おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

町衆のお祭り

2009-09-02 23:38:35 | お仕事メモ
9月なんで、テンプレを替えてみたんですが・・・
なかなかしっくりとしたのが見つけられず・・・また、気分で替えるかも、です~(笑)

さて、昨日に続いて、今日も大津行きでした。
今日は、ナカマチ商店街にある、大津の曳山展示館まで。



からくり人形が特徴の、天孫神社の祭礼、大津祭をサポートする、
「NPO法人大津祭曳山連盟」の取材でした。

県内には”曳山”とよばれる、ダシを使うお祭りがいくつかあります。
子供歌舞伎で知られる、長浜曳山祭、同じく、米原の曳山祭、
そのほかに、水口、日野、大溝(高島)、浅小井(近江八幡)、丹生(余呉)などに祭りがあります。

中でも大津祭は、毎年、曳山が13基巡行します。
これがすごいところですね。
1基だけ2町が管理しますが、それ以外は各町内が曳山を管理します。
江戸期に、大津の商人たちが富を誇りに京都の祇園にならって作ったと言われ、
曳山の細工も手が込んでいるだけでなく、前幕、見返り幕も豪華絢爛で、
無形文化財になってるものもあります。

これは曳山の上にある、欄間。



歴史と伝統を守りながら毎年13基が巡行していましたが、
商店街の人口が減り、お囃子を含め祭に関われる人が減少しています。
大津市の観光の視点からも、祭を継続して行きたい・・・
そのためには、町内の人だけでなく、広く市民の力が必要だということで、
曳山連盟はNPOになったそうです。

曳山祭はもちろんのことやけど、旧東海道を中心とする旧商店街は、
どこの商店でも抱える問題と同じで、まさしくシャッター通り。



大津祭の時は、たくさんの人でにぎわうのですが、
普段はホントに寂しい町並み。
曳山連盟の働きは、祭だけではなく、町内の活性化も担ってます。

大津市が3年前から始めた 「大津まちなか大津祭学部」では、
行政と連携しながら、1年間、大津祭を勉強してもらい、
卒業後は、「長柄(ながえ)衆」として、
大津祭を支える力となっています。

さて、五穀豊穣を祈って、今年も祭りは運行されます。
10月10日が宵宮、11日が本祭。

今年は行けるかな~