CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

稀勢の里の相撲こそが横綱相撲!

2016-05-19 09:40:46 | お相撲(スポーツ)のこと
何度も書いているが、私は白鵬が嫌いではない。
自分にも厳しく、そして立場(地位)をしっかりしょって、
相撲界を支えてきてくれた偉大な横綱であることに間違いない。

その姿が少しずつ変化したのは、いったいいつからだったのか。
なにが、横綱を変えてしまったのか。
苦難の時代を一人横綱としてしっかり綱をはり、乗り越えてきた姿を忘れはしない。
何年前だったか、土俵入りのその背中の美しさに見惚れたことがあった。

昨日の向正面解説は、境川親方。
豪栄道の相撲に厳しい言葉を発していた。

『張り差し』『かちあげ』これは、大関としてふさわしくない。
そう、大関でさえその地位を考えれば、
立ち合いでの『張り差し』『かちあげ』はふさわしくない。
もちろん、禁じ手ではない。
勝てばいいんだ、そう考える人も多いのかもしれない。

でも、それは相撲の世界で言えば、間違っている気がしてならない。

最近は、横綱が『張り差し』『かちあげ』を平気でやるから、
下位の力士たちもまねをする・・・あ~なさけなや。
範たる相撲を上位の方々にはみせていただきたいものである。

立合いでまっすぐ思いっきりあたる!
立合いで相手をはぐらかし、ぶちかます・・・そりゃ違うでしょ。

立合いでの『両手突き(もろてづき)』と、『かちあげ』は、
相手を起こすためといってもまったく異質ものだ。

鍛えられたその身体が繰り出す『かちあげ』は、危険すぎる。

大砂嵐がどんどん上がってきたころ、そのパワーに圧倒されていたあのころ。
大砂嵐の『かちあげ』を親方が封印した。
それは、『かちあげ』で勝ち続けたら相撲を覚えなくなるから。。。

相撲の楽しみ方・・・他の格闘技とは違う。
勝てばいいってもんじゃない。
どんな相撲内容か・・・が問われるのが大相撲の世界なのだと私は思う。

今場所の稀勢の里。
まさしく、横綱相撲とはこうあるべきという姿を示してくれている。
強くなった・・・心が強くなった。
相手の力を受け止めて・・・受け止めたうえで、勝っている。
相撲はこれまでも充分強かった。
でも、どこか・・・弱いところがあって・・・
迷ったりして、星を取りこぼし、取りこぼすとまた迷って・・・焦って・・・
そんな稀勢の里だが、何回もがっかりさせられてきたが、応援したくなる。
それは、真っ正直な相撲だからだ。

もちろん、入幕から一度も『張り差し』をしていないとか、変化していないというわけではない。
そういう相撲の時は、あ~あと思うわけで、また迷ってるなぁと私は、ため息をつくわけです。
つまり「あら、今日は『張り差し』じゃないじゃん」なんて思わないってことです。
『張り差し』が当たり前の立合いはしないってことです。

本当に今場所の稀勢の里は、いや先場所くらいから・・・変わった。
心が大きく変化した。

琴奨菊の優勝から、彼の中で何かが変わったのかもしれない。
大関昇進も稀勢の里が話題になりながらも琴奨菊に先を越され、
幕内最高優勝も先を越されてしまった。

そのことも一つのきっかけだったのだろう。
先場所から何かが違う。

不知火親方の断髪式の時のパーティでの稀勢の里の写真をアップしようと思ったけど、
写真が横になってしまうから、やめましょう・・・験(げん)が悪いからね。
今場所は、ずっと立っていてもらわないと!

さぁ、残り四日間、勝っても負けても真っ向勝負。
大関稀勢の里の横綱相撲を期待している。

もちろん我が阿武松部屋も全力応援だ。
ケガで途中休場した阿夢露が頑張っている。
阿武咲も幕下で全勝中、あと一番何としても勝手おくれ!!

そんなこんなで、相撲がおもしろくなっていますが、私はライブに集中します。
自分のすべきことをしっかりすることこそが、応援でもあるから。
そう、お客様を迎えるのだもの、当たり前のことだけど、しっかり頑張らないと。

芝生刈もゴミ出しも済んだので、
洗濯機を回しながら、お風呂に入って、イメージして・・・発声練習して、遅番出勤です!

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