格闘技好きなんです、私。
2R途中、帰宅。
テレビの前のソファに座る。
目が離せない。
ん?
八重樫、動き少し硬い・・・
あ、くらった。
あいての左ジャブがいいなぁ。
軽く打ってくるジャブ、なかなかいい。
ん?硬いぞ・・・
リーチが相手の方が長いからなぁ・・・
距離だな・・・距離を考えないと、くらう。。。
少し不安を感じながら2R終了。
家人に確認、1Rは?
イーヴンと一言。
3R
八重樫の動きが少し良くなる。
上半身の動きが少し出てくる。
足も動き始めた。
ボディーや右もヒットするも挑戦者も打ち返してくる。
前評判通り、テクアペトラも打ち合うタイプであることが見て取れる。
4Rリズムがさらに良くなった。
自分の距離をしっかりつかんで試合を運ぶ。
5・6と八重樫の攻撃が勝る・・・
ナイスボディー!
よし!あたってる!
けっ!くらった!
まったく目を離せない。
腹ペコなのに食事をする気にならない。
7Rは、珍しく、落ち着いたラウンドとなったが、
8Rから、挑戦者の動きが勝る。
打たれ始めた八重樫に、テレビの前で、叫び続ける。
頑張れ!八重樫!踏ん張れ!踏ん張るんだ!と。
そして、八重樫のパンチが入ると、よっし!と叫ぶ。
さぞや、ご近所は驚いていることだろう・・・
そんなこと構いやしない!
八重樫を応援するんだ!!
たぶん・・・私が興奮して応援しているときには、
もう有明では勝敗は決していたのだろうけど、
結果をインターネットで確認などせず・・・
少し遅れて、それでもテレビの前で、全力で応援したくなる。
そういう人なんです、八重樫東!
10R・・・右が入る!
いけぇ~いけぇ~と叫ぶ私。
11R大橋会長も「打ち合って来い!」と。
そうです、ここで自分を出し切らなかったら、八重樫東ではなくなってしまう。
激しい打ち合いになった。
相手のパンチもくらいながら、パンチを繰り出していく。
最終ラウンド・・・
挑戦者テクアペトラはもちろん、チャンピョン八重樫もふらふらだ。
立っているのが、不思議な二人が、リング上で打ち合いを続ける。
八重樫ぃ~!八重樫ぃ~!!と叫んでいる自分がいる。
「あと、一分!あと一分踏ん張れ!」
「あと30秒だ!頑張れ!踏ん張れ!」
「あと15秒!!!」
「あと10秒!八重樫ぃ!八重樫ぃ!」
12ラウンド戦いきって、判定。
中盤取られたラウンドもあるかもしれないが、
どう考えても3-0判定だと思っていたら、
最初のジャッジ・・・113-115でテクアペトラだった・・・
えっ?八重樫がうつむいて、リングを見つめて、判定を待つ・・・
115-113三人目116-113のスコア。
以上2-1の判定で、勝者・・・とリングアナウンスが告げる時、
勝利を確信しながらも、祈るような気持だった・・・
八重樫の腕が高々と上げられた・・・
本当に、この男は・・・本当に・・・何という試合をするんだ・・・
毎回毎回、ドキドキする。
体中に力が入る。
あっという間に12Rが終わってしまう。
腹ペコだったのに、ごはんなんて食べる気にならない。
そのうち、腹ペコだったことも忘れてしまう。
「もっとかっこよく勝ちたかったけど、こういうボクシングしかできない。
これが俺の実力。もっと強くならないと」
と八重樫は語ったらしいが、私は、あなたは本当に強いと思う。
いや、あなたが強い人だということを、
会ったことはないけど、知っている。
でなければ、これほど感動させることはできない。
それに・・・弱い相手に負けたのでは、メキシカンボクサー。
一度もダウンせず、チャンピョンに向かってきたテクアペトラに失礼だよ。
あなたは、つよいとうちゃんで、強いチャンピョンです!
2012年6月20日・・・私はあなたの強さを心に焼き付けたのです。
そう・・・井岡一翔に判定で敗れたあの試合。
負けた試合で、その強さを知った・・・などと、
意味の分からん事かもしれないけど、
私はあの試合で、八重樫東のファンになりました。
八重樫東、その魅力は・・・
お花屋さんに並ぶ花ではなく、花壇の花でもなく、
道端のコンクリートの間から顔を出すタンポポのよう。
ボクサーを花にたとえるなんて変かなぁ・・・
サラブレッドではなく、道産子の強さ・・・とでもいうのだろうか。
へこたれないその根性。
もちろん、根性だけで、頂点に立てるわけではない・・・その努力。
そして、その技術、すべて、天下一品です。
かっこよく勝ちたい・・・さもありなん。
でも、かっこ悪くってもかっこいいというか、
八重樫東の存在そのものがかっこいいんです。
もっと強くなりたい・・・さもありなん。
それは、どんな選手も思うこと・・・もっと強く!もっと強く!
