8月29日、国立歴史民俗博物館の企画展示「ドイツと日本を結ぶもの-日独修好150年の歴史- „Was Deutschland und Japan verbindet: 150 Jahre Freundschaft zwischen Deutschland und Japan“」を見に行ってきました。京成線の中吊り広告で私がこの展示のことを知ったのは確か7月初め。黒と赤と黄色のポスターが非常に印象的で、「面白そうだな。見に行ってみたい」と思ったのですが、実際に見に行けたのは約2ヶ月後。それと言うのも国立歴史民俗博物館が千葉県佐倉市という私の家からはかなり遠いところにあり、移動と見学にかけられる時間をなかなか見つけられなかったのでした。しかし、展示が9月6日に終わると知り、慌てて見に行った次第です。
自宅の最寄り駅から国立歴史民俗博物館のある京成佐倉駅までは50分ちょっと。見学時間は2時間程度になると予想。せっかくだから佐倉でお昼ごはんも食べたい。でも、土曜日はいつも午後3時からアメリカ人の友人に日本語を教えているので、3時までには絶対に帰宅できるよう予定を組みました。博物館の開館は午前9時半。私が京成佐倉駅に到着したのは9時26分。博物館の建物は電車から確認済だったので、駅からそのまま歩いて行きました。博物館までどう行くかは、分かれ道で必ず表示が出ているので、迷うことはないはず。駅から徒歩15分くらいですが、建物は佐倉城趾の一角にあり、途中から登り坂になるため、駅からバスに乗った方がラクでしょう。ただし、本数が少ないので、あらかじめ時間をチェックしておいた方が良いと思います。というわけで、登り坂の途中で見た表示がこれ。
昔どんなお城が立っていたのかはこちらでご確認を。そしてついに博物館入り口に到着。ドアを開けてすぐに目に入ってきたのは、私が中吊り広告で見たものと同じデザインの「ドイツと日本を結ぶもの-日独修好150年の歴史-」の大きな看板。
チケット料金830円を支払い、地下の企画展示室Aへ。その入り口の手前に「日本人が紹介したいドイツ」、「ドイツ人が紹介したい日本」と銘打った写真が展示されていたので、撮影禁止の表示がないのを確認した上で、「日本人が紹介したいドイツ」をスマホで撮影したら、学芸員(?)の方に「撮影は禁止です」と言われてしまいました。チケットを購入した時に「撮影禁止の表示がなければ撮影可能です」と言われていたんですけどね・・・。
企画展示室Aの最初のテーマは「プロイセンおよびドイツ帝国と幕末維新期の日本」。世界史で習ったはずなのに、すっかり忘れてしまっていたのですが、今から約150年前、日独の外交関係が結ばれた頃は「ドイツ」という統一国家は成立しておらず、中央ヨーロッパのドイツ語圏地域には、多くの独立国家が存在していたんですね! その中で最大規模の王国プロイセンは、1860年東アジアへ使節団を送り、翌年1月24日、日本の徳川政権と修好通商条約を結んだわけです。というわけで、その当時の外交文書や二国間で交わされた贈答品など非常に興味深い資料を見ることができます。その他にも外交仲介者として貢献したシーボルト父子や1862年の竹内保徳遣欧使節団に関する資料も展示されています。
2つ目のテーマは「明治日本とドイツ」。プロイセンの初代駐日外交官、M.フォン・ブラントの活動や、当時の日本でのドイツ語学習、ドイツで学んだ日本人学生、ドイツから日本へやって来た「お雇い外国人」などについて展示されていました。また、19世紀末のドイツでのジャポニズムブームについても紹介され、外交レベルだけでなく、民間レベルでの交流についても紹介。私は1985年のNHK大河ドラマ『春の波涛』で川上音二郎と彼の妻、貞奴のことを知ったのですが、彼らはドイツでも公演を行っていたんですね!
とりあえず、今回はこの辺で。続きはまた後日ということで。
自宅の最寄り駅から国立歴史民俗博物館のある京成佐倉駅までは50分ちょっと。見学時間は2時間程度になると予想。せっかくだから佐倉でお昼ごはんも食べたい。でも、土曜日はいつも午後3時からアメリカ人の友人に日本語を教えているので、3時までには絶対に帰宅できるよう予定を組みました。博物館の開館は午前9時半。私が京成佐倉駅に到着したのは9時26分。博物館の建物は電車から確認済だったので、駅からそのまま歩いて行きました。博物館までどう行くかは、分かれ道で必ず表示が出ているので、迷うことはないはず。駅から徒歩15分くらいですが、建物は佐倉城趾の一角にあり、途中から登り坂になるため、駅からバスに乗った方がラクでしょう。ただし、本数が少ないので、あらかじめ時間をチェックしておいた方が良いと思います。というわけで、登り坂の途中で見た表示がこれ。
昔どんなお城が立っていたのかはこちらでご確認を。そしてついに博物館入り口に到着。ドアを開けてすぐに目に入ってきたのは、私が中吊り広告で見たものと同じデザインの「ドイツと日本を結ぶもの-日独修好150年の歴史-」の大きな看板。
チケット料金830円を支払い、地下の企画展示室Aへ。その入り口の手前に「日本人が紹介したいドイツ」、「ドイツ人が紹介したい日本」と銘打った写真が展示されていたので、撮影禁止の表示がないのを確認した上で、「日本人が紹介したいドイツ」をスマホで撮影したら、学芸員(?)の方に「撮影は禁止です」と言われてしまいました。チケットを購入した時に「撮影禁止の表示がなければ撮影可能です」と言われていたんですけどね・・・。
企画展示室Aの最初のテーマは「プロイセンおよびドイツ帝国と幕末維新期の日本」。世界史で習ったはずなのに、すっかり忘れてしまっていたのですが、今から約150年前、日独の外交関係が結ばれた頃は「ドイツ」という統一国家は成立しておらず、中央ヨーロッパのドイツ語圏地域には、多くの独立国家が存在していたんですね! その中で最大規模の王国プロイセンは、1860年東アジアへ使節団を送り、翌年1月24日、日本の徳川政権と修好通商条約を結んだわけです。というわけで、その当時の外交文書や二国間で交わされた贈答品など非常に興味深い資料を見ることができます。その他にも外交仲介者として貢献したシーボルト父子や1862年の竹内保徳遣欧使節団に関する資料も展示されています。
2つ目のテーマは「明治日本とドイツ」。プロイセンの初代駐日外交官、M.フォン・ブラントの活動や、当時の日本でのドイツ語学習、ドイツで学んだ日本人学生、ドイツから日本へやって来た「お雇い外国人」などについて展示されていました。また、19世紀末のドイツでのジャポニズムブームについても紹介され、外交レベルだけでなく、民間レベルでの交流についても紹介。私は1985年のNHK大河ドラマ『春の波涛』で川上音二郎と彼の妻、貞奴のことを知ったのですが、彼らはドイツでも公演を行っていたんですね!
とりあえず、今回はこの辺で。続きはまた後日ということで。