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MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

ED90mm F3.5 MACRO IS PRO で“アカボシゴマダラ”の孵化を撮影

2024年09月14日 | 昆虫

前々回の記事で上げたアカボシゴマダラの卵が、予想より早く昨日孵化しました。

アカボシゴマダラの孵化は以前にも5回ほど撮っていましたが、いずれも深夜から早朝に始まりました。

ところが今回、卵に穴が空いたのを見つけたのは昨日の13時15分頃でした。

蝶の孵化、羽化などは早朝が多いので、これはレアなケースです。

深夜から早朝が多いのは、おそらく変態後、動けないうちに鳥などの外敵に襲われにくくするためなんでしょうね。

今回は新しいOM SYSTEM の90mmMACROで最短撮影距離での撮影も試すつもりでした。

撮影機材:OM-1 + ED90mm F3.5 MACRO IS PRO + FL700WR(フラッシュ)(ディフューザー使用カメラはマクロスライダーにセット

まずはほぼ最短距離、最小絞りでの撮影は、ノートリミングでこんな感じになります。

ISO200  1/250  f/22(最小絞り)5184×3888pix → 800×600pixに縮小 ※最短距離より若干余裕を持たせてあります。(カメラを移動させて幼虫の動きに合わせるため)

約1mmの卵をこの大きさでノートリ撮影出来るのですから、やはり1:2のマクロは有り難いですね。

次からは卵に穴が空いてから卵の殻をを食べ終わるまで、連続写真の中から8枚を選んでみました。

ISO200  1/250  f/22 (2800×2100pixでトリミング)

このアカボシゴマダラの羽化撮影で一番面倒なのは、とにかく時間がかかることです。

今回は最初に穴が空いたところから、頭が出てくるまで(1枚目から4枚目まで)6時間半もかかりました。

過去に同じ撮影をした時は、平均4時間くらいだったとの記憶があります。

因みにアゲハはせいぜい20分くらいなので、どれほどノンビリしているの?って感じですよね。

まあそれでも目的は果たせたので満足です。

また何か機会があったら、別の蝶で試して見たいと思います。

 

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これって何の卵?

2024年09月10日 | 昆虫

膝が治ったと思ったらギックリ腰。

腰が落ち着いたと思ったら今度は座骨神経痛?。

全くイヤになります。

愚痴を言っても始まらないので、大人しく治るのを待つことにしましょう。

 

昨日、スーパーで買い物をして帰り、自宅の駐車場に車を止めた時、対面側の植え込みで蝶が舞っています。

飛び方からして、これは産卵しているところだと解りました。

車を止めてから様子を見に行くと…。

予想通り、2個の卵を見つけることが出来ました。

 

この時期、急に姿を見ることが多くなったアカボシゴマダラです。

昨年、羽化を撮ってこのブログにも上げましたが、機会があったら卵からの孵化を撮りたいと思っていました。

とりあえず1日待って今日、一つだけ自宅に持って帰りました。

撮影機材:OM-1 + ED90mm F3.5 MACRO IS PRO

ISO250  1/250  f/22  FL700WR(フラッシュ)使用 

色が変わり始めているので、おそらく産卵後3日目の卵でしょう。

今回孵化を撮りたかったのは、昨年購入した90mm Macroのマクロ撮影を試したかったからです。

最近のマクロレンズは絞ると解像感が落ちるので、せいぜい f/8 迄しか使えないというのが私の印象でした。

しかしこの90mmは更に絞り込んでも大丈夫…とのことです。

実際に絞りを変えながら撮ったものを並べてみました。

ここまで近寄ると、f/8 では被写界深度が浅すぎて、かなり厳しいですよね。(レンズの先端から卵まで約5cm)

(最近のカメラはフォーカスブラケット撮影などの機能がありますので、そちらを使う手もありますね)

マクロ撮影でf/22が使えるのは有り難いです。

因みにこの蝶は…

これは昨年羽化を撮ったアカボシゴマダラの成虫です。

この蝶の羽化はアゲハなどと比べて時間がかかるので、条件が許せばトライするつもりです。

幼虫は孵化したら、ベランダの植木鉢のエノキに放しておくつもりです。

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アカボシゴマダラが目立つようになってきました

2024年08月22日 | 昆虫

膝の調子も大分良くなってきたので、10日ほど前からウォーキングを再開しました。

とは言え、この暑さですから、15時過ぎに30~40分程度と軽く済ませています。

(これ以上歩くと熱中症の危険があるので)

