説の原作よりコミックの原作に基づいたTVドラマ化のほうが圧倒的に面白かった。
ただし今回のTVドラマ「山おんな 壁おんな」と「肩ごしの恋人」、期待が大きかった分、今のところその失望も大きい。
勿論、両番組とも、それなりのアヴェレージはキープしているし、まだまだ3回だけのオンエアなので現時点で即断は出来ないけれど、第1話はそれなりに興味を惹かれたものの、どちらも、これまで過去に放映された輝かしき傑作TVドラマの一本とまでは至っていない気がする。
その中にあって、ちょっと意外に面白かったドラマが、日本テレビ系列で水曜日夜10時から放送されている「ホタルノヒカリ」だ。
主演の綾瀬はるかにとっても、単独での連続ドラマ初主演となる。
日本テレビの水曜夜10時台は、これまでも中々良質なドラマがオンエアされていた。
前回が「バンビーノ」(これも面白かった)。その前が大ヒットした「ハケンの品格」(これもまた面白かった)。それから「anego」もあった。
調べてみたら、この新番組ドラマのスタッフの一部は、「anego」、「ハケンの品格」のプロデューサーや演出者たちによって構成されているらしい。
例えば、北海道でブレイクしている俳優の安田顕。
彼は「ハケンの品格」においては一ツ木という苗字の役だったのに対し、このドラマでは「二ツ木」という苗字で出演している。
それから、二ツ木の名である「昭司」も、「ハケンの品格」の登場人物である「東海林」にかけているらしく、「anego」、「ハケンの品格」に続く、女子のリアルストーリー第3弾という触れ込みなのだとか。
で、今回の新番組「ホタルノヒカリ」の第1回視聴率は、なんと17.3%! 大健闘している。
綾瀬はるかの演じる雨宮蛍というOL、仕事はバリバリこなすくせに家に帰ると全くの正反対。ジャージに着替え、長い髪は適当に束ね、缶ビールを呷りながら乾き物を齧る。
そして、部屋は散らかし放題、服は脱いだら脱ぎ放題。恋愛にも無頓着で、休みの日はただグダーっと寝転がっているだけ・・・名付けて「干物女(ひものおんな)」。
渇き切っているのである。
少し「のだめカンタービレ」と似てなくもない。
雨宮蛍と、ひょんなことから同居する羽目に陥る、会社の上司である高野誠一(藤木直人)との関係が笑わせる。
まあ、この凸凹コンビの笑いってこれまでも数限りなくあったパターンだけれど、カッコよくて几帳面で清潔好きである上司の高野誠一と、雨宮蛍との掛け合いが抜群に面白い。
少女漫画コミックが原作なので、早速本屋に駆け込んでコミックを探したけれど、第9巻だけは平積みにしてあったものの、そのほかの巻は全て売れ切れ状態。それだけ人気のある漫画なのだろう。
物語のメインは、「干物女」綾瀬はるかがイケメン同僚に恋をして、それに、会社の上司で秘密にしたまま同居を余儀なくされている藤木直人が絡んでゆくもので、ラブコメの一種なんだろうけど、そのドタバタ劇が笑いを誘う仕立て。
そしてこのドラマで特筆すべきは、安田顕だろう。
藤木直人と会社の同僚という設定なのだが、お互い妻に去られて現在は男やもめということで慰めあっていて、どこか藤木直人に対してホモ的な愛情を感じているという、結構難しい役柄を演じている。
これがまた笑いを呼ぶのだ。
マスクは二枚目半で、主役をはる役者ではないけれど、この男優、映画やテレビでいい役を貰えさえすれば、性格俳優としても中々伸びそうな予感がする。
安田顕、いいかも。
夏のTV新作ドラマの中では「ホタルノヒカリ」、最後まで上位に食い込むかもしれない。ただし、「ホタルノヒカリ」というタイトル、漫画が原作なので仕方ないとはいうものの、「電車男」のブレイクもあったのだから、ズバリ「干物女」でよかったのでは。
いずれにしても、水曜の10時台のドラマについては、「ホタルノヒカリ」で決まりである。