おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

夏でも観劇!

2023-08-07 09:44:55 | 演劇・舞台
ほったらかしにしてたら、ログインを求められたりして、ずぼらを責められてますね!
SNSをやり始めると、ほんとに更新がままならず・・・
・・・ほんとに、こんなブログに、お付き合いありがとうございます~

今年の夏も、観劇三昧です。



俳優座「ボタン穴から見た戦争」
もうすぐ閉館という俳優座劇場の5階にある俳優座スタジオで拝見。





俳優座の稽古場だそうですが、天井が高く、100席あまりが階段状に用意されています。
天井に近いところに押し上げ式の窓があって、舞台が始まるまで換気のために開けられていました。
そこが閉じられると、空気が一変しましたね。外の車の音とかも聞こえなくなって。

「ボタン穴から見た戦争」のタイトルは、
怖いもの見たさに、頭から被ったオーバーのボタン穴からのぞいたという子どもの証言からネーミングされたそうです。

劇団俳優座が1995年から続けているシリーズ『戦争とは…』の最新作。
1941年、ナチス・ドイツに侵攻されたソ連の白ロシア(ベラルーシ)で多くの人々が虐殺されました。
ウクライナ出身のノーベル文学賞作家スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチは、40年後に、当時15歳以下の子どもだった人たちを取材、その戦争証言集が原作です。
もともとは朗読劇だったのを、演劇にしたたのだとか。
 
電子ピアノの生演奏で始まり、女性ジャーナリストが「はじめに」の章を語ります。
続けて役者たち全員が登場。20代から90代まで、総勢14人。
全員同じ衣装で、裾の部分が薄い緑色に染められた長めの白い上着を羽織っています。

大きな窓があり、古いソファが置かれています。
窓の上の壊れかけた壁に13人の証言のタイトル文字が投影され、それに合わせて一人、あるいは複数の役者が証言を語っていきます。

父親が出征し老人と母子だけが残る村。
そこに突然敵がやってきて、目の前で、親が、近隣の人々がドイツ兵に惨殺され、村を焼き払われ、食べ物がなく地面に生えている草を食べる・・・リアルな戦争の実相。
幼かった彼らの記憶は40年経っても鮮明に残されていました。
一方的な被害者である子どもたちの記憶。
だからこそ、「戦争」というものが持つ惨たらしさが浮かび上がってきます。

印象的なのは舞台に立つ白髪の岩崎加根子さん、中村たつさん、阿部百合子さん。
90歳代の現役女優ですよ。中村さんは杖を突き、後輩の若い女優さんに支えられて登場されました。
・・・演技なのか、本当に会場が必要なのかはわからないけど。
パンフには、この3人の対談が記されてましたが、彼女たちが子どもだったころ、日本は戦争していたんです。

ラストはウクライナで愛唱されている『野原の紅いカテリーナ』の大歌唱。
「わが友 ウクライナ 平和 とりもどそう」と、役者たち全員でが、手話を付けて歌いあげます。

今まさに戦争で揺れるウクライナにもかけがえのない子ども時代を奪われた子どもたちがいます。
平和が訪れることを願わずにはいられません。

俳優座劇場といえば、六本木。
六本木といえば、東京タワーですよねぇ。



ほんと、おのぼりさん。

わざわざ、見えるところまで行って撮影。
ここから、夜公演を予定している舞台を観るまで時間があったので、開催中というこちらへ立ち寄り。



東京ミッドタウン日比谷 1Fアトリウム。
どこやねんて感じですが、ほんとスマホは便利!
田舎者でも、ちゃんと行けましたから。



こんなんがあったりしますからね~~



こんなんを500円でいただきまして~
(入場するのに20分ほど待ちましたけども!)



大阪にも11月?出現するらしいですけどね・・マルエフ横丁。

さて、夜の部は・・・なんと野外!!



新宿花園神社にある、テント舞台です。
昔、唐組の芝居などが上演されたという、あの野外劇場です。





大衆演劇臭?がしますね~



参詣をすませて。



椿組「丹下佐善’23」

なんともチープな?時代劇ですよ。



天井はこんな具合。



座席はこんな具合。
でも、ほぼ満席。



始まる前の撮影はOK。

「水分補給してください~ お茶とビールも販売してます」

・・・お茶はともかく、ビール飲んだら余計にお水飲まないと脱水症状になりますやん~
(さっき、ビール飲んできた私が言う??苦笑)

なんでこちらに来ることになったか、鑑賞会に案内が来てたからです。
今回の上京は、この翌日の舞台を観る目的なので(友だちが制作のお手伝いをしている演劇ユニットの作品)
前日に観られる舞台はないかと探して、俳優座と椿組を観ることにしました。

初の野外テントの舞台の観劇。
大衆演劇味はあるけど台本もしっかりしてて、何より役者さんたちが元気でパワー全開。
ラストのあっと驚く仕掛けとか・・・
ステージのバック、壁として張り巡らされてた幕が下げられ、向こう側の道路や建物が丸見え!
いや、向こうからこちらが丸見え状態!
しかも、演者全員(20数名?)が白い着物の丹下佐善になるという~~(笑)
奇想天外な演出です。
ほんと面白くて。お客さんを楽しませてくれる、こういう舞台もあるのね〜って感じです。

中央の長い階段が右から左に。
けっこう長いです。1幕で全部が崩れる仕組み。これもすごいです。

この暑いのに、空調もないのに、時代劇なので皆さん衣装はしっかり着込んでます。
女優さんは、ほんとに大変やと思うけどね、でもそれを感じさせないくらい自然な演技でした。
台詞のはしばしに、アドリブ的に今の社会情勢を織り込んだり。
そこが演劇ですよね!

