うさぎ! 書きまつがい! 映画! 音楽! お笑い!

平凡な日常だからこそ楽しんだもの勝ち!
http://twitter.com/usako_usagiclub/

ドイツのケルンに行ってみた (15)

2016-03-09 23:05:27 | ドイツ関連
早速ですが、「ドイツのケルンに行ってみた (14)」の続きを・・・と毎回同じ始まり方ですが、なんせ1ヶ月前のことなので、記憶が曖昧になりつつあります。これまでかなり事細かに記述してきましたが、行動をいちいちメモしていたわけではないので、その日に撮った写真と残っているレシート、そして記憶だけが頼りです。というわけで、思い出せる今のうちに頑張って書きますよ。

私がケルンでしてみたかったことの1つが、「映画館で映画を観ること」。というわけで、この日は夕食の後に映画館に行くことになっていました。私が観たかったのは『X-ミッション』か『ブルックリン』か『ヘイトフル・エイト』。で、これは恐らくイギリス、アイルランドを除くヨーロッパ全体の傾向だと思うのですが、基本的に英語の映画はその国の言語に吹き替えられて上映され、ドイツでも基本はドイツ語吹替。そんな中ロビンさんはケルンの劇場でその日に英語で上映される作品を必死に探してくれたのでした。それが『ヘイトフル・エイト』。しかも私たちの都合の良い時間に英語音声で観られるのはたった1つの映画館だけ。Aさんは「恋愛映画しか観ない主義」とのことで、ロビンさんと私の二人でその劇場に向かったのでした。

U-Bahnの13号船線に乗り、Sülzgürtel駅へ。それから Luxemburger Str. をしばらく歩いて19時半頃到着したのが Weisshaus Kino



ご覧のとおり懐かしい雰囲気の劇場でした。ドアを開けると、やはり昔ながらの映画館という感じ。ロビンさんが2人分のチケットを買ってくれました。



この劇場は平日よりも土日・祝日の料金が高めに設定されていて、しかも上映時間が2時間を超えるとさらに料金が高くなるというシステム。『ヘイトフル・エイト』は3時間以上の作品なので、9.5ユーロ。私が円からユーロに両替した時のレートで計算すると1,285円。まぁ、日本の通常料金よりはかなり安いですが。

せっかく映画館に来たわけですから、当然ポップコーンも買いました。一見、普通のポップコーンに見えますが、ひと口食べてみてびっくり!



なんとドイツのポップコーンは塩味ではなく砂糖味なのです! ロビーでポップコーンをつまんでいるうちに開場時間になったので、そのポップコーンとドリンクを持ち、2階に移動。スクリーンは予想をはるかに超えて大きく、座席は古かったですが、ゆったりしていました(ドイツ人の体型を考えると当たり前ですが)。ロビンさんと私は真ん中の見やすそうな席に着席。座席にはドリンクホルダーがなかったので、ドリンクは床に置き、ポップコーンはロビンさんが持ってくれることに。

ほどなく公開間近の作品の予告編が始まりました。興味を持ったのは2004年にケルンのトルコ人街で起こった爆弾テロに関するドキュメンタリー。日本で公開されることはないと思いますが・・・。あと、予告編ではありませんが、障害者と健常者の相互理解を促すようなCMも流れていたのが印象的でした。少なくともこの劇場では日本の映画館で必ず流れるいわゆるマナームービーはありませんでした。

そしていよいよ『ヘイトフル・エイト』の本編が始まりました。当然ドイツ語字幕がついていたのですが、英語の映画をドイツ語字幕で観るって、かなりドイツ語の勉強になりますね。映像と意味と文字がいっぺんに頭に入ってくると記憶に残りやすい気がしました。映画の感想は「2016年に観た映画+目標の達成度(6)」に書いたとおりですが、前半の映像がとにかく寒そうで、私も劇場の中でコートを羽織り、凍えそうになっていました(場内の温度が低かったわけではなく、ただ映像に影響されて、です)。途中15分間のインターミッションでトイレに行ったら、女子トイレはかなり混雑していました。映画館の女子トイレに行列ができるのは世界共通なのかもしれません。

本編が終わったのは23時半近く。終電まではまだ余裕があったようですが、ロビンさんと映画の感想を話し合いながら、早歩きで Sülzgürtel駅へ向かいました。私のケルンでの映画初体験はこうして幕を閉じたのでした。

今回はこの辺で。続きはまた後日。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする