うさぎくん

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たましい

2021年05月07日 | アニメ・コミック・ゲーム

久しぶりに「ヨコハマ買い出し紀行」のことを取り上げます。
先日エヴァンゲリオンシリーズに開眼して、解説本をKindle Unlimitedで借りて読んだりしているのですが、外側から予想していたとおり、かなり沼ですね。。

こういう、色々とファンが作品の解釈や考察を楽しむ、という傾向は、この時代から始まったものなのでしょうか。SF、アニメには詳しくないもので。。
ちょうどこの「ヨコハマ買い出し」が1994年から2006年にかけての作品、エヴァンゲリオンのテレビ放送が1995年秋から始まっているということで、はじまりはだいたい同じくらいなのですね。

両作品を比較するような人はいないかと思いますが、どちらも近未来、または平行世界の日本が舞台で、何かが起きて世界の人口が大きく減少した、というところは共通しています。今の東京都がほぼなくなっているという点も同じ。

その世界観をめぐって、多くのファンが様々な考察を繰り広げているという点がよく似ているなあと。


その理由を、「ヨコハマ」は一切作中で明らかにしていませんが、作品の時点では既に人口が激減し、更に減少していくことが確定しているらしい(出生率の低下)。文明も崩壊しつつありますが、それを補う、あるいは人の生活した記憶を残すために、人知のアーカイブのようなものを飛行機(半永久的に飛べるらしい)に乗せて飛ばしたり、人とほぼ区別のつかない姿のロボットを量産しようと試みたりしている。

ロボットの人たちは人間とは区別がつかない。これも説明がありませんが、単に減少した労働力を補うためとかではなく、「人々の生活の記憶を後世に残す」ために、あえて人間の姿を忠実に再現したらしい。

ただ、人間に近い存在にするには、外見や動作だけではなく、自律的に行動したり、外部からの刺激に反応する能力が必要。いわゆる心、魂といわれるもの。これについても、作品は暗示的な表現しかしていないが、現実世界のロボテックとか生物化学とかとはちがうアプローチで、人(いきもの)のようなものを人工的に作り出すことに成功したらしい。
完成した個体はアルファさんやココネさんとして、作中で活躍していますが、開発過程の不完全ものは、地面から生えた人型の白い石膏像みたいなものとして残されている(脳波があったり、近くにいると人の気配を感じたりする)。

アルファさんは趣味でオブジェを作ったりしていますが、既に本来のスペックでは説明できないほど「人間らしく」なっているらしい。


エヴァンゲリオンのほうは、まだ勉強中でよくわからないのですが、本体に人(初号機ではシンジの母親)の魂が融合していて、シンジが乗りこみシンクロさせることで動作する。シンジが危機に陥ると、本来のスペックを越えて暴走(して、シンジを守ろうとする)のだそう。

シンジが乗り組むのは、彼がスポーツのように技術的、精神的に訓練された存在だからではなく(アスカはそれを自負しているし、そういう面も否定できないが)、なにかその「こころ、たましい」のようなものを、エヴァに組み込ませるという意義があるのかな、という気がします。

AIのような技術だけでは、人型のロボットを動作させることはできず、なにかたましい、こころのようなものを与える必要があるということが、どうやらSFの世界ではテーマになっているのかな、と、ぼんやり感じました。。

あまりまとまりのない話になってしまいましたが。。
こういう、ココネさんの発言も、心がなせる業ですね。。
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