救急車のサイレンや車の音がする野外テント。開演前の諸注意で、

「地震災害があったとき、皆さん、ご安心ください。ここ花園神社は避難場所に指定されております」

会場が爆笑と拍手。
ビール飲みながら観劇できるのもすごいな~~

翌日の舞台については、次回。

今日はこれから仕事なんで~~

世間の夏休み、ほんまたいへん(汗)


久しぶりの大阪で

2023-02-28 23:16:46 | 演劇・舞台
久しぶりに大阪まで行ってきました。
Twitterで交流している、近畿の演劇鑑賞会の会員の方との第2回目の交流会。
前回いけなかったので、今回は初めての参加です。

場所はJR環状線の天満駅のそば。
せっかくの大阪なので、交流会の前に、大阪の洸平ファンのお友だちに会うことに。
というのも、現在、名古屋で開催中の岡本太郎展に行くというその人に、大阪で開催していた時に買いそびれた図録をお願いしたから。

天満駅の改札で待ち合わせ。
ここまで来たついでに、扇町にあるカンテレにちらり。



カンテーレのキャラクターが見えますが、今、放送中の「罠の戦争」の大きなポスターが!
横にあるモニターにも予告動画が流れてました。



ビルの壁にも、大きなポスター。
「罠の戦争」は、フジ系列のドラマですが制作は関西テレビ。
今月で終了するのですが、4月から放送されるのが、「合理的にありえない」というドラマ。
天海祐希さんが主演のバディもの。
なんと、そのバディ役が松下洸平くんなんですね。 → こちら

なので、4月からは、この大きなポスターが、お二人(多分)のポスターに変るはず(苦笑)

せかっくなので、お友だちとお昼ご飯。
お蕎麦やさんで、珍しい?カレー蕎麦。



あっさりしてるんやけど、白菜が入ってました!
で、お蕎麦やから麺が細くて、食べても食べても減らない感じ・・・
美味しくいただきました~~

そして、鑑賞会のTwitter仲間との交流会。
今回は7名の参加。
神戸の方4人、奈良の方お一人、京都の方お一人、そして私。
・・・神戸のお一人は、なんと、関西芸術座の若手俳優さん。
俳優であり、鑑賞会の会員でもあるんですね。

そういえば、学生の時に鑑賞会に入ったことがきっかけで俳優になった人、いますよね。
先日の舞台「評決」の主演を演じた宮本充さんも、そうおっしゃってました。

役職に関係のない、一般会員としての交流。
その「評決」の感想を話したり、自分たちの鑑賞会での活動など、いろいろなことを話しました。
いかに若い人に、演劇に興味を持ってもらえるか、継続して観てもらえるか、そこが一番難しい。



持参したお土産は、ひこにゃんミルクパイ。

次回は、4月例会が終わってから。
今回、参加できなかった方が来られるといいですね。


歌うシャイロック

2023-02-21 23:14:59 | 演劇・舞台
以前お知らせしていたインタネットラジオ「ゆめのたね」、お聞きくださった皆さん、ありがとうございました。
先週15日(水)には、後半が放送されました。
(明日の22日、再放送があるので18時に、→ こちら の「ドラマチックドライブ」からお聞きください~)

あっという間の30分。
パーソナリティのぶきさんと楽しく「演劇&推し」について語ってます~
肝心の本題になかなかたどり着けず8汗)、ひょっとしたらまた出演するかもです(笑)

さて、土日はムコどのがお休みということで、私も少々ヒマをいただき、先週に続いて観劇してきました。
今回は、京都南座です。



舞台は、「焼肉ドラゴン」などで知られる鄭義信さんの作演。
あのシェークスピアの「ベニスの商人」を、オール関西弁でやるというもの。



悪名高い高利貸しで町の嫌われ者のシャイロックを岸谷五朗さん。
娘ジェシカを中村ゆりさん。
岡田義徳さん演じる親友パッサーニオのために自身の肉1ポンドを担保に、シャイロックから金を借りるアントーニオは渡部 豪太さん。
ジェシカと駆け落ちする、ドモリのロレンゾを和田正人さん。

ヴェニスに暮らすユダヤ人の金貸しシャイロックは冷酷な取り立て故に町の嫌われ者。
愛する一人娘のジェシカも心を痛め、そんな環境から逃れようと恋人のロレンゾーと父親の金を持ち出して駆け落ちをはかる。落ちぶれ貴族パッサーニオは、恋の成就の為に親友の商人アントーニオに金の融通を頼む。
しかしアントーニオは所有する商船が全て海に出ており手持ちの金がなく、
仕方なく日頃嫌っているシャイロックから「肉1ポンド」を担保に金を借りることにする。

パッサーニオの求婚相手ポーシャ(真琴つばささん)は、父親から莫大な遺産を譲り受け
多くの男たちに求婚されてきたが、父が遺言で残した求婚試験に合格したものは
これまで一人もいなかった。そんな中、パッサーニオがやっとの思いで試験に合格、
ポーシャと結ばれ喜んでいるところへ、一通の手紙が届けられる。
アントーニオのすべての商船が嵐のため難破したと。
借金が返せなくなったアントーニオ、シャイロックとの裁判で負ければ「肉1ポンド」を切り取られてしまう。
果たして裁判の結果は?
そしてシャイロック親娘の運命は?

おなじみのベニスの商人ですが、鄭さんが描くのは、差別を受けるユダヤ人ら、マイノリティの人々のこと。
原作では、シャイロックは裁判に負けて、キリスト教徒に宗旨替えさせられます。
(この物語では、財産をはく奪されるようです)
ユダヤ人のジェシカは、ロレンゾが自分をこの境遇から救ってくれたと思うのですが、
お金を手にしたロレンゾは、ドモリも治って彼女を裏切るんですね。
その大金も使い果たしてしまうので、ジェシカは気がふれてしまう。

そして、裁判に勝ったアントーニオは、親友のパッサーニオのユダヤ人を見下す言動にショックを受けるんですね。
パッサーニオは気づかないけど、ポーシャと結婚しておお金持ちになって、彼もまた本音が出てしまうんです。

