おかんのネタ帳

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2世帯住宅のすすめ

2005-03-18 00:26:31 | お仕事メモ
今日は、先日取材した「リフォームで2世帯住宅を」の原稿〆切りでした。
今回は、別件の長浜行きがあったりして、2軒の取材しか受けられず、ちょっと残念。
1軒は、琵琶湖岸にあるFさん宅。結婚してマンション暮らしをしていた娘さん夫婦が、両親の住む家をリフォームして同居しているお宅。娘さん二人ながら、長女のIさんは「いずれは帰るつもり」をしていたようで、リフォームにかかる費用もプランも娘さん夫婦が負担しているとか。広々としたキッチンにはドイツ製の食器洗乾燥器が入り、両親を思いやってIHクッキングヒーターがついています。最近のリフォームはこのIHと食器洗乾燥器、それに床暖房を付ける家が多いですね。しかし、私が一番びっくりしたのは、話を聞いていたら、私が中学3年の時に習った、家庭科の先生のお宅だったこと。ご本人は留守やったけど、ご主人、娘さんの話で判明しました。もう30年以上前のことやのに、覚えている私もすごい。いや~、しかし、世間は狭い。

もう1軒は、環境に配慮したお宅で、取材は施工業者のYさんと一緒でした。なかなか感じの良い人で、施主さんの話をよく聞いてくれそうな人。訪れたUさん宅は、一言で言うと、うらやましい家。南向きの開口も吹き抜けになっていて、大きく広い。床暖房(やっぱりね!)が入り、天井は杉板が張られ、壁は保湿吸湿に効果のある珪藻土が塗られています。大学で建築を勉強していた息子さんが卒業を前に自宅を設計したというものを形にしたらしく、町家をイメージしたというキッチンや、曾祖母までいる4世帯を考慮した、あたたかみのある家です。何より、奥さんの話の中で一番印象に残っているのが、「家族を思いやることが大切」という言葉。それまで別居していたUさん一家が、祖母と両親が3人で暮らしていた家を建て替えて暮らすことにしたようで、「両親には今まですごく世話になって、一緒に暮らせることがありがたい」とおっしゃる。謙虚な気持ちにふれ、ジーンとなってしまうのはトシのせいなんかな。最近、この「謙虚」という言葉がどうも気になる私。それと、しゃべっていて気付いたのは、Uさんの一番下の息子さんが、ウチの次女と中学の同級生やったこと。またまた、世間は狭いと感じてしましました。
ま、ちっちゃい町やし、しゃあないかな。