昔から徹夜は苦手でした。
というか、睡眠不足が苦手なんです。
そのため、年のせいで体力が落ちた最近は、この昆虫のテーマを決めた生態写真は年に一つと決めています。
ところが昨年は予定の生息地にナナホシテントウがおらず、課題がクリアー出来ませんでした。
今年もいつもの場所にナナホシテントウが見られなかったので、急遽、撮影対象を変えようと思っていたところ、いましたいました!
いつもカワセミ撮りに通っている公園に生息地を見つけることが出来て一安心。
残念ながら卵は見つけられませんでしたが、幼虫の数がかなり多かったので前蛹を採集してきて、蛹化、羽化の撮影をすることにしました。
まず今週は『蛹化』からです。
『蛹化』は幼虫から蛹になることを言いますが、蛹化の兆候はギリギリまで解らないので、ミスも多くなってしまいます。
幼虫時代は旺盛な食欲でアブラムシを食べています。
アブラムシの体液を吸って食事をします。(甘いんでしょうかね?) ISO400 1/160 f/8
これが前蛹になるとこうなります。
頭を下にしてぶら下がる形が多いようです。 OLYMPUS E-M1 + LEICA MACRO-ELMARIT 45mm F2.8
蛹化は背中が割れるところから始まります。
脱皮が終わってもしばらくは黄色いままです。
ここから1時間半程すると
蛹の完成! ISO200 1/125 F16
今の時期ですと約1週間で成虫になります。
最初の羽化はおそらく明日か、明後日でしょう。
それが終わるまで、寝不足の日が続きます。(^^;)
今回の蛹化撮影成功の確率は、8頭中4頭。
50%でした。