CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

三つの春

2014-04-06 06:09:22 | 日記
梅・桃・桜の三つの春。
その春が同時にやってくる里。
それが、福島の三春町だと教えてくれたのは宇津先生だった。
彼は、私が最初に所属した劇団で振付などもされていて、
日舞からクラッシック、モダンもこなした。
戦争孤児だった彼は、男性だけれど、なぜか祇園で育てられた。
女性的な方だった。素敵な方だった。

その三春町に初めて行ったのは、2011年4月。
三春町体育館に避難している子どもたちに『三枚のお札』を届けた。

小学校から子どもたちが帰るのを待ちながら、
3歳のそらくんと、ガムテープを転がして遊んだ。
段ボールでしきられた体育館の中には、これと言った遊び道具はなかった。
私は、時間のたつのも忘れて、そらくんとガムテープを転がして遊んだ。
一度として同じようには転がらないガムテープを見ながら、二人で笑いこけた。

そらくんからもらった『お菓子』は、食べられない。



そらくんからいただいた大切な『こころ』だもの。
ずっと、私のそばにある。

2011年4月。三春町の滝桜。







観光客はほとんどいない。
地元の方々が、何かを願いに訪れて、じっと滝桜をみつめている。
訪れた人々を悠久の昔からここに佇む滝桜の精霊がそっと包んでいる。

そんな時間が流れていた。

今年もあと少ししたら、咲くのだろうな・・・

森羅万象が、少しずつ変化をしている。
私の目の前(生きている時間の中)で、変化が見える。
私の町でも、梅と桃と桜が同時に咲いている・・・
水仙とチューリップが咲いている。

ふとそのことに気付いた。

そして、三春町へ思いが飛んだ・・・

福島に今年も春がやってくる。
春が・・・人々の心にも春がやってくるのは、いつになるのだろうか。

花たちを眺めながら、ふと・・・そんなことを考えた。

・・・滝桜の写真ちっちゃい
どうしたら大きくなるか考えてたら、こんな時間・・・
遅刻しちゃうから、明日・・・上手にアップしましょう(^^ゞ

では・・・出かけますか・・・