うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

悪役

2013年12月08日 | 音楽

「トスカ」を観た(メト・ライブ)。このオペラの見どころは多いが、個人的には悪役スカルピアが好きだ。今回観ていて、スカルピアが「イアーゴはハンカチだが私は扇子を使う」という台詞にはじめて気がついた。どちらも女性の嫉妬を利用して、悪事を企むという話だ。

オペラの悪役には不思議と魅力的な役が多い。文学的、心理学的にどういう考察がされているのかわからないが、たぶん観客は、自分の心の中の黒い部分を、彼らを通じて感じ取っているのかもしれない。

イアーゴは出世欲の満たされなさへの屈折した感情だが、スカルピアは女性への支配欲、権力欲だ。社会の中で、すっかり飼い慣らされてしまった僕にとって、彼の曇りのない「悪さ」は痛快にすら感じる。

悪役というのか、もっと他愛ないところでは、カルメンの泥棒さん達など、とても楽しそうだ。愛の妙薬のドゥルカマーラは完全なペテン師だが、最後まで村人達に感謝され良い思いをしている。

トスカ、良いオペラなんだけど、ちょっと重くて疲れるのが難点。

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ペンタックスQ10のファームウェア・アップデート

2013年12月07日 | Q10

ペンタックスQ10のファームウェア・アップデートが発表された。

http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/support/download/digital/q10_s.html

更新内容は;

  • 「PENTAX-08 WIDE ZOOM」に対応しました。
  • 全般的な動作安定性が向上しました。

ということらしい。
Q10の動作が不安定になった経験はないし、ワイドズームを買う予定もない(Q10では21mm-32.5mmになってしまい、価格の割にいまいち)が、やはりアップデートはしておこうと思い、先ほど実施した。
Pc071620
圧縮ファイルをダウンロードして解凍したが、パソコンのCドライブのどこに入っているかわからない。ちょっと困ったが、結局SDカードに直接解凍した。

Q10はサブカメラとして重宝している。通勤カバンに入れて、ちょいちょい撮影するのには便利だ。ただ、そういう使い方をしていると、せっかくたくさん用意されているエフェクトの使い方を覚えないな

よくコンデジ並とか、コンデジそのものと揶揄されたりしているが、画質はなかなか立派なものだ。高感度のコントロールも大したものだと思う。E-P3では高感度の偽色に四苦八苦しているが、Q10では問題はなく、暗いところでのAFも合格点がつけられる。

Imgp1488

ISO3200。

Imgp1483

Imgp1486

Pc071627

しばらく使ってみて困ったのは、電池の減りやすさ。メモリが減り始めるとすぐになくなってしまうタイプのようだ。何枚か撮ってケースにしまい、次のチャンスがきてカメラを取り出したら、もう全く動かなくなっている、という経験を何度かした。

また、ペンタックスはレンズ取り外し用のボタンが正面から向かって左側にあるが、これが結構使いにくい。MFTでは左手でボディを持ち人差し指でリリースボタンを押しながら、右手でレンズを持ち取り外す。Q10の場合はボディの下を持ち、中指でレンズの付け根辺りを押すことになるが、ボディは小さいし、革ケースもあるので押しにくいのだ。

Q10とほぼ同じ大きさの、パナソニックGM1も発売になった。店頭ですこしいじってみたが、全体の質感はGM1の方がしっかりしている。レンズは交換できるが、ボディが小さすぎて、望遠レンズなどは使いにくいかも知れない。現行のQ7にしても、価格差があるので競合はあまりしないかもしれないが、今手元にQ10を持っていなかったら、GM1、だいぶ気になっていたかもしれない。

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上海 自由貿易区

2013年12月03日 | ビジネス

知人とランチしながらそんな話をしていた。

上海自由貿易区は将来、金融面、その他で香港の脅威となり得る。
 これまで大陸とくらべ様々な面で優遇されてきた香港だが、上海が同等の地位を獲得していくと、香港も北京の顔色をうかがわないといけなくなってくるかも知れない。
 なるほど。それが狙いなのか・(何を今更?見方が浅いぞ!といわれるかな・。)。

良く思うのだが、色々問題を抱えながらも、北京の影響力は中期的には相当程度まで強くなっていくだろう。日本だって、影響を受けないはずはない。今の日本人がふつうに持っている価値観-おそらくは戦後アメリカの価値観の影響を強く受けてきた-や、いままで僕らが当たり前のことのように思っていたこと、色々な自由や公正さなども、将来はまた違った姿になっているかも知れない。たぶん自分たちも気がつかないうちに。

そういえば、米大手通信社が、中国指導部の親族の資産に関する記事を「自己検閲」の結果配信中止になった、というニュースを見た。ああ、アメリカのメディア・・・。

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今年は馬

2013年12月03日 | まち歩き

今年は、というと語弊があるが、TIFのチャーミングクリスマスのぬいぐるみだ。
Img_6137
毎年ぬいぐるみをツリーの形に飾ったディスプレイをしている。翌年の干支にちなんだぬいぐるみだが、題材は熊である事が多かった。辰年の時は、クマが龍の着ぐるみを被っているという、なんだか不思議なぬいぐるみになっていた。
Img_6135
今年は素直に馬そのものだ。
Img_6136
少数だが白いのもいる。
ただ、季節柄馬と言うより、トナカイのように見えてしまう。
Img_6134
まだ飾り付けが終わったばかりらしい。

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