本当の悪者は、シャイロックなのか?
ユダヤ人として世間から見下されるからこそ、高利貸しになって上に立とうとしただけなのに。

ラストシーンが、鄭さんらしい。
降り始めた雪がだんだん強くなり、リヤカーに荷物と童女のようになったジェシカを乗せて、それを引くシャイロック。
「焼肉ドラゴン」と同じですね。
奥に向かってリヤカーを引く岸谷さんと、町の人々の後ろ姿のシークエンス、これは、鄭さんの作品「近松商店」と同じ。
なぜか涙がこぼれてきましたねぇ。

とはいえ、全編関西弁になると、こうも義持新喜劇みたいになるん?というくらいべたな芝居から始まったので、ネイティブ関西人なのに、戸惑ってしまいました。
しかも、座長の岸谷さんより、マギーさんが座長?っていうくらい出ずっぱりで。
衣装替えも忙しく、めっちゃ笑いをとってましたね~~ ほんと、すごい。

関西人じゃない方の関西弁はともかくとして、なんで、この作品を関西弁にしたのかなって、思いますよね。
後半は、笑いの中にもテーマが見えてくるんやけど、人種差別や性差別とかがカオスなところは関西の雰囲気かもしれないし、それをゆるーく許容するところとか、あいまいな関西弁が在ってるのかなと思ったり。

2階の最前列センターという、とても観やすい席でした。
幕間に座席で食事するのも、解禁になってました。黙食で。
お弁当の販売もありましたね。

私は、志津屋のサンドイッチ。祇園四条の駅構内で買いました。



一人で観劇なので、黙食~~





舞台 評決

2023-02-18 23:49:42 | 演劇・舞台
住み込み家政婦生活も3週目にはいり、落ち着いては来てますね。
昼間、自分の家に帰り(パソコンも持って回り)、洗濯したり掃除したり、仕事を段取ったり。

そんな中で先週末、ひこね演劇鑑賞会の例会には参加しました。



とても良い天気で気温も上がりましたね。

途中にある湖岸の公園ではテントを張ってバーベキューを楽しむファミリーの姿も多かったですよ。



久しぶりに日曜日の公演。
なので、開始時間も2時間はやくて(日曜日に仕事がある人は来れなかったかも)16時30分開演。



作品は、劇団昴の「評決」

先日、主演俳優の宮本充さんが事前学習会にきてくださいました。 → こちら

劇団と運営担当メンバーとの対面式にも、代表でご挨拶してくださいました。

そして、上演の前に、会報係として、インタビューをさせていただいたのは・・・
今回は、ギャルビンと対峙する病院側の弁護士、コンキャノンを演じる金尾哲夫さん。
ステージ上で見るより、わりと小柄かなという印象。
俳優さんは、みなさんスタイル良いですしね~

学生運動真っただ中で、ふつうに就職するのはカッコ悪いとさえ思ってたときに演劇と出会ったのだとか。
当時はやりのアングラ演劇だったけど、それに感銘して、文学座を受験。
研究生になって、その後、劇団雲に入り、現在の昴へ。
”ひねくれた悪役”を演じることが多いですね。

「ボク自身は、ほんとに優しくて良い人なんですよ」 ですって。

声の出演がとても多く、洋画、アニメ、いろいろな声を担当。
最近では、ガンダムや仮面ライダーとかもやってるようです。声でね。

「声でも、悪いやつが多いんですよ」

オヒゲまでロマンスグレイ。
渋い俳優さんです。



去年の9月、東京六本木の俳優座劇場で観ているので、私としては2度目。
なので、いろいろなところが確認できましたね。

例えば、病室で寝たきりになってしまった女性に会って、主人公ギャルビンは立件しようと思うのですが、なんでそう思ったのか、きっかけがわかりづらかったんですね。
やはり、病室で彼女の日記を読み、彼女がまぶたで意思を伝えられるということを確認したからですね。
この女性は生きているんだ。
生きている人の尊厳を守るために、かんたんに示談に応じて賠償金をもらうよりも、
病院、医師の罪を立件して、彼女が被害者だということを明らかにしようと思ったんですね。

陪審員の評決が、いまいち、あいまいな言い方でしたね。
『12人の怒れる男』のように「有罪!」という表現がなかったので~

でも、控訴のために張り切るコンキャノンに、司祭が控訴せずに罪をみとめて賠償するといったのが救いでした。
女性の母も敬虔なキリスト教徒でしたしね。

今回も、滋賀民報に記事を掲載してもらいました。
(開演時間が間違っていて、訂正を入れましたけどね・・)



終演が19時。
それから姉と軽くご飯を食べて、姉を家まで送り。我が家にちらっと寄って、またまた娘の家へ。



夜のびわ湖大橋。9時頃かな。
暖かい夜でしたね!





今年も演劇を~

2023-01-17 15:12:02 | 演劇・舞台
阪神・淡路大震災から28年。
もう、28年なんやね・・・

一昨年、関西芸術座の公演「ブンヤ、走れ!」という作品を鑑賞会で上演しました。
阪神・淡路大震災の当日からの、地元神戸新聞の人たちの、約1か月間の様子を描いた作品 → こちら
窮地に陥った神戸新聞社の苦闘をつづった「神戸新聞の100日」がもとになっています。

時とともに風化してしまいそうになるけど、演劇にはそれを伝える力、役目があるなと、しみじみ。

さて、今年最初の鑑賞会活動は、2月例会の事前学習会から。
12月はいろいろ忙しくて、実は彦根に行けてなく・・・久しぶりの彦根でした。
なんで12月が忙しかったか・・・それはまた・・・(汗)



2月例会は、劇団昴の「評決」です。
実は、昨年に9月に東京で拝見してるんですよね。
(映画の試写会の招待に当選して!上京したついでに観てきたという・・)
彦根で観る前に観ておきたくて。紹介記事も書かねばですしね。

昴という劇団は、文学座から分かれた劇団。
翻訳物を得意としていて、ひこね演劇鑑賞会でも、何度も来ていただいて。
私が入会してからも、「ラインの監視」、「アルジャーノンに花束を」を上演しています。
どちらも観応えある作品でした。

