CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

クリニック受診して、考えたアレコレ。

2013-05-08 07:56:59 | 華麗なる加齢 あるいは 身体
最近、医学の進歩によって、いろいろなことがわかるようになった。

例えば、ノロウィルス。
「お腹にくる風邪」なんて一昔前は言っていたが
その「お腹にくる風邪」のひとつの原因が特定できた。

例えば、ダニに刺されて命を落とされた方のニュース。
昔から、野山に入るときには、暑い夏でも長袖長ズボンは当たり前だった。
それでもきっと、ダニが原因で命を落とした方もいらしたのだろうな。

いろいろなことが、わかるようになると
わりといろんなことの原因を特定したくなる。
ある症状がでたときに、これってなんだろうと
インターネットで手軽に調べることができる。

もしかしたら、私は○○かもしれない・・・と思う。
あるいは、私は△△なんだ・・・と思う。

そして、私○○だと思うので調べてください・・・
あるいは、私△△なんです・・・と医者に駆け込む。


知人の奥様が、先日腹膜炎?になりかけている状態?で緊急手術となった。

最初の症状は、激しい嘔吐と発熱。
クリニックを受診して、「風邪でしょう」の診断。
薬服用するも改善されず、胃腸科受診。
血液検査→胆のうに何か起きているかもしれない。
横浜の病院を紹介され受診・・・緊急手術となった。
もう少しで、手遅れだった・・・と。

この場合・・・最初のクリニックを『誤診』『ヤブ医者』と言えるのだろうか?
日にちの経過、症状の経過も詳しくわからないのでなんとも言えないが・・・
こういうことって、たぶんよくあることなんだろうな・・・と思う。

『スポック博士の育児書』とか『育児の百科』
私の少し前の子育て世代のバイブルだと思うが、
私が出産したときに贈られたのは、松田道雄先生の『育児の百科』だった。

松田先生の書かれていたことで、今も私の中に残っているのは、

「お母さんは、うちの子が熱を出しました。」
とクリニックをおとづれる。薬を処方されて、家に帰る。
薬を飲んでも、症状が良くならないと別の医者へ・・・
挙句、医者を5軒はしごして、やっと良くなる。
すると、5軒目の医者を名医として褒め称える・・・
たまたま、その頃が、治る頃だったのであって、
その医者が名医というわけでもないが、
そうやって『医者の評判』ができあがっていく・・・

みたいな内容のこと・・・
少し記憶違いもあるかもしれないが、そんな内容だったと思う。


例えば、脳の異常。
よく『ハンマーでなぐられたような痛み』と言うが、
ハンマーで殴られたことないんですけど・・・って感じで(笑)
『これまでに経験したことのない痛み』の方がわかりやすいが
痛みを伴わず、進行していることもあるわけだ・・・


昨日、クリニックを受診するときに私は経過について
エクセルで表を作って持参した・・・結構、このブログが役に立った(^.^)

家中が時をずらして同じ症状を呈している。

私の中では、『マイコプラズマ』という予測があったが、あえて言わなかった。

ドクターは、喉を見て、胸の音を聞いて・・・
「家族中が同じ経過をたどっているので、なにかの感染症であることは
 間違いないでしょう。マイコプラズマの可能性もあるけれど・・・
 まぁ、マイコプラズマにも対応できる抗生物質を出しておきます。」

お薬をいただき帰ってきた。

とりあえず、対処療法で症状の緩和・・・感染を防ぐためにマスクは必須。

予想通り、私の身体と菌との戦いは、今しばらく続くようだ。

以前、職場の研修で、都内某大学病院のドクターが話していたことを思い出す。

「健康診断の胸のレントゲン。所見なし。
 半年後、咳が収まらず、別の病院を受診。
 肺に影が見つかり、肺がんとわかる。
 健診時の写真を見せると、二度目の病院のドクターが見比べ・・・
 「何故、見落としたかなぁ、ほらここですよ、わかるでしょ」
 病巣を発見してから、過去の写真を見比べれば素人でもわかる。
 しかし、半年前、どんな名医が見てもそれはわからないほどのものなんです。
 患者にとって、二度目の病院はいい病院で、最初の健診の病院は『ヤブ』となる。
 訴訟に発展するケースも沢山ある。」

もちろん、手術中にカーゼをお腹に残してしまった・・・
とかそういった、医療ミスは、あってはならないこと。

病気の発見や特定は、とてもムズカシイこと・・・
そんなふうに思う。。。

ライブやコンサートの予定がなければ、
今回も私はクリニックにはいかなかっただろう。

久しぶりにクリニックに行ったり
知人の奥さまの緊急手術・・・があったりで、いろいろ、思いを巡らせた。


話は、変わるけれど・・・

昨夜、昨年の恵比寿でのコンサート以来になるかな・・・
母と言葉を交わした。電話でだったけれど・・・

かなり、メンタルが壊れていた、手に取るようにそれが分かった。
そっとしておいてあげよう、余計なことは言うまい。

「こんなんだけど、生きていていいのかしら・・・」
たぶんそんな風に感じているのだろう。

そんな母は、電話口の向うでこういっていた。
「今日、デイサービスで、生きてるのが嫌んなっちゃってるおばあちゃんに
 『生きてるだけで、幸せだよね』『生きてるだけで、素敵だよね』と話したの」

きっと、自分にそう言い聞かせながら、そのおばあちゃんに話しかけたのだろう。
自分だって、おばあちゃん・・・なんだけど。

「私ね、私がどこにいるのか、どこにいたらいいのか、わかんないの・・・」


そんな母には、長電話は疲れるので、ほんの少しの時間で、受話器を置いた。

6月になったら、箱根にでも連れていってあげようと思った。
なるべく、ゆったりと時間をとって・・・

今日は、てっちゃんに体をほくしてもらう。
昨日ドラックストアでばったり会って、
「ひどい顔してるな・・・明日、午後なら空いてるよ。」
と声をかけてくれた・・・午後一番で、疲れをとってもらうことにした。

さて、午前中に、お洗濯と庭いじりの続きを済ませてしまいましょう。
今日も、晴れて気持ちがいい(^.^)