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ドイツのケルンに行ってみた (18)

2016-03-16 12:26:47 | ドイツ関連
早速ですが、「ドイツのケルンに行ってみた (17)」の続きを。

前回はパレードの様子をご紹介しましたが、いかがでしたか? さまざまな衣装に身を包んだ人々、寒さの中演奏に奮闘するマーチングバンド、いろいろな種類の山車、そしてひたすら声をあげ、お花やお菓子を求める人々の熱気が伝わったでしょうか? 他にもチアリーディングのようにアクロバティックな演技をするチームもいて、彼らの姿をカメラに収めることができなかったのが本当に残念です。そして、パレードのクライマックスは一番最後の「王子」の登場なのです! さすがカーニバルの主役だけあって、山車もめっちゃ豪華!



王冠をかぶった王子が私の目の前に現れたのは14時14分でした。



王子が通り過ぎるとパレードも終わり。王子を見た興奮も冷めやらないうちに、路上を掃除するお兄さんたちがやってきます。



これだけ大掛かりな掃除が始まるにもかかわらず、路上にたむろする人々。もちろんロビンさんもAさんやFさん、Tさんらとビール片手にパレードの余韻を楽しんでいます。でも、私は寒さの中、長時間立ちっぱなしだったことですっかり疲れていたので、一人で帰ることにしました。Aさんからは「U-Bahnは本数が少なくなっているから、タクシーに乗ったほうがいいわ」と言われたのですが、タクシー運転手とうまくコミュニケーションできるかどうか不安だったので、U-Bahnで帰ることにしました。

ロビンさんに駅の方向を教えてもらい、ゼヴェリン通りを一人歩き始めました。5分も経たないうちにある駅(後で調べたところkarthäuserhof駅でした)に着いたのですが、そこを通っているのは17号線。でも、私が持っている地図には17号線なんてまったくありません。18号線はちゃんと載っているのにどういうこと? そのまま電車に乗ってしまえば何とかなっていたのかもしれませんが、行き先のわからないまま乗るのも不安だったので、別の駅を探そうと再び歩き始めました(ちなみに17号線は新しくできたばかりだったので、2015年度の地図には載っていなかったことが後でわかりました)。

大変だったのはそこからでした。私は北に向かっているつもりだったのですが、地図はまったく見ずに自分の方向感覚だけを頼りに歩いていたので、最初は南に、そして途中からは西へと歩いていたのです。そのおかげで興味深い建物をいろいろ見ることもできたわけですが・・・。



歩いているうちに景色は完全に住宅街になり、大きな公園(後で調べたところ Volksgarten という場所でした)も見えてきました。人通りはほとんどなく、誰かに道を聞きたくても聞けません。こんなところをさまよって駅が見つかるだろうかと不安になりながらも歩き続けると、遠くにU-Bahnが走っているのが見えました! その時どれだけ私が安堵したかおわかりになるでしょうか? 足早にU-Bahnの線路まで向かっていくと、駅が見えてきました。Eifelplatz という12号線の駅でした。U-Bahnの路線図を見ると12号線で Rudolfplatz まで行き、それから7号線に乗り換えれば、ロビンさんのアパートまで帰れることがわかりました。というわけで、10分ほど待ってやっと来た電車に乗り込みました。

が、その日の私の試練はまだ終わっていませんでした。車両の中にある券売機で乗車券を買おうとしたのですが、どのボタンを押しても何の反応もないのです! 車内に他にも乗客が結構いて、その中には私が乗車券を買うのに苦労していることに気づいている人が絶対にいたと思うのですが、残念ながら誰も私に声をかけてくれませんでした。困っている私を誰も助けてくれないことを私は「自分がアジア人だから」だと解釈しました。それにしても券売機が故障していないかどうか、毎日チェックしたりしないのでしょうか? すぐに直せないとしても、せめて Out of Order みたいな紙を貼っておくとかそういう気遣いがなぜできないのかと苦々しく感じました。

そうこうしているうちに、Rudolfplatz に到着したので、下車。7号線を待っている間に撮った写真がこれ。



やってきた7号線に乗り込み、やっと車内の券売機で乗車券が購入でき、ホッ。なんせ不正乗車が見つかったら罰金60ユーロですから。しばらく乗車した後、Dürener Str./Gürtel駅で降り、午後4時過ぎにロビンさんのアパートに辿り着いたのでした。良かった・・・無事に帰れて・・・。

今回はこの辺で。続きはまた後日。

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