おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

今年も、ほたる寄席

2015-01-12 23:38:51 | マイブーム・落語
アップするのが追いついてません・・(涙)
午前中に書こうと思ってたんですけど、古新聞を出す日やったので、
すぐ溜まってしまう新聞と、明日出す日の、雑誌類とかを、
ヒモ掛けしてたら、時間があっという間に・・・
主婦は忙しいですよね~

というところで、遅くなりましたが・・・ 
 


守山市民ホールで、恒例の「ほたる寄席」。
年に3回、もう15回目になるということは、
市民ホールでの落語会が復活して、5年てことやね。
小ホールは300人ぐらい入ると思うねんけど、
いつも通り?半分ほどかな~
年齢は高いです~(苦笑)

今回は、笑福亭銀瓶さん、桂阿か枝さん、
桂福丸さんの3人です。
いつも思うけど、3席ぐらいがちょうどええね。
時間も、値段も~ 1600円。

トップバッターは、福丸さん。
福團治さんのお弟子さんやけど、聞くのは初めてです。
若手というても、調べたら30代半ば。
京大出身らしい・・・ふ~ん。

マクラでアルバイト経験の話・・・
これで、だいたい、ネタがなにかわかりますが~(苦笑)

大手パンメーカーの工場で、流れ作業をやってたらしい。
ベルトコンベアにけーきが流れてきてイチゴを乗せる・・・
面白そう~って、思ったのは、2分ぐらいとか(笑)

誰かが失敗するとベルトコンベアが止まるので、
そのときに、息抜きできる。
手をぬらすのにボールに水が入ってるけど、
それをこぼして、ケーキが感電・・・・
ショートケーキだけに~

会場がちょっと笑いましたね。
たたみかけるように、
ケーキにロウソクを立てるというのもあって、
5本立てるやなあかんが、いっつも4本しか立てられへん。
・・・・シフォンケーキやったから~(笑)

会場が、ゆる~く笑いました。
シフォンケーキ、知らんのんちゃう~?(笑)

あと、立ち飲み屋のバイトの話もありましたね。
朝からやってる立ち飲み屋さんて、大阪らしい。

ネタは道具屋さん。
けっこうウケてましたよ~
わかってても、やっぱり面白い噺ですからね~

二番目は、阿か枝さん。
お正月は家族サービスで忙しかったらしいです。
38才で10才年下の方と結婚したんやって。
最初はジェネレーションギャップが面白かったようやけど、
だんだん奥さんが強くならはったそうです(笑)

そういうマクラから、ネタは「厩火事」。
髪結いのヨメ、亭主が仕事もしないグータラで、
愚痴をこぼしても、わかってて結婚したし、
惚れてるから別れるつもりはないらしい。
ただ、亭主の本心が知りたいと・・・
亭主が大事にしてる骨董の茶わんを割って、
ヨメか茶わんかどっちを気遣うか試してみようとする・・・

高座できくのは初めての噺でした。
夫婦もんの噺は、どこかリアリティがあって、
共感できたりするのか、会場もよく笑ってました。

トリは、今回のメイン。笑福亭銀瓶さん。
「待ってました~!」っていう声がかかってました。

鶴瓶さんのお弟子さんです。
見た目、しゅっとした醤油系のオトコマエです。
今年、年男で48才なんやって。

会場が、へ~って言うてましたよ。
お子さんが大学生って言うたら、さらにへ~って。

年末年始、繁昌亭に出てはったらしいけど、
声が出にくくなって、休日診療所へいったらしいです。

「商売道具なんで、声が出ないと困るんです」

「なんのお仕事されてるんですか?」

「噺家です」

言うとたん、診察室にいたお医者さん、
看護師さん、診てもうてた患者さんらが一斉に、
銀瓶さんの方を見たらしいです。

「オマエだれ~?っていう視線でした。
 やっぱり、噺家も売れやなあきまへんな」

漫才師に比べたら噺家さんは、露出が少ないからね。
でも、上方落語のファンなら、知ってますよ!

未年で還暦を迎える人は60才。
十干十二支の組み合わせが一回りするのが60年なので、
還暦の数え61才は「本卦」と言うんやそうな。

そういう前ふりから、大阪の地名の話になり、
ネタの「帯久」へ~。

ちょっとビックリしました。
私のイメージからすると、こういう噺は、
落語通のお客さんが多い場所で演じられる噺やと思うんですね。

確かに、ほたる寄席は15回目やし、多くは私のように、
ず~っと来てるお客さんやとは思うんやけど。
でも、平均年齢も高いし、他でも落語を聞いてる、
落語通という人は、少ないように思うねんな。

でも、人情話というか、ドラマチックな噺やし、
会場は、かなり集中して聞いてはったと思います。
難しい言い回しは説明をしながら、時々ふわっと笑わせて、
丁寧に演じてはりましたね。

盛り上がったのは、お奉行の話の時。
遠山の金さんの話になって、松方弘樹さんに扮して、
テレビドラマのお白州シーンを再現しはった時。

「駿河屋まなぶ、その方・・・」

目に浮かびましたからね。会場も喜んでました。
金さんの話は、みんなようわかるし~(笑)

ちなみに、駿河学さんは師匠の本名。
続きに、兄弟弟子の名前もつらっと言うてましたね(笑)

なかなか聞き応えのある噺です。
引き込まれますから。

せっかくええ噺をしてくださったんで、
また、繁昌亭に、銀瓶さんを聞きにいかんとね。


今年2回目の、落語会でした~~




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