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昨日は、午前中まで、荒れ模様の天気。
三段目の鳴海の取り組み目指すと、朝寝坊の家人と喧嘩になりかねない。
鳴海がもっと頑張って、番付をあげればいいのだ!とわりきって、
せめて、大和富士に間に合うようにと、出かけた。
大和富士の五番前に到着し、応援できた。
そして、大和富士、今場所初白星!
よしっ!こっから、こっから!
残念ながら、阿武松部屋唯一の関取、阿夢露は休場中。
とにかく、しっかり治さないと!
アキレス腱断裂、幕内最高齢の安美錦も
手術して、リバビリして土俵にもどる!と言っている。
自分の気持ちが折れないこと、これが一番大事!
阿夢露待ってるよ!
というわけで、いつもだと阿武松部屋の子たちの取り組みの時に
かなり緊張するのだけど、昨日はリラックスして、国技館での時間を過ごした。
・・・さみしかったというのが、本音かなぁ。。。
館内のどすこい放送を聞いていたら、『寺下』の名前が出た。(^.^)
昨日、十両の時間帯のどすこいを担当していたのが、安治川親方。
安治川親方は、学生相撲で活躍するも幕下付出対象のタイトルを獲得せず、
前相撲でプロデビューとなった。
その出世は早く、前相撲から、所要六場所で十両昇進を果たしている。
幕下以下連勝記録は、最長の30勝。その連勝記録の前、
最後に負けたのが『寺下』だった・・・と。
なんか、たったそれだけと思われるかもしれないが、すこぶる嬉しく、
どすこい放送の席が近かったので、中入りの時のじゃんけんに参加。
じゃんけんには負けたけど『丹蔵』の近況を少しだけ伝えた。
この少し前「丹蔵にハガキでも出さなくっちゃ!」と
家人と話していたところだったので、余計に嬉しくなった。
さて、昨日の取り組みで、横綱白鵬の駄目押しが、また話題となってしまった。
いつもの私なら、白鵬よ・・・となるところだが、
今回は観客にひと言、言わずにはいられない。
結びの一番、初顔の正代。
熊本の宇土市出身ということもあってか、館内は割れんばかりの正代コール。
しかしだ、なんと時間いっぱいの仕切りの時に、このコールは、起こった。
私は、このコールに惑わされ、時間いっぱいの集中ができなかった。
私は、相撲の醍醐味のひとつは、立ち合いだと思っている。
だから、時間いっぱいになったら、土俵に声をかけることはしない。
館内も土俵に集中するはず。。。なのに、なんたるこっちゃ!
正代コールが巻き起こった、しかも、割れんばかりのコール。
多分、こんなコール今まで国技館で体験したことのないほど大きなコールだ。
そのコールのおかげで、私は時間いっぱいだとは思わなかった。
ふと、土俵を観ると、行事軍配は返っている。
なんということだ。
正代にとって、初めての結び。
正代にとって、初めての白鵬挑戦。
応援は、嬉しいものだ。
でも、時間いっぱいのコールは、NGでしょ。
ウィンブルドンのサーブの瞬間。
マスターズのショットの瞬間。
観客は『be quiet!』は常識です。
結びの時間いっぱいの立ち合い。
水を打ったように静かになり、観客も固唾を飲んで見守る。
その緊張感の中で、白鵬に向かっていく。
正代を応援するなら、そうすべきでしょ!
それに、観客と違って、身体張ってるんです!
集中を欠いたら、怪我にもつながるんです!
真剣勝負を観るときに、どうあるべきか、観客は、考えるべきだ!
無性に、腹が立った。
土俵上の結びの一番に集中しないうちに、勝敗は決した。
相撲協会は、相撲人気に支えられているし、
新しい観客が増えることは、良いことだと私も思う。
でも、だからこそ、観戦マナーについても、もっと広報していただきたい。
白鵬の駄目出しは、勿論、よろしくない。
でも、今日は『正代コールに物申す!』私なのであります。
昨日の国技館で感じたことは、他にもあるので、それは明日、記しましょう。
長くなるので、今日はここまで・・・にしておきます。
そうそう、ちなみに、今日のNHK相撲放送、
向こう正面の解説は、阿武松親方、元関脇益荒男です。
真面目を絵に描いたような親方であります。
その解説が、今から楽しみです。
親方として、辛抱しながら、精進してきた・・・力士たちを育ててきた・・・
その親方が、向こう正面の解説・・・私にとって、感無量の日であります。
TV中継を観るおかみさんの目に、光るものがある、そう思います。
おかみさん、よかったね、本当に、よかった。
これからですね、阿武松部屋!
頑張らなくっちゃね!