今回は、タイトルからもわかるように法廷劇です。
裁判所がくだす判断は「判決」ですが、「評決」というのは、陪審員がくだす判断。
アメリカの陪審員制度は陪審員(全員が一般人)全員の意見が一致しないと評決されません。
日本の裁判官制度は裁判官が入って、そのうえで判断しますよね。

かつて正義感あふれる弁護士だった主人公のギャルビンは、色々あって今は飲んだくれて、
新聞の死亡記事をネタに、示談金で生活をつないでいるダメダメ弁護士。
その彼が、医療過誤で植物状態になった女性の弁護を引き受け、彼女の病室を訪ねて気持ちが変化。
彼女のために、犯罪として立件しようとする物語です。

示談金で穏便にすませようとする病院側。経営は大きなカトリック教会。
権威ある大司教がいて、医者も高名な人、敏腕な弁護士もついてます。
法廷シーンはほんとに引き込まれますね。

台詞劇で定評のある昴の舞台。
場面数の多さも特徴で、ステージ上の各所でセットがつくられ、照明が切り替えられて場面転換していきます。
セットも細かくて、ギャルビンの事務所、彼が立ち寄るバー、手術室、病室、法廷・・のセットがつくられてます。

宗教観や陪審員制度、医療システムなど、日本とは違う部分はわかりづらいけど、医療過誤は日本でも起こりえること。
特に出産は身近なことなので、裁判の行方は気になります。
そしてなにより、この裁判で、ギャルビン自身も人として再生していくのがキモですね。

その、ギャルビンを演じる劇団昴の俳優・宮本充さんが、なんと、事前学習会に来てくださいました。



ほぼ、私らと同年代。
ご本人曰く、8分の1、ロシアの血が入ってるそうで、なるほど、そういう感じの?お顔です。

「おしゃべりはヘタで~」

結婚式の司会を頼まれて2度やったけど、名前を間違える、ものをひっくり返す(やったかな)で二度とも失敗したとか。
(おしゃべりの失敗にはならへんかと~)
なんて、おっしゃりながらも、作品について、ご自身について、楽しく話してくださいました。

母子家庭で引っ越し魔?のお母様の影響で引っ越しを20回以上もしてきた話。
産まれは違うけど、大阪に一番長く住んでいて、高校を競るまでは大阪だったとか。
神経質だったせいか、自然の多い北海道大学に行けと母親に言われて北大に。
おしゃれなアパートに住んで・・・というつもりが、母親に言われてバンカラな寮に入ることに。

エピソードの数々が、ほんとに面白くて!
40年以上も前の北大の寮て、すっごいですね~~
新入生の迎え方とか、赤フンでお酒を買いに行かされたり、雪の中にほおりだされたり・・・寮歌も一節、それがまたお上手で!

その寮で知り合った同級生が北海道の演劇鑑賞会に入っていて、誘われて舞台を観たのが演劇との出会い。
文学座の芝居(なんていうお芝居か、失念~汗)で、それが面白くて鑑賞会に入会。
自由劇場の「上海バンスキング」では、終演後に衣装を着けた役者が並んで見送ってくれる、それにも感動したとか。
やがて、化学を学んでたのに就職をやめて上京、文学座の研究所の門をたたいたのだそうです。

無事に研究生になれたものの(演劇界の東大っていわれてるらしいよ!)
1年後には落とされて(数人しか進級できないらしい) どうしようってなったときに、
同期の仲間に「劇団昴」をすすめられて、昴に入ったそうです。

北大へ行くようすすめたお母さま、演劇鑑賞会をすすめた寮の同級生、昴をすすめた同期生、
それらの皆様、ありがとう~って感じですよね。

宮本さんは声優としても活躍されてて、イーサン・ホークの吹き替えとか、ディスに―の「Tライオンキング」のシンパの声など、
洋画界、アニメ界でも活躍されてます。

「親の顔が見たい」という作品で近畿には来られているのですが(彦根では上演ナシ)
中学校の女子生徒がいじめで自殺をする、という話で、いじめてた中学生の親の役を演じたとか。
すっごい嫌な役て、「アンケートに、こいつだけは許せない」と書かれたらしい。

「これは、役者として褒められたことなので、うれしかったです」

さてさて、「評決」は、2月12日(日) 16時30分上演。
ひこね市文化プラザ グランドホールです。



興味ある方、ぜひ、劇場でご覧くださいね。

お問い合わせは
ひこね演劇鑑賞会 TEL:0749-27-3739 (開局日=火木土13:00~17:00)
mail:h-enkan@maia.eonet.ne.jp



今はもう秋

2022-11-09 23:50:51 | 演劇・舞台
もう11月。久しぶりの投稿になりました~~

相変わらず、こうへいブーム?が続いていて、ほんとに多忙な日々です(苦笑)
そもそも、私自身、仕事やら鑑賞会やらでめっちゃ忙しいのですけども、応援してる松下洸平くんの仕事っぷりが半端なく、もう、ほんとにびっくりしてます。

今年の1月にあったライブの大阪公演の時に、「まだ言えないけど、今年はすんごいよ」って、ご本人が言うてましたけども。
ほんまに、すごいんですよ。

書き上げると・・・

1月 ラジオANNパーソナリティ
  ライブツアー(仙台、名古屋、大阪、東京)6公演。
2月 バレンタイン限定ナマ配信(限定300人)
3月 オリジナル曲の配信 バースディ配信(FC会員のみ)
3~4月、舞台「夜来香ラプソディ」(東京・名古屋・大阪・長岡)27公演
4~7月、ドラマ「やんごとなき一族」11話
6月~11月 ピーターラビット展の音声ガイド(東京・大阪・静岡)
8月 セカンドシングル発売 音楽番組いくつか出演
9月 映画「アイ・アム・まきもと」封切り 試写会出演 
10月 新曲配信 ファースト写真集発売(27日) お手渡し会(30日、限定200名) 
   ドラマ「アトムの童」12月上旬まで10話
11月 アルバム発売(23日) 音楽番組いくつか出演 ライブツアー開始
12月 ライブツアー (横須賀、仙台、名古屋、大阪、立川、群馬、倉敷、福岡、東京)9か所11公演

これ以外に、雑誌のコラムが毎月(ダヴィンチ)と対談が毎週(AERA)
それに、BS-TBS「美しい日本に出会う旅」のナレーション、CMがユニクロとボディメンテ(大塚薬品)
そして、一昨日からMeta Quest 2も!
ドラマ、映画の番宣としてバラエティ番組にいくつか出演してるし、
新曲の発売、配信があるとWSでちらっと紹介されるし、
新曲のMV解禁や、写真集発売の時も出てましたしね~
先日は、NHKEテレのスイッチインタビュー」にもご出演。

ふう~、もう、追いかけるのがたいへんですよ(笑)

写真集は買いました!



