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ドイツのケルンに行ってみた (14)

2016-03-08 08:34:06 | ドイツ関連
早速ですが、「ドイツのケルンに行ってみた (13)」の続きを。

IBC Cologne の礼拝の後、U-bahn の13号線に乗り、ロビンさんのアパートにそのまま帰りました。アパートに到着したのは16時過ぎ。Aさんは出かけていて、アパートにいたのはロビンさんだけでした。ロビンさんがお茶を入れてくれたので、私は朝のランニングで道に迷ったこと、午前中に行った場所や教会の礼拝などについて話し、それからたまたま放送されていたケルンのカーニバルの舞台裏を紹介するテレビ番組を二人で見ました。

もちろん私はほとんど理解できないので、重要なところはロビンさんが英訳してくれました。カーニバルではPrinz (王子)、Bauer (農夫)、Jungfrau (乙女)役に扮する人物がそれぞれ毎年選ばれるのですが、おもしろいのはどの役も必ず男性が担当する点。乙女役に選ばれるのがヒゲもじゃらのオッサンということも珍しくないよう。番組では彼らが大役にふさわしく振る舞えるようトレーニングを受けている姿や、病院や老人ホームなどを訪問する様子が放送されていました。

番組が終わった頃、Aさんも帰って来たので、私はロビンさんとともに夕食の準備に取り掛かりました。「ドイツのケルンに行ってみた (5)」でも書いたとおり、私は7日(日)、8日(月)、9日(火)の夜に日本食を作ることになっていて、この日の献立はロビンさんのリクエストにより豚骨ラーメンでした。私はインスタントなのに「まるで、生麺」の「日清 ラ王 豚骨」や「オタフク お好み焼きこだわりセット」などの食材を事前に日本から船便で送っていて、その箱からラ王5食パックを取り出しました。ラ王のデフォルトの具材だけではあまりにも寂しいので、私の母がよくやるように、土曜日に買ったキャベツと豚肉も入れることにしたのですが、ここで誤算が。



画像では伝わらないかもしれませんが、ドイツのキャベツは葉っぱ1枚1枚がとても厚いのです。が、どうすることもできないので、そのままキャベツを1枚ざっと洗い、ロビンさんの包丁とまな板を借りました(この包丁とまな板の写真を撮らなかったことを後悔しています)。驚いたのはまな板が2~3ミリくらいのプラスチックでペラッペラだったこと。また、日本の包丁だとただ刃を落とすだけでたいていの野菜は切れますが、ロビンさんの包丁は刃がなだらかな曲線になっていて、刃を手前に引かなければ切れないのです。ただキャベツや豚肉を細かく切るだけなのに、ずいぶん苦労しました。

それでもめげずにさらにロビンさんからお鍋を2つ借り、1つでスープのためのお湯を沸かし、もう1つでキャベツ・豚肉・ラーメンの麺を茹でました(ちなみにロビンさんのアパートはガスコンロではなく電気でした)。ロビンさんには大きめのシリアルボールを準備してもらい、ラーメンのスープの素を入れ、お湯を注いでもらいました。そこに私が茹で上がった麺を入れようとしたのですが、お鍋がやたら重くて、持ち上げられません。仕方ないのでシリアルボールをお鍋に近づけて麺・キャベツ・豚肉をよそってできあがり。ふぅー。たかがインスタントラーメンですが、使い慣れていない道具で3人分も作ったので、すっかり疲れてしまいました。

早速テーブルに着席し、食べ始めたのですが、正直それほど美味しくありませんでした。器によそうのに時間がかかりすぎて、麺が少し伸びてしまっていたのです。完全に失敗だったのはキャベツ。日本のキャベツには少し甘みがありますが、ドイツのキャベツはちょっと苦味があるような気がしました。葉も厚いので、ロールキャベツなどじっくり煮込む料理に向いているのではないかと。それでもロビンさんもAさんも美味しいと言って完食してくれました。私は彼らに感謝しつつ、翌日の親子丼では絶対失敗しないよう心に誓いました。

今回はこの辺で。続きはまた後日。

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