CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

マイナス三等星の輝き

2014-04-15 07:05:15 | 日記
昨日夜空を見上げた人
月食の時や、
しし座流星群の時より
少なかったのかなぁ・・・

マイナス三等星。
もうすぐ満月になりますよ・・・と
輝いているお月さまのすぐそばなのに
その輝きは、まるで宝石のよう・・・

とても美しかった。

火星が、地球に小接近しています。
火星人?が住んでるかもしれないあの火星です(笑)

太陽に近い惑星ほど早く公転しています。
そうしないと、太陽に吸い込まれちゃうからね。

そして、火星の軌道は、かなり楕円なんです。
だから・・・小接近と大接近がある。
今回は、小接近。
それでも、マイナス三等星は、見事でした!!

星・・・結構、重たいんだろうな。
それが、絶妙のバランスで回転して
絶妙のバランスでひっぱりあって・・・浮いてる。

地球も実は、ぽかんと浮いているわけです、宇宙に。

そのことを実感したのは、
オーストラリア大陸のヘソ。
エアーズロックをとりまく砂漠で夜空を見上げた時。
いえ・・・見上げなくても空なんです。
とてもとても、驚いた。
つまり、砂漠に立ち、
まっすぐ前を見ても星が瞬いているんです。
それも、無数に・・・・・・
なんということでしょう・・・
つま先をまっすぐ伸ばした先に星が輝いているんです!!

その時、私は、足の裏側の星さえ感じました。
つまり、ぽかんと浮いている地球の上に立っているんだと。

ディナーを食べながら、
買いもの談議をしている知人たちのテーブルよりも
私は、星の説明をしてくださった地元学芸員の方が
天体望遠鏡を用意してくださっているそばのベンチが心地よかった。

私が、生まれて初めて、地球が宇宙に浮いている事を感じた瞬間だった。

その感想を学芸員に伝えると(もちろん通訳が)とても喜んでくれた。
そして、そばのベンチで寝転んで空を見上げることを許してくれた。
そのベンチは、本来、望遠鏡をのぞく人が順番を待つものだったけれど
ほんの少しの間、星に興味を持った人たちも、いまや食事と買い物話に夢中だった。

私は、しばらくの間、ベンチに寝転がり、星のシャワーを浴びる時間を楽しんだ。

『私』ってなんなんだろう。
『私』って誰なんだろう。
『私』って・・・ただの『命』なんだ。
ただの、大切な・・・ほんの束の間の『命』なんだ。
昨日の夜・・・東京の空を見上げて考えた。
一等星・・・かすかに二等星・・・かろうじて三等星・・・
星があるのに見えない夜空を見上げながら、考えた。

本当の事・・・って、見えないもんだ。

さてと・・・どうやら週末天気は崩れる(*_*;
それもまた一興と考えながら・・・コンサートの準備をしましょう。
今日も・・・お風呂から始まる私です。