人生初ですよ。役者さんの写真集買うのって。
俳優さんらしく、ストーリー性のある写真集で、沖縄の石垣島、竹富島で撮影してきたもの。
忙しいのにいつ行ったん?て感じですが、ドラマの撮影を終えた6月末に、二泊三日で行ってきたそうです。

写真はもちろんエモエモで!良いんですけども!
私が心惹かれたのは、4ページあるSPインタビューですね。

いや~、おばちゃんは涙もろいので・・・思い描いていたような、なりたい自分になかなかなれなかったころの話とか。
私が舞台の洸平くんに出会ったころ、モチベーションがギリギリやったみたいなんですよね。
あれほど多くの舞台に出演して(呼んでもらって)それなりに評価もされていたのに。
同じように舞台をやってた仲間たちが朝ドラで世間に知られて売れていくのを見て、焦ってた。
朝ドラに出たい、知ってほしいって思ったんですね。
4回目のオーディションで、スカーレットの八郎さんに抜擢されたんやけど。
その前に、舞台「母と暮せば」「スリルミー」で読売演劇大賞、杉村春子賞を受賞したことが大きかったでしょうね。
あんなに爽やかやけど、挫折や嫉妬、あったんですね~(苦笑)

写真集と言えば、サイン入り写真集のお手渡し会があることや(抽選で200名)応募したら抽選で3名、洸平くん手づくりのシ-サーがもらえたりとか、CDと同じようにキャンペーンがあって。

お手渡し会は某書店で写真集を買って申し込むんやけど、1冊買ったぐらいでは当たらへんやろうし申し込んでもないです(苦笑)
・・・・実際当たった人は、少なくとも片手ほどの冊数、20冊も買ったつわものもいるみたいですよ。
(どーするんでしょうかね。そんなにたくさん買って。〇ル〇リとかで売るんですかね・・・コラっ!)

10月30日にそのお手渡し会があったのですが、行った方のツィートを見ると、
ビニール越しにお手渡ししてくれた洸平くんは、満面の笑みで迎えてくれて、ほんと、天使みたいやったらしい(笑)
わずか30秒ほど、ひとことふたことはお話できたようですけどね~~

洸平くんは、その200冊以外にかなりの数のサインを書いてくれたようで(500冊??もっと??)
全国でサイン入りの写真集が販売されたんです。
どこの店舗に置いてるかというお知らせがあったのが販売日の3日前の朝。
リストに上がったのは、北海道から九州までの15店舗。
リストにないお店でも販売するかも、みたいな書き方でした。

書店名の一覧表を見たら、一番近い京都の書店が1軒だけありました。
月曜日の10時ごろに公表されて、取扱店がツイッターで販売の告知し始めていました。
店頭で先着順とか、抽選券を配布とか、ツイッターのRTで抽選とか、webで申し込み抽選とか・・・
電話で取り置きというところも確かにあったけど、京都のそのお店からの発信はまだありませんでした。
とりあえず電話してみようと思って電話番号を調べたら、開店時間が11時とのこと。
なので、11時きっかりに電話してみました。

「松下洸平さんのサイン入り写真集を、そちらで販売されると聞いたのですが」
「松下洸平さんですか・・・タイトルはなんでしょう?」(えっ、知らんの?)
「体温です」
「少々お待ちください・・・(探しに行った?)ちょっとまだ入荷してないようでわからないんですが(わからんて??) 何かありましたらご連絡します」
「えっ、何かって・・・」
「はい、何かありましたら連絡しますので、お名前と連絡先をおうかがいします~」
「あ、は、はい・・・」
「一冊でよろしかったですか」(え~~っ、何冊も買えるの?? 一人一冊って他ではいうてはるよ~)
「はい、一冊お願いします」

店員さんがピンと来てない感じで、いろいろツッコミながらの予約。
なので、ずっと疑心暗鬼やったけど、二日後に「ご用意出来ました」の電話が来たので、ほっ!

とはいえ、情報告知が月曜の午前中ということで、仕事中の人とか出遅れた人も多く、ツイッターのタイムラインは悲喜こもごも。
本屋さんによって、30冊、15冊、10冊・・など、サイン本の数もいろいろ。
リスト外のお店もけっこうあるようでした。
・・・・いったい、どれだけ書いてくださったんよ~~(涙)

27日の発売日、店頭のみ先着順というところではちょっとたいへんやったみたいです。
90人くらい?の人が朝早くから並んだにもかかわらず、転売ヤー?的なお兄さん??らがきて、ちょっと険悪なムードになったとか。
問い合わせが多くて、急遽抽選券を配布することにした書店。
時間限定で抽選券を渡すというツィートに70人ぐらいの人が集まったとか。
どうみてもファンではなさそうなオジサンが当選してたけど、どーなん?というつぶやきも。
早速、〇ル〇リに、法外な価格で売りに出されて(また買ってる人もいて~~)
なんかもう、アイドルの写真集みたいになってますやん。
知らんけど。

ほんと、すごいわ~



27日、京都へ、サイン入りの写真集を引き取りに行ってきました。
サイン入りなんて絶対入手できないって思ってたから、びっくりするやらうれしいやら。
私が電話した書店に、電話をしたけど完売して買えなかった、という人もいたようです。
私が、電話したタイミングも良かったみたいです。

