うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

ブルース・ブラザース

2020年11月02日 | 映画
オフィス引越の前日、10月23日(金)は早々にパッキング等を終えて帰った。
帰りにポップコーンと鯛焼きを買って、家でまったりこれを見た。

高校生の頃友達と映画館で見て以来だ。。

ダン・エイクロイド(エルウッド役)がシナリオを書いたが、今までそんな経験はなかったので、300ページ以上になってしまった(彼はBBのエンサイクロペディアを書いたと言われたそう)。のちに130ページ程度にまとめられたが、それでも映画の内容はてんこ盛りで、洗練とは程遠い。言ったら悪いけど昔の少年ジャンプのアクション漫画みたいだ(今はジャンプももっと洗練されてると思う)。

だけど質量がものすごくて、それで押し通してしまった感じがある。。さいきん、コメディ系の実写映画見てないから比較しにくいけど・・今は何でもCGだからね。。ショッピングモールをめちゃくちゃに壊したり、シカゴ市内を時速200キロで逃げ回ったりするシーンは迫力満点。

謎の美女(キャリー・フィッシャー)が二人をつけまわして携帯ミサイルで襲う、という設定も、昔見たときすごく印象に残ってた。僕はどこかのシーンで彼女が赤いドレスを着て火炎放射器を担いでいたような記憶があったのだが、どうも記憶違いだったらしい。でも印象としてはそういう感じ。
「セーラー服と機関銃」はだいたい同じころ流行った気がしますが、あれ的な落差受けというやつですね。。

アパートが全壊して瓦礫の山になったのに、二人がむくむくと起きだして平然と仕事に出かける、というギャグ感は、日本の漫画っぽいです。

イリノイ警察はもちろん、旅の途中で出くわしたネオナチ団体やカントリーバンドからも追いまわされるが、二人がなぜそこまでして逃げ回ってるかというと、生まれ育った孤児院を救うため、固定資産税を納税に行くため(!)というのがすごい。。そういえば劇中楽器屋のレイ・チャールズが「減価償却だ」などと口走っていたな。あれはちょっと違(以下自粛)・。

ジョン・ランディス監督もこれは『ミュージカル映画だ』と言っている。もともとテレビショーのバンド「ブルースブラザース」が映画になったものなので、音楽はこの映画の重要な要素だ。

僕が高校生の時この映画を見て強い印象を受けたのがカーチェイス、美女と機関銃みたいなギャグ、そして劇中で皆踊りだしてしまう音楽シーンだ。
特に、ふつうは厳かな印象のある教会での説教で、牧師(ジェームズ・ブラウン)がひじょうに情熱的な説教を行い、信者たちが興奮して踊りだしてしまうシーンは好きだった。ジェイクも牧師から「光を見たか?」と問われ、税金のお金を稼ぐ方法をひらめく。。

・・というわけで、「ブルースブラザース」のCDも買ってみた。
「ブルースブラザース」は、ディスコ全盛だった1980年前後のアメリカ音楽シーンの中では少し異端だったらしい。ただ徐々に古い音楽が見直された時期でもあり、日本でも「ランナウェイ」(シャネルズ、後のラッツ&スター)が流行ったりしていた。

流行とは別にこの種の音楽はアメリカ人にはとても響くものであるらしく、FEN(現AFN米軍放送網)でよく「ソウル・マン」なんかかかってたし、たしか午前0時の定時ニュース、そのあとの国歌(米、後に米、日)演奏の後放送される音楽番組の冒頭に「ギミー・サムモア」がタイトル曲としてかかっていた。

CDは映画で演奏されるアレサ・フランクリンの「Think!」とかレイ・チャールズの「Shake a Tail Feather」も収録されていて、これ一枚で全部足りる感じ。Amazonの評価にジャケット(のイラスト)がださい、と書かれていたが、これまた’80年代ごろのテイストがするイラストですね。。

というわけで・・。

引っ越しの時、つかの間開放感を味わった記念でした。
引っ越してからまた色々あって、例によってあれこれ悩みも増えてきつつある11月でございます。。
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