生活習慣病は食生活や喫煙など、日頃の生活上の習慣や癖によって引き起こされる重大な疾患のことらしい。
食べることには嗜好性があるから、甘いものや脂っこいものを好きな人は、傾向としてどうしても肥満に陥りやすいし、僕のようにストレス解消のために、のべつなにか食べている、などというのも一つの生活習慣だろう。
僕の場合、それほど極端ではなかったが、6月の健康診断で肥満傾向があるので、留意して経過を見守られたし、という診断がでた。実際、体重は過去最大を記録していた。ので、それ以来昼食をとるのをやめて、平日の昼休みはコーヒーを飲む程度にしている。もちろん、昨日も法事があったが、そういうつきあいのあるときは別だ。夕食は一切制限なし(逆の方、夕食を撮らない方がいいんじゃないか、と言う助言はずいぶんもらったが、なかなか難しいのだ、それだと)。体重は1日のうちにも増減があるが、一応この3ヶ月で、計測した最大値と最小値の差は7キロぐらいになった。まあ、7キロやせた。
本当はお菓子とかが大好きなのだが、まあそういうのはまさに生活習慣という感じで、買わなければ案外と我慢できるものだ。現代の普通の人は1日3食だが、これとて絶対的なものではない。ので、これも生活習慣と割り切れば、それほど無理なことでもない。幸い、オフィスでは連れだって食事に行く習慣がないので、ここまで続いてきたとも言える。毎日食事につきあうのが当然のオフィスでは、実現し得なかっただろう。
お菓子や、コンビニで売られているような調理品はとても安いし、入手もきわめて容易だ。レストランで食事をするのもたやすいことだ。バランスのとれた食生活を送るには、相応の知識と調理の技量、タイムマネジメントを含む強い自己管理能力、そして安易な食生活に比べると高い経済負担が必要だ。こんにち、それをきちんと実行することは、意志的に行わない限り難しいことのように思える。
それで、僕も本当は単にお昼を抜いて1日の総摂取カロリーを強制的に減らしているだけで、上記のような理想的な食生活にはなってはいない。だから、いずれリバウンドすることは覚悟しないといけないとは思う・・。
ただ、食べないようになって思ったことは、これまで自分は漫然と昼になれば何かを食べ(それも、ある程度ボリュームのあるものでないと後で困ると思い)、なにかの拍子に手持ちぶさたになると何かを食べ、という、まさに生活習慣としてものを食べていたのだな、ということに気がついたことだ。いままで食べていたことは、生命維持のための必然ではなかったのだ。
そして、この発見は他のこと、たとえばお金の使い方にも及ぶ。なんとなく気分転換に、目新しいものを買う習慣が僕にはある。なんだか、食べることとお金を使うことは、共通するものがある様に思えてきた。
では無駄遣いしないようになったかというと・・どうかな。ただ、先日スマホを機種変する時などは、なんとなく2年ごとに機種変するのも悪しき習慣かなあ、とずいぶん迷いはした。結局変えちゃったけど。