そして、洸平くんのファースト写真集は、販売開始から10日ほど?で重版が決まったとか。
すごいね~

そして11月23日は、洸平くんの初めてのアルバムが出るんですけど、この「体温」という写真集に合わせて自作した曲が、先日、先行配信されました。
アルバムに収録されている1曲で、バラードです。リリックMVも出てますよ  → こちら

8日に、NHKの「うたコン」でこの曲を、初ナマ披露。
番組内では、冬の名曲として、桑田さんの「白い恋人達」も丁寧な歌唱でカバー。
ほんと、声もやけど表情も良くてね、役者さんやな~って思いますよね、ほんとに。

9日、アルバム収録曲にあるもう1曲が、先行配信されました。
「MUSIC WONDER」。
おしゃれなMVもプレミアム公開。 → こちら
洸平くんがダンスをしながらHappyな歌を届けてくれています~
洸平くんがこれを見て歌手になりたいと思ったという映画「天使にラブソング2」で流れた、「Oh Happy Day」を意識したらしい。
明るくて前向きな、人生賛歌。
バラードも良いけど、これもいいですよね!

・・・プレミアム公開って、リアルタイムにチャットができるんですよ。
ご本人もコメントをしてくれるので、何千人?たくさんの人がリアルタイムに視聴したかと。

もう、ほんま、音楽のことは知らんことばっかり。
いわゆるサブスクで配信を聴くにしても、ダウンロードして買うにしても、それでもやっぱりCDの売り上げが一番なんやろうけど。
だからまた、アルバムは販売店によってジャケット写真が違ってたり、オマケがいろいろあって、ファンにコンプリートさせようと?しているみたい(汗)
売り上げに貢献したいけど、そう何枚もいらんしね。



京都へ行ったついでに、去年封切りになった映画「萌えよ剣」。
洸平くんが斎藤一を演じたんやけど、血の修羅場となった池田屋跡。
「池田屋」という居酒屋さんがたってるんですね。



怒涛の秋。
今月は、観劇も予定してるし、まだまだ多忙が続きます・・・汗



世界は笑う 京都公演

2022-10-18 13:45:18 | 演劇・舞台
9月4日(日)、6日(火)と京都劇場へ。
ケラリーノ・サンドロビッチさん作演「世界は笑う」を観てきました。



京都劇場でケラさんの作品というのは初めてですね。
私的には近いからうれしいですよ。びわ湖ホールへ行くより近いかも?



昼公演を買ったつもりが夜公演で。
しっかり、夜の京都タワーをパチリ。



この日も、まぁまぁ人は多かったかな。日曜日やしね。

さて、この作品は・・・
昭和30年代初頭の東京・新宿。
敗戦から10年強の月日が流れ、巷に「もはや戦後ではない」というフレーズが飛び交い、“太陽族”と呼ばれる若者の出現など解放感に活気づく人々の一方で、戦争の傷跡から立ち上がれぬ人間がそこかしこに蠢く…。
そんな殺伐と喧騒を背景に、KERAが笑いに取り憑かれた人々の決して喜劇とは言い切れない人間ドラマが描く。

戦前から舞台や映画で人気を博しながらも、時代の流れによる世相の変化と自身の衰え、そして若手の台頭に、内心不安を抱えるベテラン喜劇俳優たち。
新しい笑いを求めながらもままならぬ若手コメディアンたちなど、混沌とした時代を生きる喜劇人と、彼らを取り巻く人々が、高度経済成長前夜の新宿という街で織りなす、哀しくて可笑しい群像劇。(公式HP こちら より)

開演前に流れる音楽がね、懐かしい昭和のCMなんですよ。
知らないのもあったけど、「あっかる~いナショナ~ル・・」とか、「わ、わ、わ~ 輪が三つ・・」とか、ニンマリですよね。
つまり、この時代を描きますよっていう前フリですけど、ほんとにあの時代にいざなってくれますね。

ケラさんの舞台の、何がすごいって、セットと、プロダクションマッピングと、それに合わせた役者さんたちの動きですね。
ほんと、いつもうなります。

今回は特に、3時間を超える舞台で、豪華なセットがいくつも出てくるんですよ。
最初は、昭和30年代の新宿の裏町。古本屋があって、街頭テレビ?が置かれた電気屋さんにブティック、喫茶店。

その次に登場するのは、この作品の舞台でもある「三角座」の劇場。
二幕では、地方の旅館のロビー、ラストが、それほど長くないのに、一幕とは異なる場末の風景になってました。

出演者も豪華。
まさに、商業演劇やなって思う。
瀬戸康史 / 千葉雄大 / 勝地涼 / 伊藤沙莉 / 大倉孝二 / 緒川たまき / 山内圭哉 / マギー / 伊勢志摩 / 廣川三憲 / 神谷圭介 / 犬山イヌコ / 温水洋一 / 山西惇 / ラサール石井 / 銀粉蝶 / 松雪泰子

瀬戸くんの舞台は、ケラさんの「陥没」という作品で初めて観たんやけど、ちょっと衝撃でしたね。
上手いというか、魅力的で。こんな演技ができる人なのねって思いました。
ケラさんにも好かれてるようで、そのあともう一本出てましたね。
映像の人っていうイメージやけど、デビュー当時はD-BOYSでテニスの王子さまとかも出てるし、
最近では「日本歴史」で、三谷幸喜さんの作品にも出てますよね~
演技のうまさだけやなく、お人柄も良さそう~
主人公の田舎から出てきた青年を演じます。

舞台経験が少なめな千葉くんも、なかなか頑張ってました!
一幕の最初のシーンで、ヒロポンを打つところとか、めっちゃリアルやった。
当時の売れない喜劇人は、やってそうですもんね。

ケラさんの作品は群像劇ですが、脇役も豪華で、ほんとに皆さん上手い人が集まってます。
山西さんとか廣川さんは4役か5役?6役?早変わりされてて。
しょっぱなにヤクの売人で登場したオカマのお姉さん、あの山西さんが強烈でした~~
それほど後ろの席でもないのに、オペラグラスでガン見しましたよ~(笑)

