MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

ピラカンサ池のアワフキムシ(前回の続き)

2018年05月04日 | 昆虫

ゴールデンウィークも今日を入れてあと三日。

ピラカンサ池の公園も間違いなく混雑するので、例年なら撮影はお休みのはず…でした。

でも今年は前回の記事に上げたアワフキムシがちょっと気になって…。

一昨日の様子ですと、どう見ても今週中に羽化が始まる雰囲気だったからなのです。

アワフキムシの羽化は、30年以上前、PENTAX6×7に自作のアダプターでコニカのベローズマクロレンズを取り付けて撮影した、私にとっては懐かしい昆虫です。

そんなわけで、今日は混雑を覚悟の上で、再び TAMRON SP90 をカメラバッグに入れ、ちょっと遅めの出勤をしました。

 

到着と同時にカワセミ狙いの皆さんの声、「持って帰ったよ~。」…ですと…。

これは雄カワセミが魚を雌の所へ持って行っちゃった…と言うことですよね。

(実際、次に来たのは2時間以上経ってからでした。)

 

さてそれでは、今日の本命アワフキムシ探しです。

まず成虫を見つけて、シロオビアワフキどうか確認したいと思いましたが、一昨日撮影したところでは成虫は見られませんでした。

それならば…と、池の周りを半周ほどして、泡が多く見られるところで観察していたら…いましたいました。

しかしまだ羽化間も無い個体のようで、翅の模様がはっきりと確認できません。

もう少し周りを確認したところ、なんと羽化が始まったばかりの個体が2頭。

これにはマクロ仕様の機材を持ってこなかったことが悔やまれました。

悔しがっていても仕方が無いので、腹を決めて手持ち撮影(下手の鉄砲数打ちゃ…)で行くしかありません。

①9時51分 まさに羽化が始まったところです。 ISO1000  1/250  f/5.6    EOS7D MarkⅡ + TAMRON SP90  F2.8  Di MACRO  VC USD

②9時56分 ゆっくりと身体を殻の外に…。

③10時12分 もうちょっとです。

④10時16分 これで一安心。 クライマックスはちょっと大きめの画面で…。 半透明の翅がなんとも美しく感動的でさえあります。

⑤10時28分 翅を伸ばして乾かし中。

⑥ これは別個体ですが、上から見ると蝉っぽく見えるでしょう?

⑦ これが成虫の完成形です。

私はシロオビアワフキだと思っていましたが、この絵を見る限り、どうやら『モンキアワフキ』のようですね。(翅の両側に小さな紋が見えます。)

モンキアワフキは平野部ではあまり見られないとのことですが、シロオビアワフキと同じように幼虫がヤナギに付くので間違いないと思います。

 

それにしても、手持ちのマクロ撮影はかなり厳しいものがありました。

やはり面倒くさがらずに機材を準備して来るべきですね。

カワセミの写真は結果的に撮れませんでしたが、今日は仕方がありません。(^-^)

 

私にとって、いよいよ昆虫のシーズン到来です。

 

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