もちろん、圧倒的な強さで勝っても、かっこいい。
八重樫東の存在そのものがかっこいいんだから。
これから、若い伸び盛りの選手たちが、八重樫東を倒しにくる。
自分との戦いを制したものだけが、立てるリングにやってくる。
これからも、自分と戦い続け、もっと強くなって
八重樫らしいボクシングで私を感動させてくれるだろう。
「八重樫!ありがとう!!」
私は、21日が本番なので、しばらく横浜のスタジオでのレッスンがない。
大橋ジムの玄関で、頭を下げられない・・・
この場をかりて、心から、感動をありがとうと言いたい。
そして初防衛・・・おめでとう!
それに井上尚弥の二度目の防衛、おめでとう。
右こぶしを痛めながらの試合。
その内容は素晴らしいものだった。
痛めていたのが2Rだったとは、驚きです。
それでも、最終ラウンドにきちんと魅せてくれました。
このときにはすでに左こぶしもかなり痛かったのでは?
試合後、グローブを外したその手に注目していると、
左の第三・四指の付け根が内出血していた・・・
ハードパンチャーの宿命とは言いながら、痛みをこらえて前に出る。
そして、パンチをしっかり当てていく。
多彩なボクシングを観せてくれた。
ありがとう。
W世界戦は、勇気をくれた(^.^)
というわけで、早番だというのに、書いてしまった・・・
最後に一言だけ・・・
井上尚哉の二度目の防衛・・・
WBOのレフリー、止めるべきだったんじゃないですかね・・・
12R・・・あれは、TKOでしょ・・・危なすぎる。
あ・・・遅刻してしまう・・・今日は早番だ!
出勤しなきゃ・・・そう、今日は感動を胸に出勤すると致しましょう!(^^)!
2R途中、帰宅。
テレビの前のソファに座る。
目が離せない。
ん?
八重樫、動き少し硬い・・・
あ、くらった。
あいての左ジャブがいいなぁ。
軽く打ってくるジャブ、なかなかいい。
ん?硬いぞ・・・
リーチが相手の方が長いからなぁ・・・
距離だな・・・距離を考えないと、くらう。。。
少し不安を感じながら2R終了。
家人に確認、1Rは?
イーヴンと一言。
3R
八重樫の動きが少し良くなる。
上半身の動きが少し出てくる。
足も動き始めた。
ボディーや右もヒットするも挑戦者も打ち返してくる。
前評判通り、テクアペトラも打ち合うタイプであることが見て取れる。
4Rリズムがさらに良くなった。
自分の距離をしっかりつかんで試合を運ぶ。
5・6と八重樫の攻撃が勝る・・・
ナイスボディー!
よし!あたってる!
けっ!くらった!
まったく目を離せない。
腹ペコなのに食事をする気にならない。
7Rは、珍しく、落ち着いたラウンドとなったが、
8Rから、挑戦者の動きが勝る。
打たれ始めた八重樫に、テレビの前で、叫び続ける。
頑張れ!八重樫!踏ん張れ!踏ん張るんだ!と。
そして、八重樫のパンチが入ると、よっし!と叫ぶ。
さぞや、ご近所は驚いていることだろう・・・
そんなこと構いやしない!
八重樫を応援するんだ!!
たぶん・・・私が興奮して応援しているときには、
もう有明では勝敗は決していたのだろうけど、
結果をインターネットで確認などせず・・・
少し遅れて、それでもテレビの前で、全力で応援したくなる。
そういう人なんです、八重樫東!
10R・・・右が入る!
