金曜日は終日雪が降っていたが、都心では日中積もることはなかった。
夕方、帰宅する頃になると、気温が下がり、地面がシャーベット状になってきた。
この町は風の流れが複雑だ。いわゆる、ビル風というやつだが、場所によって全く積もっていないところと、吹きだまりのようになっているところがあった。
このあたりは白っぽいが、多くの場所は水気の多い、シャーベット状の雪だ。
昨年のミッドタウンのイルミネーションの時もそうだったが、こういうときに使うカメラは夜景に強い(我が家比)ペンタックスQ10を使う。こういう雨の日はボディもぬれてしまうし、レンズフードを使っていないので、レンズ(プロテクトフィルターを使っているが)にも水滴がかかってしまう。めんどくさいので指でぬぐったりして・・。
小さいからとても使いやすいのだが、そんなことしていると、いつか壊れてしまいそうで怖い。
防塵防滴のカメラがほしい・・。
体は濡れるし、さすがに手が寒い。
イルミネーションと雪のコントラストは、見栄えがするが、このあと雪は容赦なく降り続ける。
雪はこんこんと降り続けた。
都心では翌日、雪が排水溝をふさぎ、道路が洪水状態になっていたようだ。
雪は風に舞い、視界を遮る。
より内陸にある自宅の周りは、こんなものではなかった。帰宅する頃にはもう北国のような風景だった。
これでまた、翌日は雪かきに忙殺されることになる。
雪がふると、ペン殿に雪を見せてあげる。見てごらん、雪だよ、って、全然見てないな。