喜劇劇団三角座。
結核療養から帰った看板役者、大倉孝さんのやさぐれぶりが、ほんとムカつくくらいで(苦笑)
戦争未亡人の松雪さん演じる初子に片思いのするのが、瀬戸くん演じる新人裏方の彦造。
ヒロポン中毒から脱出した?コント作家志望の俳優・是也が千葉くん。瀬戸くんと兄弟の役。
是也の恋人で踊り子の撫子に伊藤さいりちゃん。どすの利いた?ハスキーボイスやけど、可愛い女子の役です。
撫子の兄、大和に勝地くん。頼りないけど、やっぱりいて欲しいお兄さん。

最初から舞台にいたアコーディオン弾きの傷痍軍人が山内さんと気づくまで時間が長くて。
で、裏切らない演技(オモロなんですよ)。
「三角座」での看板俳優の役も山内さんらしくて(オモロなんです!)
ほんと、贅沢な舞台やな~って思いますね~

いなくてもいいんやないの?っていうような(失礼な!)ラーメン屋のオヤジ役をマギーさん。
この人がまた、いなくてもいい役ではなく、ちゃんと理由のある役柄なんですよ、
それに気づくのが後半。

目先の札束に目がくらんでネコババしようとするのを初子に見つかるのですが、これがこの物語の結末につながるんですね。
無駄な役ではなかった!(当たり前!!)

戦争へ行って戻ってこない夫をずっと待ってる初子を演じる松雪さん、素敵でした。はかなげで~
イヌコさん、ラサール石井さん、安定ですよね。お二人の会話はリアルで。

「あの時のアンタは面白かったよ」

「面白かったかい? だったらそれでもう充分かな。一生面白くないまま死んでいく奴はいっぱいいるんだからさ」

なんか、沁みるセリフです~

ちょっと、ベイジルタウンの時のイヌコ&温水ペアを思い出しましたね。
というか、今回もご出演の温水さん、今回はデリカシーのない、空気の読めない、いや~な男を演じてるんです。
すごいな~としか言いようがないくらいうまいです。イラっとしますもん。

座長(山西さん)の元妻でプロデューサーの銀粉蝶さんがカッコよくて、でもラストは認知症・・・切ない。
現妻の伊勢さんも良かったです。絶妙な居眠り!(そこから悲劇が~)
緒川たまきさんは、今回はコメディエンヌ、天真爛漫な役で、可愛い~!

ストーリーは、そう、ちょっぴりしょっぱい結末。
あ~そうなるんやね、と。

上演時間は、1幕125分、2幕80分。
1幕を観ただけで引き込まれたけど、2幕もあっという間でした。長いって感じなかった。
終わったきも、えっ、終わり? って思うほど、まだ続きがあるんやないの?っていう感じでしたね。

エノケン、ロッパ以降のお笑い・喜劇人の世界を描くというので、もっとエンタメな内容になってるんかなと思ってたけど、そういう世界に生きる人たちの人間ドラマでした。ほんとに。

ケラさんの作品はナンセンスを含め、難解なものも多いけど、今回はわかりやすかったですね。
(ベイジルタウンの女神は、もっとわかりやすかった!)
携帯電話が出てこない話、ってケラさんがおっしゃてたけど、まさに。

どこか欠けてる人たちが、一生懸命生きている。
人間の汚れたとこだけでなく、キレイなところもしっかり描かれてて。

そんな作品でした!



コクーンのパンフと、戯曲本を買っちゃった!

年末に上演予定のケラさんの「しびれ雲」も観たいけれど・・・予定が詰まってるから無理かな・・・




この秋は演劇で盛り上がりましょう

2022-09-25 10:32:25 | 演劇・舞台
ひこね演劇鑑賞会の8月例会は、劇団青年座「明日 一九四五年八月八日・長崎」。
8月30日に上演予定でした。
でも、神戸、京都と、近畿ブロックを巡演し始めた時に関係者に陽性者が出て、無念にも中止が決定しました。
キャスト・スタッフ、30人以上が動く地方巡演、致し方ないですが、延期ということになりました。

今回、この例会を盛り上げる担当サークルだったこともあり、みんなで、例会予定の日に集合。
劇団員の方に応援メッセージをおくることにしました。

担当サークルメンバーの一人が、長浜でコーヒー専門店をされてることもあり。こちらに集合しました。
長浜の大通寺という大きなお寺の門前通りに、古くからある喫茶店「珈琲院 ロマン亭」です。
ご主人の両親がやっていたお店ですが、先代が亡くなられたので引き継いだそうです。
(以前にも載せましたね)



自家焙煎のおいしいコーヒーがいただけます。



大通寺。



長浜の街並み。奥に見えるのが大通寺。



人気観光スポット「黒壁ガラス館」は、こちらをまっすぐ行っった方向にあります。

お店の定休日をお借りしてみんなで集まったのですが、この看板をご覧になって来店したお客さんが・・・



貸し切りは、「明日」ではなく、「本日」なんですよ。
「明日」は、舞台のタイトルです~~(汗)

集まった鑑賞会メンバーで、劇団に送る、応援メッセージ動画を撮りました。
なかなか揃わなかったけど(汗)
ま、それもいいやん~ 



劇団の「明日」Tシャツを着て、上演台本を読み合わせたり。



ロマン亭のおいしいコーヒーをいただいたり。

目標である、「前例会クリア」(前回の例会を上回る会員数になること)も達成したので、
その勢いで、劇団をお迎えしたかったんですけどね(汗)

シロウトならではの不揃いの?応援メッセージ動画は、劇団の方に喜んでいただけたようです。
そして、陽性になってしまった劇団員さんも元気になれて、何より、延期日程も決ました!

11月24日(木)です!!

なので、今後のひこね演劇鑑賞会の日程は・・・

10月7日(金) イッツフォーリーズ「てだのふあ」

11月24日(木) 劇団青年座「明日 一九四五年八月八日・長崎」

12月8日(木) 劇団NLT 「ミュージカル OG」

なんと、毎月、演劇が観られます!!