いけぇ~いけぇ~と叫ぶ私。
11R大橋会長も「打ち合って来い!」と。
そうです、ここで自分を出し切らなかったら、八重樫東ではなくなってしまう。
激しい打ち合いになった。
相手のパンチもくらいながら、パンチを繰り出していく。
最終ラウンド・・・
挑戦者テクアペトラはもちろん、チャンピョン八重樫もふらふらだ。
立っているのが、不思議な二人が、リング上で打ち合いを続ける。
八重樫ぃ~!八重樫ぃ~!!と叫んでいる自分がいる。
「あと、一分!あと一分踏ん張れ!」
「あと30秒だ!頑張れ!踏ん張れ!」
「あと15秒!!!」
「あと10秒!八重樫ぃ!八重樫ぃ!」
12ラウンド戦いきって、判定。
中盤取られたラウンドもあるかもしれないが、
どう考えても3-0判定だと思っていたら、
最初のジャッジ・・・113-115でテクアペトラだった・・・
えっ?八重樫がうつむいて、リングを見つめて、判定を待つ・・・
115-113三人目116-113のスコア。
以上2-1の判定で、勝者・・・とリングアナウンスが告げる時、
勝利を確信しながらも、祈るような気持だった・・・
八重樫の腕が高々と上げられた・・・
本当に、この男は・・・本当に・・・何という試合をするんだ・・・
毎回毎回、ドキドキする。
体中に力が入る。
あっという間に12Rが終わってしまう。
腹ペコだったのに、ごはんなんて食べる気にならない。
そのうち、腹ペコだったことも忘れてしまう。
「もっとかっこよく勝ちたかったけど、こういうボクシングしかできない。
これが俺の実力。もっと強くならないと」
と八重樫は語ったらしいが、私は、あなたは本当に強いと思う。
いや、あなたが強い人だということを、
会ったことはないけど、知っている。
でなければ、これほど感動させることはできない。
それに・・・弱い相手に負けたのでは、メキシカンボクサー。
一度もダウンせず、チャンピョンに向かってきたテクアペトラに失礼だよ。
あなたは、つよいとうちゃんで、強いチャンピョンです!
2012年6月20日・・・私はあなたの強さを心に焼き付けたのです。
そう・・・井岡一翔に判定で敗れたあの試合。
負けた試合で、その強さを知った・・・などと、
意味の分からん事かもしれないけど、
私はあの試合で、八重樫東のファンになりました。
八重樫東、その魅力は・・・
お花屋さんに並ぶ花ではなく、花壇の花でもなく、
道端のコンクリートの間から顔を出すタンポポのよう。
ボクサーを花にたとえるなんて変かなぁ・・・
サラブレッドではなく、道産子の強さ・・・とでもいうのだろうか。
へこたれないその根性。
もちろん、根性だけで、頂点に立てるわけではない・・・その努力。
そして、その技術、すべて、天下一品です。
かっこよく勝ちたい・・・さもありなん。
でも、かっこ悪くってもかっこいいというか、
八重樫東の存在そのものがかっこいいんです。
もっと強くなりたい・・・さもありなん。
それは、どんな選手も思うこと・・・もっと強く!もっと強く!
もちろん、圧倒的な強さで勝っても、かっこいい。
八重樫東の存在そのものがかっこいいんだから。
これから、若い伸び盛りの選手たちが、八重樫東を倒しにくる。
自分との戦いを制したものだけが、立てるリングにやってくる。
これからも、自分と戦い続け、もっと強くなって
八重樫らしいボクシングで私を感動させてくれるだろう。
「八重樫!ありがとう!!」
私は、21日が本番なので、しばらく横浜のスタジオでのレッスンがない。
大橋ジムの玄関で、頭を下げられない・・・
この場をかりて、心から、感動をありがとうと言いたい。
そして初防衛・・・おめでとう!
それに井上尚弥の二度目の防衛、おめでとう。
右こぶしを痛めながらの試合。
その内容は素晴らしいものだった。
痛めていたのが2Rだったとは、驚きです。
それでも、最終ラウンドにきちんと魅せてくれました。
このときにはすでに左こぶしもかなり痛かったのでは?
試合後、グローブを外したその手に注目していると、
左の第三・四指の付け根が内出血していた・・・
ハードパンチャーの宿命とは言いながら、痛みをこらえて前に出る。
そして、パンチをしっかり当てていく。
多彩なボクシングを観せてくれた。
ありがとう。
W世界戦は、勇気をくれた(^.^)
というわけで、早番だというのに、書いてしまった・・・
最後に一言だけ・・・
井上尚哉の二度目の防衛・・・
WBOのレフリー、止めるべきだったんじゃないですかね・・・
12R・・・あれは、TKOでしょ・・・危なすぎる。
あ・・・遅刻してしまう・・・今日は早番だ!
出勤しなきゃ・・・そう、今日は感動を胸に出勤すると致しましょう!(^^)!