昨日もいつも通り近所の日陰を選んで歩き、間もなく終了…と言う時、自宅近くの保存林に蝶の姿が見えました。

近くによると…。

撮影機材:OM SYSTEM OM-5 + ED14-150-mm F4-5.6Ⅱ

ISO2000  1/200  f/5.6  露出補正:-0.7 焦点距離:100mm

アカボシゴマダラが樹液に集まっていました。

このアカボシゴマダラはこのブログにも生態写真などで何度も登場しています。

この蝶は、奄美大島に生息している在来種とは異なり、人為的に持ち込まれた外来種です。

そのため特定外来生物に指定されています。

最近は関東地方などを中心に生息範囲を広げており、特に夏の後半では姿を見ることが多くなっているように感じます。

幼虫の食草であるエノキは道路脇の植え込みなどに普通に生えているので、餌に事欠かない事もあるんでしょうね。

ISO1250  1/125  f/5.6  露出補正:-0.7 焦点距離:54mm

 

ISO1250  1/125  f/5.6  露出補正:-0.7 焦点距離:60mm

 

ISO2000  1/250  f/5.6  露出補正:-0.7 焦点距離:135mm

 

今年は膝のせいで撮影に出る事が少なくなってしまいましたが、予想外に近所でこんな写真が撮れると、ちょっとだけ嬉しくなってしまいます。

でも今日の天気予報を見ると、また台風がやって来るみたいですし…。

9月前半に期待しましょう。

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ギンヤンマ、危機一髪!

2024年08月19日 | 昆虫

膝の傷は、少しずつ良くなっているようです。

 

今日もいつものガマ池へ。

カワセミの出はあまり良くないようですが、それでも3時間ちょっとで2回やって来ました。

ただ今日はガマの穂にもとまらず、池の堰堤で30分以上休んでいただけ。

結局ブログにアップするほどの写真は撮れませんでした。

カメラマンの皆さんとお喋りしただけで終わりだな…と思っていたら、土手の下で羽音がしています。

撮影機材:OM SYSTEM OM-1 MarkⅡ + ED150-400mm F4.5 TC1.25× IS PRO

これは、ギンヤンマの雌ですね。

産卵中かな?と思ったのですが、ギンヤンマの場合雌の単独産卵は殆どありません。

普通は雄と繋がったままの産卵になります。

何かから逃げようともがいているように見えます。

ギンヤンマが場所を移動した時、その原因が解りました。

ISO1000  1/2000  f/5.6   露出補正:-0.3 焦点距離:400mm

何と、ザリガニがギンヤンマを捕らえて水中に引きずり込もうとしていたんです。

これはどちらも必死ですよね。

最終的にはギンヤンマがザリガニのハサミから逃げて飛び去りました。

まあこれで良かったんでしょうかね?

でも貴重なシーンに出会えて良かったです。

 

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石垣島の蝶達 その5(最終回)

2024年07月11日 | 昆虫

石垣島シリーズの最終回です。

石垣島の蝶達…となっていますが最終回は蝶以外の昆虫です。

いつもなら今回は“トンボ編”となるのですが、今回はトンボを見る機会がほとんどありませんでした。

以前、数種類のトンボを撮った公園の池は手入れが全くされておらず、蓮に覆われ、見かけたのは殆どこのトンボだけでした。

撮影機材:OM SYSTEM OM-1 + ED40-150-mm F2.8 PRO + MC-14

“アカスジベッコウトンボ”

ISO200  1/800  f/5.6 露出補正:-1 焦点距離:210mm

ISO640  1/500  f/5.6 露出補正:-1 焦点距離:210mm

ISO640  1/500  f/5.6 露出補正:-1 焦点距離:210mm

図鑑によると、このトンボは2006年に国内で初めて、日本の最西端“与那国島”で確認されたそうです。

因みに私が初めて見たのは、ここ同じ場所で2014年のことでした。

関東地方などにいる“ショウジョウトンボ”のように、全身真っ赤な美しいトンボです。

 

最後はこれも東京などでもよく見る“ホシホウジャク”です。

ISO1600  1/500  f/5.6  露出補正:-1 焦点距離:135mm

ISO3250  1/1250  f/5.6  露出補正:-1 焦点距離:135mm

この写真は、今シリーズ第一回目で“オオゴマダラ”を撮ったサンダンカにいた“ホシホウジャク”です。

長い口吻を伸ばして、器用にホバリングしながら吸蜜をするもんですね。

 

結局、蝶以外に載せられるものはこの二つしかありませんでした。

でも、思ったより昆虫が減ってはいなかった事に、ちょっとだけ安心しました。

コロナ禍が一段落してから(終わってはいませんが)やっと石垣島に来る事が出来たので、これで一度区切りを付けるつもりです。

5年ぶりの撮影旅行は気力、体力共に落ちているのを感じましたし…。

来年からはもう少し近場狙いで出かけたいと思います。

 

尚、痛めた右足は回復度50~60%というところです。

なんとか車は運転出来るようになったのですが、乗り降りがちょっと…。(笑)

 

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