この秋は演劇で盛り上がりましょう~!

この機会に、ぜひ、演劇鑑賞会に入会を~~~!!


お久しぶりに

2022-09-07 23:30:51 | 演劇・舞台
あまりにブログを放置しすぎて、ログインをしないと入れないという~
情報過多もあって、SNS中心のweb生活。
ついつい、ブログを放置してしまって~~
すいません~~

写真の整理も半月ぐらいやってなかったので、こちらも、ログインしないとクラウドに入れへんやん・・・

そんなこんなで、もう9月です。
相変わらずの多忙な日々ですが、先月から、2度も上京してます・・・

1度目は、8月7日。
友だちがボランティアで制作のお手伝いをしている演劇ユニット「Jr.5」の舞台「城が染まる」を観に。
ついでに、紀伊国屋サザンシアターでこまつ座「頭痛肩こり樋口一葉」も拝見。

舞台の感想はまた、どこかで書くとして、翌日、普段行けないところに行ってきました。

ひとつは、池袋サンシャイン水族館。

行く前に、NHKの「おやすみ日本」という番組があって、夜の、このサンシャイン水族館から放送してたんです。
しかも、松下洸平くんが出演して、クラゲの水槽のところで、アコースティックミニライブをやってたんですね。
2曲、ご自分の曲「FLY&FLOW」と、ハナレグミの眠くなる曲?「一日のおわりに」を歌ってくれました → こちら

それもあって、友だちと急遽、タイムリーにも行ってきました。




タコ


イワシ


クラゲのコーナー







このドームになっているところで歌ってくれたのですが、けっこう狭いです。
夏休みなので、人も多い~~







サンシャイン水族館と言えば、空飛ぶペンギンが有名。


水槽の向こうにビルが見えるんですよ~~



テレビでもやってましたが、池袋の駅から、イケバスに乗っていくと便利なんです。
コミュニティバスですね。→ こちら
電気で走るバスで、料金は100円です。





赤いバスです。


中はこんなん。かわいいお座布団もあります。


天井の絵はいろいろ変わります。

池袋の西口は、1月に行った東京芸術劇場があります。


すぐ前が、池袋西口公園。
洸平くんが、学生のころ、ここで引き語りをしてた~って、番組の中で話してましたけど~


このあたりやったとか。だいぶん、周辺は変わってるようですけど。

さて、ここから、恵比寿のタルトやさんへ。
桃のタルトがおいしいというので(洸平くんの話しで・・・どこまでも洸平つながり~苦笑)


こちらのお店。
AM STRAM GRAM  → こちら

カフェコーナーもあるので、お友だちとお茶。




新鮮な桃がたっぷり!
カスタードクリームも甘さ控えめで、めっちゃおいしい。(お高い~~)

そんなこんなで、相変わらず、アクティブに動いております。



講談界の好男子!

2022-08-14 15:10:22 | 演劇・舞台
毎日、暑いですね。
今日は、朝から伯母を整形外科まで。毎週の注射。
病院が明日からお盆休みで開院している日曜日に連れて行ってきたけど、この注射が痛いらしく、めっちゃイヤがってます。
3か月間なので、あと2回。来月からはお薬が変わって、月に一度の注射。
94歳の骨折予防。頑張ってもらおう。
なんせ、先月の血液検査の結果が良好で、(二度もガン治療してるのに!) 100歳以上生きるって、かかりつけ医が。
すっごいね~~
私らのほうが先にバテてしまうかもです~~~汗

さて、先月、祇園祭の後祭のころ、以前の職場で一緒だった知人が、地域のお役が当たって、夏祭りの相談をされました。

「夏祭りの夜に、怪談ばなしをしてくれる人、知りませんか?」

地域の夏祭り、なかなかプロは来てもらえないにしても、「怪談ばなし」ははーDるが高い。
知り合いの、趣味で落語をしている人に当たってはみたけども、快い返事はなく・・・
なので、知り合いと言えば知り合いの?Facebookでつながりのあるプロの講談師、旭堂南龍さんに、ダメもとでメッセージを送りました。

「地域の夏祭りに、怪談ばなしをしてくれる人がいないかを聞かれています。どこへ頼めばよいかご存じないでしょうか」

南龍さんは、毎年、近所で「怪談ばなしの会」を開いている方で、何度も聞きに行っています。
そもそもは、10数年前に、地元のお寺で講談会を開かれたときに声をかけさせてもらって、それ以来のお付き合い。
とはいえ、講談師さんとファンという関係に過ぎないんですけどね。

そんな南龍さんから、お返事がきました。

「空いていたら、私が行きますよ~」

なんというオトコマエなお返事!!
ささやかな謝礼にもかかわらず、滋賀の田舎なのにもかかわらず、来てくださるとのこと。
知人も、その地域の人も、めっちゃ喜んでくださって。

「さっすが、顔が広い!」

いやいやいや・・・

その、怪談ばなしの講談会、私も行ってきました。



地域の夏祭りなので、子どもは走るし、酔っぱらってる人もいるして、やりにくい環境やったと思うのですが、
めげずに力強い話しぶりで、知人も、そのお母さまも、「怖かった~~」と。(怪談ばなしやしね!)

地元近江の講談一席と、怪談「江島屋 ~恨みの片袖~」。
状態の悪い着物を売りつけられた娘が、その着物のせいで恥をかいて自殺に至り、着物を売った江戸の商人を幽霊になって復讐(復習する話。
地元の怪談ばなしの会でも披露されたお話です。

始まる前に、着替えなどを知人宅でされたのですが、そこでいろいろとお話をさせてもらいました。
なかなか楽しかったですね。
娘と同世代の南龍さん。お子さんがもう中学生になるとか。
コロナ前に、若手講談師の神田伯山さんの活躍で、一気に注目されるようになった講談。
関西の若手で一番の期待の星が、南龍さん。



講談界の好男子。
また、お会いできるといいなぁ。