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うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

待つ季節

2019年02月09日 | 日記・エッセイ・コラム

夏は冬にあこがれて、冬は夏が・・という歌詞の曲があるが、気候が厳しいと、つい別の世界を思い浮かべるということは人情かも。

とりわけ冬は、できることならばはやく通り過ぎていってほしい季節だ。

夏も、近頃はうんざりする日が続くことはあるが、どちらかといえばやはり冬のほうが辛い。家の中に閉じこもって、暖炉の前で読書などしながら、来るべき春を待つ。夏は暑くてもどっか行ったりするし。


今、「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の英訳を読んでいる。朝電車の中で読んでいると、こんな言葉が胸に刺さってくる。

A Killing winter, the Colonel has said. And it has only begun. Will my shadow survive? No, the question is, will I survive, uncertain as I am?

大佐は別のところで、冬は色々なものごとを明確にしていく、と「僕」に語りかけている。雪は降り続け、獣は命を落とす。誰にもそれを止めることはできない。

冬というのはそういうものだ。厳しい寒さは、ときとして命を奪うが、そのことによってものごとはより明確になっていく。


とはいえ、季節は廻り、春は必ず来る。

穏やかな冬は、心安らかに過ごすことはできるが、その代わり何も変わらない。前に進めない。

3年前がそうだったな。。当時の記事を見ていると、とりあえず穏やかな2月だが、今年はまだ始まったばかりだ、とある。

その年の終わりから、大きな変化が始まった。次の年も。

そのまた次の年、つまり今もまた、何かを変えなければいけないと思っている。

変わるのを待つよりは、自分から変えていきたい。とはおもうけど、なかなか難しくてね。。

 

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