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ドイツのケルンに行ってみた (17)

2016-03-15 13:00:16 | ドイツ関連
早速ですが、「ドイツのケルンに行ってみた (16)」の続きを。

時間は9時40分ごろ。小雨のせいかパレードを待つ人はまだそれほど多くはいません。



ゼヴェリン通りの東側のとある美容院の前まで行くと土曜日のパーティーに来ていたFさんと彼の恋人Tさんが先に着ていました。Tさんの両親はギリシャ人で、典型的なドイツ人とは異なる彼女の小柄な体型や黒髪、黒い瞳に親近感を持ちました。

パレードが始まる時間が近づくにつれて、ゼヴェリン通りの見物客も増えていきます。寒さに震えながら待ち続けていると、遠くから音楽が聞こえ始め、ついに最初のグループ、消防士さんたちのチームがやって来ました! ユニフォームに身を包み、片手には花束、肩にはたくさんのお菓子が詰まったバッグ、そして満面の笑顔!



行進する人々は見物する人々に花を手渡したり、お菓子を投げます。花は薔薇やチューリップなどで、たいてい1輪です。



で、お花をもらうとそのお返しにエア・キス(私が勝手に命名しましたが、要は相手に向かってキスするかのようにくちびるを突き出す仕草をすることです)をしなければいけません。私は3人の男性からお花をもらったのですが、恥ずかしくてエア・キスはできませんでした。

パレード中はマーチングバンドの音楽だけでなく、カーニバルの独特の掛け声 Alaaf!(アラーフ!)もそこらじゅうで聞こえます。Alaaf!の他に「お菓子!」という意味の Kamelle! (カメレー!)や「お花!」という意味の Strüßje!(ストゥルーセ!)と人々はめいめいに叫び、お菓子やお花をGETするのです。

お菓子は歩いている人だけでなく、山車や大きなトラックに乗った人からも投げられます。かなり大きなお菓子もあるので、うっかり頭に当たるとかなり痛いです。キャッチできなかったお菓子は当然路上に落ちるのですが、それを拾っているだけでも、かなりの量が収穫できます。拾われなかったお菓子は見物客に踏みつけられ、パレードが終わるまで路上に放置。また、見物客も飲み終わったビール瓶などもそこらへんに置きっぱなし。(リサイクル目的なのか、これらの瓶を大きな袋に入れて回収している人もいましたが)。なので、パレード中の路上はゴミだらけです。この光景がなければパレードをもっと好きになれたと思うのですが・・・。

いろいろ書きましたが、百聞は一見に如かず。私が撮影したパレードの画像や動画をご覧いただければと思います。









今回のパレードは4時間ほどでしたが、私がすごいと思ったのは、ほとんどの人が寒さの中、長時間立ちっぱなしでパレード見続けるということ。もし天候が良ければ、本物の馬車も登場し、もっと長時間になっていたはずです。やっぱりドイツ人は我慢強い! 臨時の公衆トイレなどもあるのですが、ロビンさんたちは近くのバーにお金を払い、トイレや休憩場所として使っていました。私はそのバーは利用せずに、近くのカフェで一度だけ休憩しました。カフェラテを飲みながらそのお店から外を眺めるとこんな感じでした。



店内はまったく混雑しておらず(日本だったらこんな時には人でいっぱいになると思うのですが)、店員さん(写真中央のブルーのトレーナーを来た女性2人)すら勤務中にパレードを見学する大変のどかな(!?)光景。ちなみにこのカフェのトイレはパレード中は使用不可になっていました。とうわけで、私の記憶が正しければ、ロビンさんのアパートを出てから、再びアパートに戻るまで7時間半ほどトイレに行かなかったことになりますw 国際線の飛行機に乗ってる時以外では自分史上最長記録かもしれませんw

とりあえず今回はこの辺で。続きはまた後日。

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