欧州車(ガソリン車)は小さな大衆車であっても基本ハイオク指定となっている。これは、欧州におけるレギュラーガソリンのオクタン価が日本に比べ高く、欧州車はこれを基準にエンジンの設計をしているため、とされている。アメリカのレギュラーガソリンは日本のそれとほぼ同じため、アメリカ製の自動車はレギュラーでも差し支えない。また、日本車でハイオク仕様となっていても、実際にはレギュラーでも対応できる設計になっている場合が多いという。
欧州車についても、ここ20年ぐらいのものはコンピュータが点火時期を自動的に調整するので、日本のレギュラーガソリンを入れても直ちにおかしくなるこことはない。
というのが、ネット上で語られている定説だ。
そこから先は意見が分かれるようで、ずっとレギュラーを使って何の問題もない、という人、使うことはできるが燃費が悪くなるので(レギュラーの価格が安いからといって使うのは)意味がない、あるいは性能が落ちる、すぐに問題は起きなくても長期的にはエンジンを痛める、いろいろな説がある。
日本のレギュラーガソリンは欧米よりオクタン価が低いが、逆にハイオクガソリンはオクタン価が高く、高性能であるらしい。単価はレギュラーより10円ぐらい高い。ので、うな重を食べるときはいつも上を選ぶような人ならともかく、一般的な心理としてはちょっともったいない気がする。
車の試乗中にその話をしたら、車屋はレギュラーで全く問題ないです、派だった。担当メカニックに聞いても、通常の使用で差が出るようなことはないし、それがもとで故障の原因になることもない。元売りは(ハイオクには)洗浄剤とかが入っている、というけど、それなら用品店で自分で買って時々入れれば済む話だ、と。
はあ、そうですか・・と思って、今のところレギュラーばかり入れてますが、まあ確かに何かが困るということは経験していません。
ほとんどが買い物とか実家とかを往復する程度なので、エンジンもせいぜい2000回転ぐらいしか回さない。先日初めて高速を片道100キロほど走ったが、まあ普通に走れた・・。メーター読み110キロから120キロぐらいでシミ―が出るみたいなので、ホイールバランスを調整しないといけないと思ったが、それは別の問題だ。燃費はおそらく高速で13キロぐらい、町中を這いまわると6-7キロぐらいと悪いが、想定の範囲だ。
車を買う前にネットで読んだ記事も、レギュラーで問題ない派だった。ところが、今日なんとなくガソリン関係のことを調べていると、どの記事もレギュラーは使うべきではない、派の意見ばかり目につき、ちょっと面食らった。今は満タンにちかいけど、次はハイオク、入れてみますかねえ。
ただ・・、しょうじき「ほんとかねえ・?」という気はしますけどね。。欧州全体はもちろん、世界中には色々な石油事情の地域があるわけだし。
それに、どういう事情があるのか知らないが、日欧でガソリンの基準が異なるというのも、どこかの段階で調整すべきじゃないかと思うけどな。。おそらくその前にEV化が進んで、ガソリンはちょうど写真のフィルムみたいに、販売が縮小しちゃうのかもしれないけど。。