おかんのネタ帳

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野洲町物語

2011-03-06 23:33:54 | 湖国日記


あまりにも、かわいいんで撮ってみました~
「あなんさん」のオシリです!
相変わらず、新聞をかぶってますけど。

さて、ネコとは全く関係のない話ですが・・
先日行った野洲の「火渡り神事」と「妓王寺」。
ご一緒させていただいた、dendoroubik さんに、

「野洲といえば・・平家滅亡とされる壇ノ浦のあとに生き残った宗盛が、
 斬首されたのも野洲・・」という話を教えてもらったんで、

そういえば、書いてあったよね・・・と、
ホコリをかぶった本棚を整理して・・・見つけました!

「野洲町物語」

野洲町歴史探訪ガイドブックというサブタイトル、
野洲町立歴史民俗資料館が、昭和62年に出版した、
野洲の町の解説書、みたいな本です。

この本を最初に手にしたのは・・・記憶にないねんけど(汗)、
あれやこれやで、けっこう参考資料に使わせてもらってます。

国宝に指定されてる「大笹原神社」のこととか、
その近くにある「餅の宮」篠原神社のこととかも、これで調べたような。

編集しているのは、当時の野洲町教育委員会やけど、
「監修 寺井秀七郎」という名前を見て、ちょっと懐かしく思いました。

私の卒業した、当時の小学校の校長先生なんですよ。
引退後は歴史家としていろんな本を出してはるみたいやねんけど、
これも、その一つのようです。

さすがに、もうお亡くなりになってはるけど (多分・・・)
昨年の秋、その母校の小学校へ行く機会があって、
今の校長先生に、校長室でお会いしたら、
歴代の校長先生のお写真が、高いところにずらっと飾ってあったんですね。
15、6人はいたかな~
寺井先生は、2代目の校長先生として飾られてました~

今の校長先生に、そう言ったら、

「かなり、古い先生をご存じですね~」 って。

ほっといて! そら、40年以上前ですやんか。

そういう感慨にふけりながら、そうそう、宗盛のことを確認しやな~!

平家は、壇ノ浦の戦いに敗れて、
幼い安徳天皇とともに、一門がことごとく入水したんやけど、
建礼門院と、宗盛父子、清盛の妻の兄の平時忠だけは捕らえられるんですね。

宗盛父子は、源義経の義経に連れられて鎌倉につれて行かれます。
この本によれば、義経はこの頃、兄の頼朝にうとまれていたので、
そのまま、追い返されて京都への帰路についたとか。
平家物語には、その途中、野洲の篠原で斬られたとあるようです。

鎌倉幕府のことが綴られてる吾妻鏡には、
「父子共ニ欣求安住ノ裡ニ臨終シタ」と記されてるらしい。

監修した寺井先生の思いなのか、このように書かれてます。

「野洲こそが、宗盛父子には、必ず安らぐ安楽浄土であろう・・・
 父清盛がこの地のために掘った祇王井川が
 今もなお広い耕地を潤し続け・・・
 感謝する人々の中に眠ることこそ、
 どこよりも欣求安住の地であるから」

建礼門院の兄の宗盛が斬首されて、
平家は滅亡となるんですね。

「江」で湖北が盛り上がってるけど、
来年の大河ドラマは、「平清盛」らしいですよ。

主演は、あの、デスノートに出てた、松山ケンイチくん。
最近は、「ノルウェイの森」にも主演してはるね。
壇ノ浦までを描くらしいんで、宗盛の死までは出てこないかもやけど~

ところで、平家とは全く関係ないけど、21日まで、
京都のお寺のいくつかが冬の特別開帳をしてるみたい。
「江」にちなんで、秀吉とかに関係があるお寺が多いらしいよ。

お寺好き、ではないダンナを誘ってみるか~